こんにちは!「人と企業を幸せにする文化づくり」をサポートしているCultiveです!
「すぐに従業員が退職してしまう」「従業員のモチベーションを上げるにはどういった対策が必要?」と悩む企業も多いと思います。
従業員満足度や、モチベーションといった言葉は聞いたことがあるかもしれませんが、従業員エンゲージメントという言葉をご存じですか?
本記事では、企業における従業員エンゲージメントの重要性や、「アワード」といった社内企画が従業員エンゲージメントにどのような影響をもたらすかを紹介します。
アワードの取り入れに成功した会社も紹介するのでぜひ参考にしてください。
目次
従業員エンゲージメントとは?
従業員エンゲージメントとは、従業員が会社の企業理念を理解し、業績を向上させるために自発的に行動する、「会社に貢献したい」といった意欲を表す言葉です。
従業員エンゲージメントが高い企業は従業員が企業に対し愛社精神をもっている証拠です。
しかし、従業員エンゲージメントが低い会社は、従業員のモチベーションが低く、会社への貢献度も低いため、結果として企業の命運を左右されかねないという問題が懸念されます。
従業員エンゲージメントは上記で記載したように、企業に対する信頼の度合いや、企業とのつながりの強さを表す言葉ですが、定義があいまいという点があるので、企業それぞれが独自の定義をもつ必要があります。
従業員エンゲージメントが重要な理由
従業員エンゲージメントは従業員における会社への貢献の度合いや、愛着を持っている状態だと解説しましたが、ではなぜ従業員エンゲージメントが会社の命運を左右するのでしょうか。
従業員エンゲージメントが重要な理由を順番に解説します。
人材の流動化
近年、終身雇用が崩壊し、企業が従業員を定年まで雇い続けるといった慣習がなくなり始め、生涯会社に勤め続けるという従来の労働観念が薄れ始めてきています。
若い人の短期離職、転職や再就職で会社勤めが長続きせず、人材の流動化が激しくなってきているなかで、いかに優秀な人材を会社に引き止められるかが企業の未来にとって重要なポイントとなります。
その点、従業員エンゲージメントが高い従業員は、現在の所属会社への帰属意識が強いため、退職リスクも低いという結果になっています。
このような結果から従業員の離職を避けるために、従業員エンゲージメントの向上を意識する企業も多いです。
各個人におけるキャリアの自立化の推奨
近年では、発達したAIの社会浸透や、市場の国際化、消費者ニーズの多様化といった非常に変化の激しい時代となっています。
こうした先の読めない社会において、その変化に柔軟に対応できるような社員一人ひとりの自発的な行動や、スキルのアップデートが求められています。
そういった点で従業員エンゲージメントを高め、従業員のキャリア自立を促し、成長スピードを高めるといった目的をもつことが重要です。
コミュニケーションの非対面化
新型コロナウイルスの影響で会社出勤ではなく、リモートワークによる作業化が浸透しつつあり、対面によるコミュニケーションの場が減少しているという背景があります。
社内の従業員同士のコミュニケーションが極端に少ない状態では、従業員は「会社に必要とされているのだろうか」「自分の仕事は正当に評価されているのか」といった不満を抱きかねません。
その結果、従業員エンゲージメントは低下し、予期せぬ退職を引き起こすといったリスクもあるので、改善して高めていくことが大切になります。
なぜアワードで従業員エンゲージメントが上がる?
アワードとは社内表彰式のことを指し、従業員エンゲージメントを高める場として設けられている企業が多いです。
ここではそのような、アワードと従業員エンゲージメントの関係性について解説します。
アワードとは
そもそもアワードとは、高い業績を上げた従業員に対し表彰する施策で、全従業員に公平かつ正当な評価を行うことで会社への信頼が増し、受賞者とその周囲のモチベーションや従業員エンゲージメントを向上させるといった目的で導入されています。
アワードの開催は、従業員のやる気やモチベーションを会社の業績に直接的に影響を与えるといわれており、従業員が受賞という目的をもって業務に取り組めるのが特徴です。
また、数字的達成度だけでなく、その過程や努力姿勢を表彰対象とすることで従業員のモチベーションの向上効果も見込めます。特に、会社の経営理念や行動指針に即した行為を表彰することで、理念浸透などの働きも持たせることができます。
アワードのもたらす効果
こうしたアワードは対外PRに活用することで人材獲得の効果も期待できます。
ビジョンやバリューに基づいた行動を表彰することで、自社の理念を発信できるだけでなく、そういった行動を公平に評価する会社だというPRにもなります。
企業の社会的価値や、自身が働くことへのやりがいを求めている若い世代を獲得するうえでは効果的な方法といえるでしょう。
アワードを開催するポイントは?
