こんにちは!「人と企業を幸せにする文化づくり」をサポートするCultiveです!
企業にとって、メンバーの高いモチベーションを維持することは重要な課題です。高いモチベーションは個々人のパフォーマンスを上げるだけでなく、ひいては業績全体、会社の未来に繋がる大切な要素となります。
では、モチベーションを維持するためにはどのような工夫が必要なのでしょうか。
この記事では、モチベーションマネジメントの事例や手法についてご紹介します。
モチベーション低下の原因や、向上させるためのポイントを解説しますのでぜひご参考にしてください!
目次
モチベーションとは
モチベーションとは、行動するために必要となる動機や意欲のことです。多くの場合、モチベーションは個人の心理的な要因によって決まります。
たとえ同じ業務や同じ目標を与えられても、それをモチベーションに変換できるかどうかは個々人の感性や状況によって変わります。
また、たとえ同じ人物・同じ目標であっても、タイミングや状況が変われば感じ方も変化します。
本人でさえ推し量れないような意欲の変化を、安定させ、高めていくことが組織マネジメントには重要になります。
モチベーションマネジメントとは
モチベーションマネジメントとは、自分や他者のモチベーションを高めるための方法や技術のことです。
モチベーションマネジメントは、自己管理やリーダーシップにおいて重要なスキルであり、自己肯定感や自信を高めることにも繋がるので、パフォーマンス向上の効果も期待できます。
このモチベーションマネジメントには、内発的動機づけと外発的動機づけの2つのタイプがあります。
内発的動機づけ
内発的動機づけとは、自分の内側から湧き出るモチベーションのことです。
内発的動機づけは、仕事に対する興味や関心、楽しさや満足感、挑戦や成長などの要素によって引き出され、自律性や主体性を高める効果があります。
また、自発的に獲得した動機は長続きしやすいというのも大きな特徴です。
内発的に身についたモチベーションは簡単に失われるものでなく、長期間に渡って当人の行動意欲を高めてくれることが期待できます。
内発的動機づけを高めるには、以下のような方法があります。
- 自分の仕事に対する目的や価値を明確にする
- 自分の仕事に対する適切な反応や評価を得る
- 自分の仕事に対する選択肢や自由度を増やす
- 自分の仕事に対するスキルや知識を向上させる
- 自分の仕事に対する難易度や目標を適切に設定する
外発的動機づけ
外発的動機づけとは、自分の外側から与えられるモチベーションのことです。
外発的動機づけは、報酬や罰、認知や承認、期待や圧力などの要素によって引き出され、行動や成果に対するインセンティブやコントロールを高める効果があります。
外発的動機づけは万人に適応しやすく、即時的にモチベーションを上げられることが期待できます。その反面、そのモチベーションは長続きしづらいと考えられています。
外発的動機づけを高めるには、以下のような方法があります。
- 仕事の成果に対する報酬や罰を明確にする
- 仕事の成果に対する認知や承認を与える
- 仕事の成果に対する期待や圧力を伝える
- 仕事の成果に対する規則や基準を設定する
大事なのは2つのバランス!
モチベーションマネジメントにおいて重要となるのは、即時的な効果のある外発的動機づけを、いかに内発的動機に変換させていくかです。内発的な動機として個人の中に定着すれば、それは長期間パフォーマンスを発揮するモチベーションとなるかもしれません。
それぞれの動機づけの特徴やメンバーの状況を読み取りながら、適した施策を回していくことが大きなポイントとなります。
モチベーション低下の原因は?
