社内イベントを行う目的
社内イベントを企画する際にはその目的を整理することが重要です。
定例行事となっているイベントでも、あらためてその目的を見直してみることから始めてみましょう。
現在の組織やチームの雰囲気、成長度、メンバーのモチベーションなどをよく観察し、課題にアプローチできるようなイベント内容を考案してみてください。
いかに、社内イベントを開催する上での目的をいくつかご紹介します。
社員同士のコミュニケーション活性化
社内イベントは、普段の業務では交流の少ない社員同士が親しくなる絶好の機会です。
普段とは違う空間や時間の中で交流することで、お互いの個性に気づけたり、価値観を共有する時間にもなります。
普段の業務では交流の少ない部署間の壁を取り払い、円滑なコミュニケーションが育まれていることで、新しい協働やアイデアのきっかけにもなります。
社員のモチベーションアップ
社内イベントは社員のコミュニケーションを活性化し、働きやすい文化や環境を作り、モチベーションアップに繋がります。
メンバーの成果や個性を評価するような表彰イベントは自己実現の機会となり、他メンバーの取り組みや想いに触れるようなイベントは新しいモチベーションにつながります。
こうした賞賛文化や想いの共有機会を持ち続けることで、理念や体現行動への解像度も高まり、モチベーションに良い影響となることが期待できます。
ビジョン・ミッション・バリューの浸透
社内イベントは、企業のビジョン・ミッション・バリューを社員に浸透させる良い機会です。
代表からのスピーチやメンバーの行動例の紹介、または理念を表した映像や、イベントそのものを理念に即して立て付けすることで、その企業ならではの価値観を分かち合いやすくなります。
それだけでなく、社内イベントは組織と社員のエンゲージメントを深める機会にもなります。
例えば、もっともチームワークを発揮した人を表彰したり、社内の「ありがとう」を集めて表彰することで、会社が社員をどのように捉え、どのような関係性を築こうとしているのかを伝えることができます。
社内イベントでユニークな企画を実施するメリット
イベントの種類によっては、毎年のように開催されており定型化したものも多くあると思います。
しかし、あらためてそのコンセプトやコンテンツを見直し、自社らしいユニークさを持たせることも重要です。
以下に、ユニークな社内イベントを企画するメリットをいくつかご紹介します。
仕事ではみられない一面を知ることで仲が深まる
開会や乾杯の挨拶、自由な歓談時間、定型化されたコンテンツ、そして閉会というプログラムでは、メンバーの新たな一面を引き出す機会は少なくなってしまいます。社員が能動的に参加できるような工夫や、普段はスポットライトの当たらない働きや部署をピックアップできるような仕掛けも、参加度を高める上で重要なポイントになります。
こういった新しい機会を通して、参加者は普段の業務の中では気づけなかったお互いの個性を知ることができ、より深い信頼関係へと結びついていきます。
企画段階でもコミュニケーションが活性化する
企画段階から社員が関与することで、イベントの準備自体がコミュニケーションの場となることもあります。
特に、自分たちらしいユニークな企画を話し合うことで、自然と会社への理解が深まり、チームや仲間への想いが育まれる機会ともなります。
「チームメンバーの今のモチベーションはどうだろう」
「どうやったら部署間のギャップを解消できるだろう」
イベント企画を話し合う中で、組織課題について考えが及ぶ場面も多くなります。
こうしたコミュニケーションを通して、組織への帰属意識も高まっていくことが期待できます。
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低コストで盛り上がる社内イベント企画アイディア
全社総会や表彰式などの大規模なものだけでなく、日常の中のちょっとしたときに開催できるイベントも大切です。
開催費用や手間が抑えられるだけでなく、社員も気軽に参加できることができ、エンゲージメントの機会を継続的に持つという効果もあります。
ここでは、低コストで開催できそうな社内イベントのアイデアをいくつかご紹介します。
同じ釜の飯ランチ
社員が各自で好きなおかずを持ち寄り、会社で炊いたお米をみんなで食べるイベントです。
同じテーブルを囲んで食べられるようにすれば、自然とコミュニケーションも弾み、普段とは違ったランチタイムが演出できます。
会社でお米を炊くことが難しい場合は、ピザなどのシェアできる料理をデリバリーしてもいいかもしれません。
普段とはちょっと違った昼食で、楽しい時間を演出してみましょう。
少し内容は異なりますが、システム開発・コンサルティングを行っているフォルシア株式会社さんでは、人事・総務部が主催で「TGIFランチ」というイベントを実施されています。

