
採用活動にあたり、多くの企業が企業説明会の開催を周知するチラシを作成しています。
企業説明会チラシは情報を明確かつ魅力的に伝える役割を持つため、活用することでより多くの学生の参加を促せる可能性があります。
この記事では、企業説明会チラシの作成メリットから具体的Aな作り方、テンプレート活用時の注意点まで、チラシ作成に必要な情報を分かりやすく説明します。
採用活動に役立つ企業説明会チラシを作成するために、ぜひ参考にしてください。
目次
企業説明会チラシを作成するメリット
まず、企業説明会チラシを作成するメリットについて知りましょう。
チラシ作成のメリットを知ることで、伝えるべき情報や見せ方が明確になり、受け手にとって価値あるチラシが作成できます。
- ブランディング効果が期待できる
- 正確な情報を提供できる
- コスト効率が良い
それぞれ詳しく解説します。
ブランディング効果が期待できる
企業説明会チラシは、企業のブランドイメージを伝えるのに適したツールです。
チラシのデザインや色使いを工夫することで、企業の個性や魅力を視覚的に表現できます。また、企業理念や事業内容をわかりやすく伝えることで、学生に企業の特徴を理解してもらいやすくなります。
特に新卒採用では、企業の第一印象が重要です。企業の特徴が魅力的に表現されたチラシは、学生からの認知度と期待感を高め、採用活動全体によい影響をもたらす可能性があります。
正確な情報を提供できる
企業説明会チラシは、必要な情報を正確かつ確実に伝えるのに役立ちます。
企業説明会の開催日時や場所、参加方法などの重要な情報を、チラシ1枚にまとめることが可能です。そのため学生は、説明会について疑問がある場合はチラシを確認することで解消でき、参加するかどうかの判断もしやすくなります。
また、チラシは手元に残るため、あとから内容を見直したり、友人と情報を共有したりする際にも利用できます。
コスト効率が良い
企業説明会チラシは、比較的低コストで制作できる広報ツールです。
紙の種類や納品までの日数によっても異なりますが、以下が印刷費の目安となります。
<A4サイズ・両面フルカラー・2,000部を印刷した場合>
A社 | 約10,200円(税込) (1枚あたり約5.1円) |
B社 | 約13,300円(税込) (1枚あたり約6.7円) |
C社 | 約21,000円(税込) (1枚あたり約10.5円) |
なお、デザインや撮影などもあわせて依頼した場合は追加で費用が発生しますが、より高品質なチラシを手間をかけずに制作できるメリットがあります。
企業説明会チラシを作成するときのポイント
企業説明会チラシを実際に作成する際には、盛り込む情報とデザインのバランスを取りつつ、最終的には企業側の求める行動を促す必要があります。
ここでは、企業説明会チラシを作成する際におさえておきたい4つのポイントを紹介します。
- ターゲットに合わせた魅力的なデザインを採用する
- 明確なメッセージを盛り込む
- 必要な情報を簡潔にまとめる
- 行動を促す工夫をする
順番に見ていきましょう。
ターゲットに合わせた魅力的なデザインを採用する
企業説明会チラシは、ターゲットとなる学生の目を引くデザインにします。
色使いやフォントなどを企業イメージに合わせながら、明るく親しみやすい印象やスタイリッシュな印象など、学生に好まれやすいデザインを採用しましょう。
また、情報が一目でわかるよう、図や写真を効果的に使いつつ、文字の大きさやレイアウトを工夫することも大切です。
明確なメッセージを盛り込む
企業説明会チラシには、企業の魅力や説明会の目的を簡潔かつ明確に伝えるメッセージを盛り込みます。
例えば「未来を創る仲間を募集中」「成長できる環境があなたを待っています」などの、興味を引きやすいキャッチコピーを考えましょう。目を引く内容にすることで、企業の個性や価値観を伝える手段としても役立ちます。
また、「実際の職場を見学できる」「若手社員と直接話せる」など、説明会で得られるメリットを具体的に示すことで、学生の参加意欲を高めることも可能です。
必要な情報を簡潔にまとめる
チラシには、説明会への参加に必要な情報を漏れなく掲載する必要があります。