アワードは導入するだけで成果が出るわけではなく、その目的を明確にしたうえで運用することが大切です。
アワードを開催するうえでのポイントについて、順番に解説します。
表彰基準を明確にする
アワードを効率的に運用していくためには従業員の評価基準を明確にすることが大切です。
せっかくの表彰なのにその基準や制度に偏りがあるとかえって従業員の不満を高めてしまいます。アワードの公平性や透明性を打ち出し、選考基準を明確にし、人選に偏りを出さないようにしましょう。
また人選だけでなく、アワードの表彰内容が企業理念や、ビジョンに沿った内容かどうかも重要な基準になるので、その点に関してもズレや矛盾が生じていないかよく確認する必要があります。
誰もが納得できる選考基準になって初めて、従業員が表彰されることを目指して頑張ろうという活力に繋がります。
投票制にする
社長や役員などの経営メンバーが表彰者を決めるだけでなく、あえて従業員の投票制で決めるのもポイントの1つです。
表彰者を決める人が毎年同じだと、経営陣の判断基準がわからず、受賞者に偏りが生まれる可能性があり、従業員による不満が増えるリスクがあります。
投票制にすれば、従業員が互いの功績を認めあうという意味も含め、不公平感がなくなり、会社全体でアワードを盛り上げられます。
従業員が喜ぶ景品を用意する
アワードを盛り上げるには、従業員が喜ぶ景品を用意するのも大切です。
用意する景品を選ぶポイントとしては、「もらってうれしいもの」「モチベーションがあがるもの」といった点を考慮して選ぶといいでしょう。
他にも、毎年受け継がれていく優勝トロフィーや優勝旗などを用意することで、アワード全体の格式を高め、全員共通の目標として定着させることもできます。
アワードの成功事例
様々な企業がアワードを導入するなか、特にアワードにおいて成功している企業があります。
ここでは、特に成功事例のある3社がどういったアワードを掲げているか紹介します。
株式会社ローソン
ローソンでは、「ローソンチャレンジアワード」「社長賞」「グッジョブ賞」と企業独自の3つのアワードがあります。
ローソンチャレンジアワード通称「Lチャレ」では、現場で活用している仕事の工夫や、業務改善、新たなアイデアなどを「実行」した1年間の取り組みを厚め、発表し表彰する制度です。
社長賞は、従来にない独自の発想でチャレンジした方や、成果を残したチームを部門責任者が推薦し、社長による選定によって決定され全社朝礼で表彰式が行われます。
グッジョブ賞は社長賞の部門責任者版であり、部門責任者が半期ごとに個人・チームを選定し本部内で表彰するアワードのことです。
全従業員からの専攻だけでなく、部門ごとにもアワードがあるので、従業員のモチベーションの向上にも繋がっています。
楽天株式会社
楽天株式会社には、楽天アワードという独自のアワードがあります。
月に1度、会社に貢献した従業員を表彰する制度で、従業員全員で仲間の活躍をたたえるだけでなく、受賞者の成功事例をもとに自分の仕事に生かせる要素を考え、学ぶ機会の場にもなるのが特徴です。
成功者の事例を惜しみなく会社全体で共有しあうことで、グループの活性化や個人のキャリアアップにもつながっています。
その他にも、楽天アワードの新人版「楽天新人賞」という賞もあり、この賞は新入社員のモチベーションにも繋がるほか、企業においては人材育成という観点で評価されています。
また、受賞した従業員から「これからも一層貢献できるように努めたい」「業務に対してのモチベーションが上がった」というポジティブな声が上がっているのも楽天独自の強みです。
株式会社サイバーエージェント
サイバーエージェントでは、半期に1度全従業員の中から最も活躍した個人、チーム、プロジェクトなどの表彰式を行う全社総会を開催しています。
アワードを大々的なイベント化させ、報酬もオリジナルトロフィーや従業員が目指したい、立ちたい舞台としてモチベーションを向上させるのが特徴です。
また、毎月の部署表彰では、その月に活躍した個人、チーム、プロジェクトなどを表彰し、受賞者には金銭インセンティブといった報酬もあるので、互いに切磋琢磨しあう環境のなかで受賞を目指すチーム力の向上を促進し、従業員のモチベーションにも繋がっています。
まとめ
今回は従業員エンゲージメントと、それに対するアワードの重要性について紹介してきました。
従業員エンゲージメントはこれまで日本ではあまり浸透していなかったこともあり、あまり重視されていませんでしたが、若者の離職率の高さやリモートワークの普及といった変化の中で、従業員エンゲージメントを高める取り組みは注目を集めています。
従業員エンゲージメントを上昇させ、働きやすい環境を整えていくために、アワードを有効的に活用していきましょう。
また、Cultiveではさまざまな表彰式の企画・運営に実績がございます。
長年オリジナルウェディングで「心が震える瞬間」を作り上げてきたメンバーが、経営者や会社の想いから深くヒアリングし、従業員に心から喜んでもらえるイベントをご提案いたします。
導入をご検討中の方はぜひCultiveまでご相談ください。
この記事を書いた人
小名木 直子
Producer
オリジナルウェディングのプロデューサーとして多くのイベント企画に携わる。小人数〜200人規模のイベントを得意とする。職場の中でどれだけ心が動く瞬間があるかで人生の幸福度が変わることを実感し、多くの人にCultiveのサービスが届くようWEBサイトの監修も担う。
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