お弁当を持ちより、パネルディスカッションを含めながら、「気軽に社内の人と同じ時間を共有できる場」として機能しているようです。一体感を深めながら、視野を広げられる素晴らしいイベントの事例と言えるでしょう。
引用・参照:「フォルシア名物、TGIFランチ!」フォルシア株式会社
手作りタコスパーティ
各自が好きな具材を持ち寄り、一緒にタコスを作って食べるイベントです。
それぞれの持ち寄った材料で話題が生まれたり、一手間加えて完成することでコミュニケーションが弾むことが期待できます。
1日社内Bar
社内に一時的なバーを設置し、社員がバーテンダーとなっておもてなしをするイベントです。
ご飯や飲み物を購入すれば準備の手間もなく、オリジナルカクテルを作るような趣向を凝らしてみても盛り上がりそうです。
また、季節に合わせたメニューを取り入れることで、気軽に開催できるシーズンイベントとして定着させることもできます。
モチベーショングラフワーク
社員一人ひとりが自分のモチベーションの変動を数値化してグラフにするイベントです。
モチベーショングラフとは、過去の自分の出来事や体験を振り返り、その当時のモチベーションをグラフで表したものになります。
例えば、
「受験に失敗して落ち込んでいた」
「大きなプロジェクトを成功させて最高だった」
などの、自分の人生や内面に大きな影響を与えた出来事が挙げられます。
グラフを共有してそれぞれの半生を紹介することで、相互理解や自己理解が深まる機会がつくれます。
参照:「モチベーショングラフの書き方とテンプレート」 日研トータルソーシング株式会社
NASAゲーム
NASAゲームは、与えられた課題に対してメンバーで合意形成を目指す、チームビルディングのためのグループワークです。
月面着陸から地球への帰還を目指すという設定で、チームで話し合って必要なアイテムに優先順位をつけ、NASAの模範解答と比較するというものです。
これは正解率を競うものではなく、チームで話し合う過程での合意形成の仕方や、お互いの意見を聞く姿勢を養う目的のゲームです。
自分の考えを述べたり、他者の意見に耳を傾けたり、複数人での合意を取るという過程の中で、ビジネスにも欠かせない姿勢やチームワークを得ることができます。
参照:「チーム力を高める!コンセンサスゲーム「NASAゲーム」とは?【解答つき】」チームビルディング大百科
オンラインで盛り上がるイベント企画アイディア
リモートワークが一般的になったことで、オンラインでのイベント開催を検討されている方も多いと思います。
ここからは、オンラインで気軽に開催できるイベント例をご紹介いたします。
オンラインヨガ
オンラインでヨガのインストラクターを招き、社員全員でヨガを行う企画です。
業務以外でのコミュニケーション機会にもなり、心身ともにリフレッシュできる有意義な体験になるでしょう。
オンラインスナック(飲み会)
オンライン飲み会とも呼ばれ、各自が自宅で用意した好きな飲み物やアルコールを嗜むイベントです。
リモートワークでも仕事以外の話ができる場として、社員同士のコミュニケーションを活性化することができます。
社内報ラジオ
社員がパーソナリティーとなって、社内のニュースや情報を発信するラジオ番組です。
番組の制作・放送までを社員が行うため、アイディアを出し合ったり、構成や台本を作る上で、チームワークの強化に繋がります。
実際の導入事例として、エバラ食品工業では「エバラジオ」と題した社内向け音声メディアをイントラネット経由で配信しています。2021年11月の開始から2年半で放送参加者は約200名(グループ全体の25%)に上り、「会社や他部署・同僚への理解が深まった」と答える社員も約7割に達しています。
番組では「予定調和の排除」「経営層のコミット」「従業員が参加したくなるコンテンツづくり」をこだわりのポイントとして掲げており、部署をまたいだ対談コーナーや社員が仕事の面白さをCM風に紹介するコーナーなど、聴く側も出る側も楽しめる設計が支持を集めています。
参照:「エバラ食品工業の「社内ラジオ」予定調和なしのリアルさで関心喚起」広報会議
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楽しみながらエンゲージメントを高められるイベント企画アイディア
社内イベントはコミュニケーション機会としてだけではなく、会社への理解を深め、エンゲージメントを高める場としても効果的です。
イベントのコンセプトやコンテンツにそのような要素を持たせることで、会社への愛着が沸くような工夫もしてみてください。
ここでは、エンゲージメントを高められるような企画例をご紹介します。
社史クロスワード
企業の歴史や文化に関するクロスワードパズルを作る企画です。
制作段階で会社への理解や愛着が芽生えることや、社員がパズルを解くことで、企業の歴史や文化に興味を持つことができます。
これまでの大きなドラマや創業時の苦労話、縁のある人などを組み込み、そのエピソードを紹介することで、若いメンバーへのオンボーディング効果も期待できます。
