参加率が減少傾向?若手が参加したくなる忘年会とは?

2023.03.28
参加率が減少傾向?若手が参加したくなる忘年会とは?

組織のチームワークを高める上で社内イベントは欠かすことのできない施策の一つです。その中でも忘年会は一年間の慰労の場であり、モチベーション高く新年を迎えるためにも大切にしたい機会です。

しかし、その一方で堅苦しい社内イベントへの参加を億劫に感じる人が多いのも事実です。特に、若い世代の人たちにおいては、会社の飲み会や忘年会を半強制的に感じ、敬遠するというのもよく聞く傾向ではないでしょうか。

2022年に行われたアンケート結果によると、職場・仕事関係の忘年会に「参加したくない」人は59.1%、「あまり参加したくない」は18.6%と、8割近くもの人が参加したくないと答えました。

引用元:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2211/25/news118.html

しかし、社員のモチベーションを見守るマネージメント側からすれば、社内イベントはコミュニケーションやエンゲージメントの観点からも大事にしたいというジレンマもあります。こういった社内イベントへの参加意欲を高めるためにはどうすればいいのでしょうか?

この記事では、忘年会を敬遠する若者の心理的傾向や、若者が参加したくなるような忘年会開催のポイントをご紹介いたします。

組織のエンゲージメントについて頭を巡らせている方々の参考になりますと幸いです。

SNSで話題の「#忘年会スルー」とは?

「#忘年会スルー」というハッシュタグをご存知でしょうか?主に若い社会人を中心にtwitterで使用され、忘年会に行きたくないという彼らの正直な気持ちが多く投稿されています。その多くに、「上司の話を聞かされるのが苦痛」「自費参加が嫌だ」「飲み会に行くよりも家でゆっくりしたい」といった気持ちが吐露されています。

若い世代の正直な気持ちを知り、忘年会が敬遠される理由や、そこに隠されている心理を把握しておくことも、社員のモチベーションをマネージメントする上で大切な視点と言えるでしょう。

参加しない若者の心理

社内の飲み会や忘年会へのネガティブな意見としてよく挙げられるのは、「上司との酒席は気を遣う」「業務時間外はなるべくプライベートな時間にしたい」「上司や先輩の話ばかり聞かされて疲れる」などがあります。

新型コロナ流行の影響や働き方の価値観変容から、会社と社員の関係性も変わりつつあります。これまでのように会社が社員を終身雇用し、家族同然の関係を持つという価値観は薄れています。若い世代の人たちは会社と自分の時間を切り分け、プライベートで楽しめる時間をより重視する傾向にあります。

こうした価値観の変化に合わせるためには、彼らがワクワクするような社内イベントを企画し、能動的に参加してもらえるような工夫が必要となります。

コロナ化で変化が?対面でのイベント開催を望む傾向も

一方で、対面でのリアルイベントを希望する声も出ています。新型コロナによりテレワークや在宅ワークが当たり前となり、社員同士のコミュニケーション自体が減少傾向にあります。数少ない社内イベントの機会に、同じ空間で触れ合うことで、日頃の業務における連携を良くしたいという想いが高まっていることも事実です。

参加したくなる忘年会のコツ

若い世代の価値観変容に応え、満足度の高い忘年会を開催するためにはどのようなポイントを押さえればいいのでしょうか。忘年会で工夫できる代表的な例をいくつかご紹介します。

内容

忘年会への参加意欲を高めるには、「普段とは少し違った会」であることをアピールすることが大事です。「いつもの飲み会と違う」「参加したら楽しそう」と思ってもらえるような企画を立てましょう。

忘年会に期待するポイントとしては、「普段関わらない部署・人と会話ができる」「美味しい食事が楽しめる」「業務を離れてリラックスして参加できる」ことなどが挙げられます。期待に応えられるようなコンテンツを用意しましょう。

  • チーム制のゲームや交流タイムを設ける
  • 豪華な景品を用意する
  • 充実した食事をアピールする
  • 自由参加であることを強調する

などの情報を告知に盛り込んで、カジュアルに楽しめる場であることを伝えましょう。

開催時期

大勢が参加する忘年会の日取りはアンケートで決めるのがいいでしょう。経営者や役職者など、主要人物に参加可能な日程を確認し、その候補の中で最大数の社員が集まれそうな日程を決めましょう。

忘年会時期は会場の予約が埋まりやすいので、候補日程だけでも早めに決めておくことをおすすめします。

会場

日程の候補が決まったら早めに会場探しを始めましょう。居酒屋のような通い慣れた店でなく、普段の飲み会とは雰囲気の違う会場を選ぶことで特別感をアピールして参加意欲を高めることもできます。予想される参加人数、職場からのアクセス、食事内容、予算などと照らし合わせながら、参加者のモチベーションが高まるような会場を探しましょう。

また、コンテンツに必要な設備があるかもチェックしましょう。会中にムービー上映や出し物の予定があるなら、プロジェクターや音響設備が整っているかを確認しましょう。

実践できそうなアイデア

以下のようなコンテンツは、普段と少し違う忘年会演出として人気がある代表的な例です。盛り込めそうなアイデアをアレンジしてみましょう。

アナログゲームを楽しむ

ボードゲームなどのグループで楽しめるゲームを用意します。世代に関係なく、比較的誰でも楽しみやすいものなのでコミュニケーションも生まれやすくなります。

社員が登場するエンターテイメントムービー

みんなで一緒に見れるムービーはコンテンツとしても最適です。一年を振り返ったり、新しい年度に向けての抱負を語るなど、社員一人ひとりがピックアップされるような内容にすることで、あらためてお互いを深く知る機会ともなります。

豪華景品をかけたクイズ

チーム制で参加できるクイズ大会もコミュニケーションを活発にするために有効なコンテンツです。豪華な景品を用意すれば期待感も上がり、参加者も盛り上がりやすくなります。会社にゆかりのある内容のクイズを出してエンゲージメントに繋げたり、社員の意外な一面をクイズにしてチームワーク向上のきっかけとしたり、設問を工夫することで様々な効果を期待できます。

ミニ表彰式

従来の社内表彰式では扱わないような、社内風土を活かした部門の表彰を行うのもエンゲージメントに繋がります。例えば、「一年間で一番笑顔だった人」「さりげない優しさコンテスト」など、業務成績と関係のない、社員の人柄を評価するような表彰もユニークな手法です。数字的成果だけでなく、お互いのキャラクターを称賛し合うような機会を創出できれば、その後のエンゲージメントにも好影響を期待できます。

 

いかがでしたでしょうか?

若手社員にも参加してもらいやすい忘年会にするには、堅苦しくない場にすることが大切です。みんなが楽しめてワクワクできるような企画を考案し、チームワークやモチベーションが向上した状態で新年を迎えられるように挑戦してみてください。

なお、Cultive(カルティブ)では忘年会やキックオフパーティーをはじめとする様々な社内イベントの実績があります。参加者の心に残り、モチベーションが高まるようなイベントを企画段階からサポートいたします。お悩み中の方はぜひご相談ください。

 

この記事を書いた人

小名木 直子
小名木 直子

Producer

オリジナルウェディングのプロデューサーとして多くのイベント企画に携わる。小人数〜200人規模のイベントを得意とする。職場の中でどれだけ心が動く瞬間があるかで人生の幸福度が変わることを実感し、多くの人にCultiveのサービスが届くようWEBサイトの監修も担う。

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