企業のファミリーデーとは?実施する目的
東京都では、ファミリーデーを次のように定義しています。
会社の取組として、従業員の家族の職場訪問を受け入れ、日々従業員を支えてくれる家族に職場に対する理解を深めてもらうとともに、同僚との交流を図り、それぞれの従業員にも大事な家庭があるということを社内全体で再認識することで、「働きやすい・家族を大切にする職場の雰囲気づくり」を行い、ワークライフバランスの推進を図る取組を行う日を指します。
出典元:TOKYOはたらくネット
そんなファミリーデーを実施する目的は、一言でいうと働きやすい職場の環境作りです。
日頃から従業員を支えてくれている家族・パートナーに職場を理解してもらうことで、従業員のモチベーション向上を計ったり、「仕事と生活(育児)の両立を支援する風土を醸成する」というワークライフバランスを充実させることで企業価値・ブランドイメージの向上にも繋がります。
ファミリーデーを実施するメリット
ファミリーデーは、企業・従業員・その家族、それぞれにとってもメリットがあり、互いに多くの相乗効果が生まれるとも言われています。
ここでは大きなメリット3つをご紹介いたします。
従業員の家族・パートナーへの職場理解を深める
ファミリーデーは、日頃支えてくれている従業員の家族やパートナーを職場へ招くことで、普段見ることのできない職場の様子を知ってもらえる貴重な機会です。
実際に職場の人(同僚・上司)と接する中で、その人の職場での立ち位置や、どんな仕事をしていて、どのようなやりがいを感じているのか、仕事への理解を深めることができます。大切な家族・パートナーに職場を理解してもらうことで、家族・パートナーからのサポートを受けやすくなったり、理解され応援されることが従業員の働くモチベーションにも繋がるのです。
従業員同士の交流・想いやりが生まれる
ファミリーデーは、普段会う機会のない同僚の家族・パートナーとも会える機会です。「家族と接する上司を目の当たりにする中で、今までにない親近感が生まれた」という声も少なくありません。同僚・上司の新たな一面を知ることでコミュニケーションが活性化したり、「こんな大切な人がいるんだ」と実感することで、家族・パートナーとのイベントや急病などによる休暇に対しても、快く対応できるような従業員同士の想いやりも生まれます。
このように様々な観点から、ファミリーデーは働きやすい職場環境づくりと言えますね。
企業価値・ブランドイメージの向上
そして最後のメリットは、企業価値・ブランドイメージの向上です。
ファミリーデーは、従業員の家族にも「いい会社だね」とファンになってもらえる機会であり、そんな「従業員の家族からも愛される会社」は、ワークライフバランスが充実している企業として、自社のホームページや採用サイトなどからアピールすることができます。
エンゲージメントの高い組織の需要が高まる中、企業価値・ブランドイメージの向上は、企業にとってとても重要なことです。
ファミリーデーの人気企画・コンテンツ
実際にファミリーデーの実施にあたり、「どんなコンテンツを用意すればいいのかわからない。」といった悩みの声も多いです。そこで、おすすめのコンテンツをご紹介します。
成功するコンテンツ10選
①オリジナル社員証
家族分の顔写真入りのオリジナル社員証をご用意。特にお子様にとっては印象的な体験となることでしょう。
②入社式
一日職場体験として「入社式」からスタート。「任命式」という名でオリジナル社員証の贈呈も。
③ムービー上映
説明だけではなかなか伝わらない仕事内容を、日常の写真などを使ってムービーで上映。
お子様も楽しめるアニメーション風にするとよりいいですね!
④オフィスツアー
オフィスツアーを通して、自分の家族が普段働いているイメージも描きやすくなります。
工場や店舗がある会社ならば、普段見ることのない設備に興味を持ってもらいやすくなるでしょう。そこでの写真撮影もおすすめです。
⑤社員食堂での社食体験・ランチ会
普段の食事を知ってもらうことも大切です。また、和気藹々とした食事風景を通して会社の雰囲気を感じてもらいやすくなります。
⑥お仕事体験
自社商品を実際に作ってみたり、触ってみたりと体験型の自社オリジナル企画を用意するのも大切です。
⑦働くパパママへインタビュー
お仕事体験の後は、お子様やパートナーから、インタビューを実施してみてはいかがでしょう。
業務内容をイメージできたからこそ、いつもと違う会話やコミュニケーションが起こり、相互理解の助けとなるかもしれません。
⑧ゲーム・キッズコーナー
仕事内容を理解してもらうだけでなく、エンターテイメント要素も盛り込んだ1日を設計しましょう。
縁日や射的、ピンボールなど遊び企画要素も盛り込むことでワクワクできる体験を提供しましょう。
⑨休憩ブース
乳幼児や小さなお子様が来訪することを見越して仕切りのある休憩スペースや、大人のための休憩スペースも用意しましょう。
幅広い世代の方が来ることを想定して設計することが充実したファミリーデーづくりにつながります。
⑩お給料を手渡し
最後は「お疲れ様でした。」とお給料の手渡し演出。
封筒の中には、お子様にも喜んでもらえそうな自社グッズや、普段から支えてくれている旦那様・奥様に感謝のお手紙を封入すると印象に残る1日となります。
ファミリーデーの成功事例
ここでは、以下の3つの事例をご紹介します。
株式会社メルカリ
社員と家族などを含め500人ほどが参加。配偶者だけでなはなく、両親や兄弟、友人やパートナーなど「メンバーにとって大切な方であれば、どなたでもご招待できる」というポリシーを掲げる。
https://mercan.mercari.com/articles/15671/
DMM.COMグループ
事前に社内アンケートを取り、乳幼児から祖父母までと幅広い年齢層の家族がどうしたら楽しめるかの話し合いを重ね、英会話体験やVR THEATER、光る綿あめなど、同社ならではのコンテンツをご用意。
https://inside.dmm.com/entry/2017/09/11/Familyday2017
株式会社DeNA
DeNAグッズや選手のサイン入りユニフォームなどが当たるスペシャルガチャコーナーや
お子さんに毎年人気の縁日や射的、バルーンアートに加え、DeNAの提供するゲームやAI、プログラミングを体験するコーナーを多数ご用意。
https://dena.com/jp/article/3647/
心に残るファミリーデーなら、Cultiveへ
いかがでしたでしょうか。
近年ファミリーデーが増えているのは、社員・家族・企業、それぞれに嬉しいメリットがあるからだということがわかりますね。
実際に「ファミリーデーを開催したい!」「プロに外注したい!」という方は、ぜひ一度Cultiveへご相談ください。
Cultiveでは、エンゲージメントにつながる社内施策やイベントを幅広くサポートしております。
目には見えづらい会社の文化や“らしさ”を抽出して、メンバーやご家族の心に届くようなストーリーに変えて企画をご提案します。