基本情報として、企業名や説明会の開催日時、会場(オンラインの場合はその旨)、参加方法、連絡先は必ず記載します。文章は簡潔にまとめ、箇条書きや表を活用して読みやすさを重視しましょう。
ただし、情報を詰め込みすぎると視認性が低下するため、適度な情報量に抑えることも大切です。
行動を促す工夫をする
最後に、企業説明会チラシを見た学生が次のアクションを起こしやすいよう、適切な導線を設計することも重要です。
具体的には、「今すぐ申し込む」「詳細はこちら」などの行動を促す文章とともに、QRコードやWebサイトURLなどへのアクセス手段を明記する方法があります。
また、申し込み期限や定員数を明記することで、早めの行動を促せます。「先着◯名様」「申し込み締切:◯月◯日」といった表現を効果的に使い、参加検討者に次の行動を促しましょう。
企業説明会チラシに載せる内容
企業説明会チラシでは、学生にとって必要な情報が網羅されている必要があります。具体的には、以下の3つの情報を必ず掲載します。
- 説明会の概要
- 企業情報
- 求人情報
なお、情報をどこまで詳細に記載するかについては、説明会の内容や自社の状況に合わせて判断しましょう。
説明会の概要
企業説明会の概要は、参加を検討する学生が最も知りたい情報のひとつです。
記載する内容として、以下の項目が挙げられます。
- 日時
- 場所
- 参加方法
- 持ちもの
- 服装の指定
- プログラム内容
- 問い合わせ先(電話番号やメールアドレス、担当者名)
詳細を記載することで、参加を検討している学生が迷わず行動できるようになります。
なお、近年はオンラインで企業説明会を開催する企業も増えています。オンライン開催の場合はその旨と、参加に必要な環境についても記載しておきましょう。
企業情報
企業情報は、チラシを受け取った学生が、企業が大切にしている価値観や将来の方向性を理解するのに役立ちます。
具体的には、以下の内容が該当します。
- 会社概要(設立年や従業員数など)
- 沿革
- 事業内容
- 企業理念やビジョン
「創業50年の歴史」「革新的な技術で業界をリード」などの具体的な表現を用いたり、数字で表せる業績や受賞歴があれば、それらも活用したりするとよいでしょう。
ただし、情報が多すぎると本当に伝えたい情報が埋もれてしまうため、簡潔にまとめることも大切です。
求人情報
求人情報は、就職活動中の学生にとって関心の高い項目です。記載する内容として、以下が挙げられます。
- 募集職種
- 求める人材像
- 給与
- 福利厚生
募集職種や仕事内容を具体的に示し、どのような人材を求めているのかを明確にすることで、学生の応募意欲を高める効果が期待できます。例えば、「グローバルに活躍したい方」「新しいことにチャレンジしたい方」などの表現で、求める人物像を示せます。
給与や福利厚生などの待遇面も学生の興味を引きやすいポイントです。詳細は説明会で伝えることとし、チラシには特徴的な制度や充実した研修制度などをアピールポイントとして記載するとよいでしょう。
企業説明会チラシの作成手順
ここでは、実際に企業説明会チラシを作成する手順を、5つのステップで解説します。
- 目的とターゲットを明確にする
- 記載する情報を整理する
- 素材を集める
- デザインを作成する
- 印刷する
順番に説明していきます。
目的とターゲットを明確にする
企業説明会チラシを作成する際は、まず、目的とターゲットを明確にしましょう。
例えば、「特定地域の学生向け」「理系学生限定」「留学生向け」など、対象とする学生層によって、伝えるべき情報や表現方法が変わってきます。
また、「エンジニア職の採用を強化したい」「営業職の募集に力を入れたい」といった採用目的も、チラシの内容に大きく影響します。
この段階で企画が曖昧だとのちの工程で迷いが生じるため、しっかりと整理しましょう。
記載する情報を整理する
次に、チラシに掲載する情報を整理します。
この記事の「企業説明会チラシに載せる内容」を参考に、説明会の概要・企業情報・求人情報の3種類から、掲載する情報を細かく挙げていきます。その後、それぞれの情報をどの程度詳しく掲載するか検討します。
情報を整理する際は、就職活動中の学生の視点で優先順位をつけることが大切です。チラシのスペースは限られているため、重要度の高い情報から順に配置するようにしましょう。
素材を集める