また、理念が生まれた背景やキーワードなどを盛り込むことで、理念浸透の効果も持たせることができます。
他部署見学
同じ会社の中にいても、意外と他部署の働きを知らないということは多くあります。
他部署の業務を見学することでその役割を理解できるだけでなく、そこで働く人たちの想いや、自分の仕事との関わりを知る機会をつくれます。
そういった交流を設けることで、お互いの仕事への解像度が高くなり、新しい協働のきっかけになったり、組織全体をワンチームと捉えて価値創出していくというイメージを持ちやすくなります。
他部署体験を制度として本格的に導入した企業の事例として、パーソルグループの「ジョブトライアル」が参考になります。
パーソルグループではグループ社員約2万5,000人を対象に、会社・部署の垣根を越えて新しい仕事を経験する人事施策「ジョブトライアル」を2020年度より開始。労働時間の一部を使って最大3カ月間、異なる部署の仕事を体験できる仕組みを立ちあげました。
これにより、社員を送り出した部署からは「視野が広くなった」、受け入れ先からは「仕事の意義を再認識できた」「メンバーの育成機会になる」といった声も聞かれたとのことです。見学・体験する側だけでなく、受け入れる側にも気づきと刺激が生まれる点が、他部署交流の大きな魅力です。
参照:「社内で別部署の業務を体験!『ジョブトライアル』初の実施を振り返る」Touch! PERSOL | パーソルグループ
社内宝探し
その名の通り、出題ヒントを元に社員がチームを組み、社内で宝探しゲームを行う企画です。
普段は一緒に仕事をしないメンバーと協力することで、社員同士の関係を深めることができます。
設問に理念やビジョンを盛り込んだり、部署を跨いだヒントを設定することで、エンゲージメントやチームワークが高まるような工夫もできるでしょう。
家族を招待した職場見学
ファミリーデーとも呼ばれ、小学校の授業参観のように、社員の家族を職場に招待して職場見学を行うイベントです。
仕事内容や会社の社会的意義を知ってもらうことで、家族からの理解を得ることができ、社員にとっては自分の仕事に自信を持つ機会にもなります。
また、ファミリーデーは、社員やその家族に対する企業の姿勢を示す場でもあります。
社員も、その家族も楽しめて相互理解が深まるようなイベントにすることで、エンゲージメントへの効果も期待できます。
体験型イベント企画アイディア
共に同じものを体験することで仲間意識は深まり、チームワークが強化されることが期待できます。
ここでは、体験型イベントの案をご紹介します。
畑体験
畑を耕して作物を育てる農業体験は、コミュニケーション能力やチームワークが求められるため、人材育成の場として注目されています。
実際に社内イベントとして農業体験を取り入れている企業もあります。
運送業・製造業を行っている丸加ホールディングス株式会社では、新入社員を中心としたメンバーで安芸高田市にある「丸加村」にて田植えを実施しており、農業体験ができる農家と契約を結んで田植えや稲刈りを継続的に行っています。
単発のイベントとしてだけでなく、田植えから稲刈りまで季節をまたいで継続することで、チームとしての積み重ねや達成感を共有できる点も畑体験の魅力です。日々の業務から離れた場所での共同作業が、チームの結束を自然なかたちで高めてくれているようです。
ボランティア体験
ボランティア活動は、社員が社会貢献を通じて、社会問題を理解し、人から感謝されることで社員の自己肯定感を高めることができます。
アート体験
アートを体験したり、アート作品を作ることで、社員の創造性を刺激し、自己発見や新たな視点が得られます。
社内イベントを盛り上げるポイント
企画段階からさまざまに趣向を凝らすことで、社内イベントはもっと盛り上がりやすくなります。
ここからは、社内イベントを盛り上げるために必要なポイントをいくつかご紹介します。
コンセプトを立てる
コンセプトは、イベント全体の「雰囲気」を決める上で指針となる要素です。
イベント開催の目的をあらためて整理して、それに応じたコンセプトを考えてみましょう。
例えば、部署間のコミュニケーション不足に課題を感じているなら、「仲間を好きになるイベント」。
企業理念の理解に課題を感じているなら、「ビジョンが腹落ちする会」などです。
カジュアルな会であっても、イベントで作りたい雰囲気を明確にする上でコンセプトは欠かせません。
「仮装パーティー」「オフィスでお花見」「カラフルなパーティー」など、当日の雰囲気やイメージが沸くようなコンセプトを考えてみましょう。
イベントにユニークなタイトルをつける
ユニークなタイトルのイベントは、社員の目を引き、参加意欲や関心を促進します。
決めたコンセプトに沿って、社員がワクワクするようなイベントタイトルをつけてみましょう。
キービジュアル・ロゴを作る
キービジュアルやロゴは、イベントの事前告知をする際に効果的なアイテムとなります。