どれだけ高いモチベーションを獲得できても、その状態を維持することは困難です。せっかく獲得したモチベーションも、低下してしまうと仕事に対する意欲ややりがいが薄れてしまいます。
では、モチベーション低下はどのように起きるのか。その原因を見ていきましょう。
業務が多忙すぎてワークライフバランスが崩れている
仕事が忙しすぎると、ストレスや疲労が溜まり、プライベートな時間や趣味などが失われて気持ちのリフレッシュができなくなります。
これらは、モチベーションを低下させる要因であり、ワークライフバランスが崩れると、仕事に対する満足感や幸福感が減少し、仕事に対する集中力や創造力も低下してしまいます。
職場の人間関係が悪い
業務環境もモチベーションに関わる大きな要因の一つです。。特に、職場の人間関係が悪いと、コミュニケーションや協力がうまくいかなくなります。
職場のコミュニケーションは仕事の効率や品質に大きく影響するだけでなく、会社に対する信頼や帰属意識にまで関わる重要な課題です。
将来像が不透明
仕事に対するモチベーションを保つためには、将来に対するビジョンや目標が必要です。
自分の仕事がどのように将来につながるのか、どのようなキャリアパスがあるのか、どのようなスキルや資格が必要なのかなど。将来像が明確であれば、仕事に対する意義を感じることができます。
また、会社の掲げる未来像や社会的価値も同じように先行きを暗示するものです。
会社の理念が発信されていない、理念と現状に乖離がある、会社の未来像に共感できないといった状況も、メンバーのモチベーション低下に関わる要因となります。
努力しても処遇に反映されない
誰しも、自分の仕事が正当に評価され、適切な報酬が得られれば、仕事に対する満足感や自信を高めることができます。
しかし、努力しても処遇に反映されない場合、仕事に対するモチベーションも低下します。努力しても処遇に反映されないと、仕事に対する不公平感や不信感が増加します。
事業や業務へのやりがいを感じられない
自分の仕事が社会や組織にとって価値のあるものであると感じれば、仕事に対する誇りや情熱を持つことができます。
しかし、事業や業務へのやりがいや貢献感を感じられない場合、仕事に対するモチベーションが低下し、仕事に対する無関心や無気力が増加します。
モチベーションを向上させる取り組み
モチベーションが高い社員は、仕事に対する情熱や責任感が強く、生産性や創造性が高まります。
では、社員のモチベーションを向上させるためには、どのような取り組みが有効なのでしょうか?事例とともにモチベーションを向上させる取り組みを紹介します。
経営理念と事業/業務との接続を強める
経営理念を明確にすることで、社員は自分の仕事がどのように社会に貢献しているのか、どのようなビジョンに向かっているのかを理解できます。
経営理念と事業/業務との接続を強めるためには、以下のような手法が有効です。
- 会社の現状を反映し、全社的にモチベーションが上がるように理念を精査する
- 理念を浸透させるためのインナーブランディングを強化する
- 理念に沿った業績や成果を評価し、フィードバックする
バリューを反映させた表彰制度を整備
バリューを明確にすることで、社員は自分がどのように振る舞うべきか、どのような人材になるべきかを理解できます。
バリューを反映させた表彰制度を整備するためには、以下のような手法が有効です。
- バリューを社員に周知し、浸透させる
- バリューに基づいた表彰基準や方法を策定し、社員に共有する
- バリューに沿った行動や成果を定期的に認知し、称賛する
- バリューに反する行動や成果を指摘し、改善する
社内コミュニケーションを活性化
社内コミュニケーションを活性化することで、社員は自分の仕事に対するフィードバックやサポートを得ることができます。
社内コミュニケーションを活性化するためには、以下のような手法が有効です。
- 定期的なミーティングの実施
- オープンスペースの活用
- 社内SNSやコミュニケーションツールの導入
- ランチミーティングやコーヒーブレイクの推奨
- 社内イベントやチームビルディング活動の実
社内DXを推進
モチベーションが低下する要因の一つに、ワークライフバランスの崩れがありますが、ワークライフバランスの改善に社内DXを推進することも有効な手段の一つです。
オンラインツールの導入によるリモートワークの定着や、リモートワーク時のコミュニケーション活性のためのチャットツール導入などが挙げられます。
まとめ
モチベーションマネジメントは、仕事のパフォーマンスだけでなく、私たちの日々の生活においても非常に重要な要素です。
モチベーションは個々人の抱える事情や状況によっても変化し、心と身体のコンディションによっても変わります。
一人ひとりに向き合い、労働環境や人間関係に目を向けながら社内文化を整えていくことが、高いモチベーションを維持するためのポイントとなります。
この記事で紹介した内容を参考に、モチベーション向上の施策に取り組んでみましょう!
また、Cultiveではモチベーションとエンゲージメントに繋がるような社内イベント、カルチャー施策、表彰式イベントの実績がございます。
全社的なヒアリングを通した課題の洗い出しから始まり、会社の想いや理念に寄り添うようなオリジナル企画のご提案を通して、企業の課題解決をサポートしています。
お困りごとがあったらぜひ一度、Cultiveにご相談ください。
この記事を書いた人
小名木 直子
Producer
オリジナルウェディングのプロデューサーとして多くのイベント企画に携わる。小人数〜200人規模のイベントを得意とする。職場の中でどれだけ心が動く瞬間があるかで人生の幸福度が変わることを実感し、多くの人にCultiveのサービスが届くようWEBサイトの監修も担う。
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