チラシに掲載する情報が整理できたら、チラシに使用する素材を準備します。
デザインにより必要な素材は異なりますが、オフィスや社員の写真、企業ロゴ、製品やサービスの画像、説明会会場の地図やQRコードなどを用意しておくとよいでしょう。
企業理念やキャッチコピー、説明会の詳細な内容などの文章もあわせて準備しておくと、その後のデザイン作成をスムーズに進められます。
なお、素材を集める際は、著作権や肖像権に十分注意を払い、必要に応じて許可を得ておく必要があります。
デザインを作成する
素材が揃ったらデザイン作成に移ります。
チラシのレイアウトは、重要な情報から順に目に入るように設計します。例えば、企業名やキャッチコピーを大きく目立つ位置に配置し、その下に説明会の詳細情報を記載するといった具合です。
色使いは企業カラーを基調としながら、与えたい印象を考慮して選びます。文字の大きさや行間、余白にも気を配り、読みやすいデザインを心がけましょう。
デザインを作成したら、誤字脱字や記載している情報の正確性を複数人で確認します。
印刷する
最後に、完成したデータを印刷します。
デザインどおりのチラシが完成するよう、用紙の質や色の再現性などにこだわり、適切な印刷方法を選びましょう。
チラシ作成で無料テンプレートを使用するときの注意点
企業説明会チラシを作成する際に、無料で利用できるテンプレートを活用しようと考えている方も多いかもしれません。
無料テンプレートは手軽にデザインを作成できる便利なツールですが、使用に際しては以下の点に注意が必要です。
- 利用目的や範囲が限定される場合がある
- デザインの自由度が制限される
- 編集の手間がかかる
それぞれ詳しく説明します。
利用目的や範囲が限定される場合がある
無料テンプレートには、利用目的や範囲に制限が設けられている場合があります。
例えば、商用利用が禁止されているテンプレートや、特定の条件下でのみ使用可能なものも少なくありません。そのため、無料テンプレートを使用する前に、必ず利用規約を確認する必要があります。
規約に違反してテンプレートを使用するとトラブルにつながる恐れもあるため、注意が必要です。
デザインの自由度が制限される
無料テンプレートを使用すると、デザインの自由度が制限されることがあります。
あらかじめレイアウトや配色が決まっているため、企業のブランドカラーや独自のデザインコンセプトを反映させるのが難しい場合があります。また、同じテンプレートを利用したチラシがあった場合、似たようなデザインになりやすい点も課題です。
企業イメージが反映された独自性あるチラシを作成したい場合には、テンプレートの使用ではなく、完全オリジナルデザインの検討をおすすめします。
編集の手間がかかる
テンプレートは便利ですが、自社の内容に合わせて編集する際に手間が生じます。
テンプレートのテキストや画像を置き換える際、レイアウトが崩れたり、フォントが変更できなかったりするなど、さまざまな問題が発生する可能性があります。
また、印刷会社によっては特定のフォーマットや解像度が求められる場合もあるため、仕様に合わせてデータを保存する準備も必要です。
特にデザイン作成に不慣れな場合は、想定以上に時間がかかることがあります。「無料テンプレートを利用するから手軽」とは限らないため、余裕を持ってスケジュールを組むようにしましょう。
まとめ
企業説明会の開催を周知するチラシは、採用活動に欠かせないツールです。魅せ方を工夫することで企業の魅力や特徴を周知し、優秀な人材を惹きつける効果が期待できます。
しかし、チラシの作成には、掲載する情報の選定やデザインの作成など、多くの工程があります。また、一見手軽に利用できそうな無料テンプレートも、利用規約の確認やデザイン編集の制限など、いくつかの点に注意が必要です。
採用活動における不必要な手間を減らしつつ、より多くの学生にアピールするために、プロによるサポートを検討してはいかがでしょうか。
Cultiveでは、企業イベントの企画から運営までを一貫してサポートするサービスを提供しています。企業説明会においても、チラシ作成から採用イベント当日の運営まで、課題やご予算に合わせたお手伝いが可能です。
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