こんにちは。企業の文化醸成をサポートするCultiveを運営しているスペサンです。
社内広報担当者の仕事として、社内報や自社サイトなどで社内インタビューを実施する機会は少なくありませんよね。
魅力的なコンテンツ発信はモチベーションやエンゲージメントを高め、社内のコミュニケーションの活性化にも繋がります。そのためにも、コンテンツの完成系をイメージして事前準備をし、取材をすることが重要となります。
今回は、インタビューを行うにあたって必要なステップやポイントをわかりやすくご紹介します。
目次
インタビューは事前準備が成功の鍵!
取材は準備が8割とも言われるほど、事前にどれだけ完成した記事を想定できるかで目的を達成できるかが変わってきます。
事前準備で必要なポイントを押さえて取材当日を有意義なものにしていきましょう。
取材対象者を決める
インタビュー記事の目的はその題材に対しての興味を促し読者に対して理解や満足感を持ってもらうことです。また同じ社内のメンバーのアクションや想いを知ることでモチベーションアップにも繋がります。
そのため、取材した題材に対して知見が深い人やわかりやすく伝えることが得意な人、質問の意図に対してあまりズレない人選も実は重要です。
記事の構成イメージを作成する
ただインタビュイー(回答者)からの話をまとめるのではなく、どんな記事を制作したいかという前提でインタビュアーがハンドリングすることも大事です。
そのための準備として、まずは記事になった時の仮タイトルや話の流れ、結論、レイアウトなど読み物として一連の構成を考えておきます。
また、撮影を伴う取材の場合には必要な画角やカット数などを事前に想定してカメラマンに伝えておきましょう。
取材対象者の情報収集をしておく
せっかく貴重な時間を割いてインタビューに協力してくれている相手に対して、情報や知識がないままインタビューに臨むのは失礼でもあり目的達成からも遠のきます。
以下のようなポイントを押さえておくと、アイスブレイクに活用できたり相手との距離が縮まり話しやすい環境が作れるでしょう。
- これまでの業務遍歴
- インタビュー内容に関する取り組みと結果
- 周りからの評価や印象
- 趣味や特技 など
事前に質問内容を取材対象者に共有しておく
記事の構成が決まったら、内容を引き出す質問を考えます。
題材によって必要な質問はことなりますが、以下は多くの取材に共通するポイントですので確認しておきましょう。
- 題材への取り組み内容
- 取り組みに対する経緯や背景
- 嬉しかったこと、大変だったこと
- 今後の展望 など
質問に対する深掘りを考えておく
インタビュイーからの回答に対して1ラリーのまま終わるのはとてももったいないことです。
例えば「このプロジェクトにおいて大変だったことは?」という質問に対して「メンバーをまとめるのが大変でした」という回答の場合には、
「なぜ大変だったか?」「その課題に対してどのような工夫を凝らしたか?」「解決したことで結果にどう影響を与えたか?」などいくつかの深掘りをイメージしておくと、話す方も思考を深めたり、そのアシストがあることで引き出せる回答が出てくることも多いことを理解しておきましょう。
質問に優先順位をつけておく
当日は限られた時間の中で行うため、効率的にインタビューを進めていく必要があります。
事前に考えた構成を元に、必須で聞かなくてはならない質問、それをサポートする質問など優先順位をつけておきましょう。
録音機器を用意しておく
その場でパソコンなどのデバイスで大事な部分をメモすることは良いですが、インタビュイーの回答を一言一句残すことに注力してしまい、相手の話に集中できていないと、深ぼった質問をすることや生の会話だからこそ聞ける新しいエピソードを取りこぼしてしまいます。相手の様子をしっかりと伺い、相手が話しやすい相槌や質問を行うこともインタビュアーの重要な役割です。
そのためにはスマホのボイスレコーダーなどの録音機器を用意しておき、たとえメモを取り逃してしまったとしても後から聞き返せるようにしたり、相手の話の間や言葉の温度感に注目してインタビューを進めましょう。
なお当日は取材を受けてくれる相手に不快な思いをさせないよう一言許可を得ることが大事です。
当日に気をつけるポイント
はじめに改めてインタビュー概要を伝える
事前に概要資料等をお送りしていたとしても、相手も忙しい合間を縫って取材を受けてくれています。
そのため冒頭には今回の取材の趣旨や実際の記事になった時のボリューム、記事化される時期などを再度お伝えして共通したゴールを設定した上で取材を進めましょう。
話を誘導しすぎない
記事構成を想定するのは大事ですが、インタビュイーからリアルな話を聞けるのがインタビューの醍醐味。そのため必要以上に誘導するような質問や、用意された回答を話してもらうようなことはせず、相手が気持ちよく素直に話してくれるインタビュアーを目指しましょう。
ポイントはメモ程度に、目の前の相手に集中しよう
前述した通り、インタビュイーの目の前では過度なメモ取りは控えて相手の生の声に集中しましょう。相手の回答に対して臨機応変な受け答えがインタビューの質を高めます。
そのために録音機器を使って音声録音しておけば安心です。
インタビューした内容は早めに記事化しよう
インタビューが無事に終わったら、記事化される大体の目安を伝え、できる限り早めに記事制作を完了させます。
「自分が話した内容はどのような記事になるのだろうか?」と期待してくれているインタビュイーになるべく早く記事をお見せすることができるよう制作完了まで指揮を取るのも大事な役目です。
公開した記事は周知した上で社員にシェアの協力を仰ぐとより拡散力が高まり、インタビュイーの「やってよかった」という気持ちも醸成できるでしょう。
いかがでしたでしょうか?
当日は限られた時間の中で聞きたいことを全て回収しなければなりません。相手の貴重な時間だからこそ、取材を受けて良かったと思ってもらえるように、事前準備を周到に行った上で当日に臨みましょう。
Cultiveではサーベイ調査やヒアリングにより組織課題を可視化し、組織とメンバーがより幸せに成長していける伴走型サポートを実施しています。
経営理念の浸透、メンバーのモチベーションやエンゲージメントの向上でお困りの方はぜひお問い合わせください。
この記事を書いた人
小名木 直子
Producer
オリジナルウェディングのプロデューサーとして多くのイベント企画に携わる。小人数〜200人規模のイベントを得意とする。職場の中でどれだけ心が動く瞬間があるかで人生の幸福度が変わることを実感し、多くの人にCultiveのサービスが届くようWEBサイトの監修も担う。
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