イベントのタイトル、日時、開催場所、参加方法などの情報を載せて、社員の目を引くようなデザインを制作してみてください。
想定されるイベント本番の雰囲気をデザインにすることで、そのイベントの主旨やイメージが社員にも伝わり、参加へのハードルを下げることができます。
コンテンツや演出を決める
イベントのコンテンツや演出を考える際にも、コンセプトは指針となります。
ざっくばらんに交流を楽しんでほしい、仲間の個性を再発見してほしい、自分たちの仕事や会社に誇りを持ってほしいー。
イベントで実現したい“良い変化”を思い出しながら、その目的に即したコンテンツや演出を考えてみましょう。
Cultiveで支援した面白い社内イベントの事例
Cultiveがこれまでサポートしてきた社内イベントは、どれも「ただ開催する」だけで終わらないものばかりです。企業の想いやカルチャーを形にしながら、参加者の心に残る体験を一緒につくってきました。ここでは、そんな事例を3つご紹介します。
感動×エンタメ化した表彰式事例

サイボウズ株式会社様の「サイボウズオブザイヤー」は、業績やイノベーションではなく、チームへの貢献に対して「ありがとう」を贈るアワードです。「チームワークあふれる社会を創る」という同社の理念をそのまま体現した、らしさ全開のイベントと言えます。
長年続いてきたこの会を「もっと社内で重要度の高い、特別な場として定着させたい」という想いから、Cultiveは2017年より毎年サポートを続けています。
表彰対象には社外パートナーも選ばれ、運営チームへの感謝のメッセージも届くなど、垣根を越えた「ありがとう」があふれる場となりました。形式を整えるだけでなく、その会社らしい「想い」を演出に落とし込むことが、記憶に残るアワードをつくる鍵です。
全社総会を参加型イベントにした事例

マルチチャネル決済プラットフォーム「KOMOJU」を展開する株式会社DEGICA様は、創業から20年を迎え、多様な国籍のメンバーが集うグローバルな組織へと成長してきました。
今回サポートしたのは同社初の全社総会。「自分たちの強みを見つめ直したい」「部署の垣根を超えた連携を生み出したい」という想いを受け、コンセプトを「NEXT STAGE」に定めて約150名が参加する一日を設計しました。
1部では創業期からの歩みを振り返るヒストリームービーとトークセッションで、会社のルーツを全員で共有。2部のメインコンテンツは、28の部署をファンクションごとに8つのブースに分け、各部署の業務を凝縮したケーススタディ形式のワークショップを実施するスタンプラリーです。チームで各ブースを回りながら、普段は見えない他部署の仕事を体験的に理解していくという、参加型ならではの設計が光りました。

懇親会では部署ごとにデザインの異なる「惑星シール」を交換し合うゲームを用意し、自然な交流が生まれる仕掛けをつくりました。
ハイブリッド開催で1,000名をつなげた社内イベント事例

「個と組織をポジティブに変革するチェンジエージェント・グループ」をミッションに掲げる株式会社ウィルグループ様の2025年度グループキックオフをサポートしました。参加者は約1,300名。全国の拠点メンバーも含め、会場参加とオンライン配信を組み合わせたハイブリッド形式での開催です。
イベントは三部構成で、第二部のアワードパートでは新規事業表彰・マネージャー賞・新卒賞・年間MVPなど多彩な部門で活躍したメンバーを称えました。各賞のノミネート者と受賞者の人柄にも触れる紹介ムービーを制作し、年間MVP賞はムービー内で徐々に受賞者が明かされていくサプライズ構成で、発表の瞬間には会場から大きな拍手と歓声が起きました。

終了後、担当者様からは「表彰式のパートが印象的だったという声や、一体感を得られたという社員が多くいた。イベント終了時には泣きながら『本当に感動した』と直接伝えてくださる方もいた」というお声をいただきました。規模が大きくなっても、一人ひとりの貢献にスポットを当てる設計が、会場全体の熱量を生み出した事例です。
「心震える社内イベント」は、Cultiveまで!
社内イベントは、ユニークな企画を取り入れることで、社員の参加意欲を引き出し、イベントをより楽しく、有意義なものにすることができます。
今回ご紹介した企画アイディアを参考に、ぜひ素敵な社内イベントを企画してみましょう。
また、Cultiveではモチベーションやエンゲージメントにつながるような社内イベントを幅広くサポートしております。
目には見えづらい企業の“らしさ”を抽出し、社員と分かち合えるストーリーとして企画をご提案いたします。
ストーリーを伝えるデザインや映像制作、そして当日運営までをフルサポート!
「心震える感動」をメンバーと共有し、エンゲージメントを高められる1日を創り出します。
ご検討中の方はぜひCultiveまでご相談ください!


































