こんな業者はダメだ!失敗しないイベントムービー撮影・制作の依頼方法

2023.03.28
こんな業者はダメだ!失敗しないイベントムービー撮影・制作の依頼方法

社員のエンゲージメントやモチベーションの向上に繋がるような、社内イベントで流せるムービーを作りたい。そうお考えの方も多いのではないでしょうか。ツールやアプリが広まり、未経験の方でも気軽に映像編集を始められるようになったとはいえ、クオリティにこだわるのならばやはりプロに依頼したいところではないでしょうか。しかし、依頼先を探そうにも映像制作会社はたくさんあり、映像制作に詳しくない方では、どのようなポイントに注目して選べばいいのか悩んでしまうところです。

「制作会社を探しているけどたくさんありすぎて分からない」

「依頼するときの注意点が知りたい」

そんな風にお困りの方も多いのではないでしょうか?

この記事では、ムービー撮影・制作を外注する際によくあるトラブル、依頼する際の注意点などをご紹介します。社内イベントを企画中の方、イベントに向けて映像制作を検討中の方の参考になりますと幸いです。

 

なお、各種社内イベントについてはこちらの記事で詳しくご紹介しております。イベントでムービー上映をすることのメリットや期待できる効果なども解説してますので、ぜひお読みください。

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年々高まる動画撮影の依頼

近年、動画制作の需要は高まりを見せています。SNSの普及によるマーケティング動画の需要はもちろんですが、社内イベントなどにおけるエンゲージメント対策の動画も例外ではありません。その背景として、新型コロナ流行や社会形態の変化により働き方への価値観が変わったことが挙げられます。企業が労働者を選ぶ時代は終わり、双方が選択し合う時代となりました。その結果、今まで以上に経営理念を共有し、社員のエンゲージメントを高める必要性が生まれました。

社内イベントは単に慰労やエンターテイメントの場ではなく、多くの社員にメッセージを伝える場としても機能します。そのメインコンテンツとして、動画への需要も高まり続けています。経営理念を社員に共有したり、社員の日々の努力への感謝を伝えたり、全員の意識統一とさらなるモチベーションを生み出すためにも、社内イベントを予定されている方はぜひ映像制作にも挑戦してみてください。

よくある外注トラブル

いざ映像を作ろうにも、企画の立て方からシナリオ・絵コンテの作成、実際の撮影や編集に至るまで、多くの専門的知識や経験も必要になります。自社のリソースで行おうにも、日常業務と兼務しながらとなると負担も大きくなります。映像のクオリティを上げ、工数を削減する上でも、プロの映像制作者に依頼することを検討されている方も多いのではないでしょうか。

ここからは、実際に撮影・制作を外注したいときにどのような点に注意すればいいのか、よくある外注トラブルと一緒にご紹介いたします。

撮影した映像がイメージと違う

映像制作会社に依頼し、実際の撮影に入るまでには当然、依頼主側と制作側との打ち合わせが開かれます。依頼主が持っている完成イメージや、映像に込めたいメッセージを共有し、多くの場合は制作者側がそのイメージに適うようなシナリオや絵コンテを作成して、より詳細なイメージを作り上げていきます。こうして、両者が共通の完成図を描いた状態で撮影・編集はスタートします。

それにも関わらず、撮影現場においてよく起きるのが、「イメージしていた映像となんとなく違う」という認識のズレです。これは、打ち合わせ段階において両者の間で起きていたイメージのズレに気付けず、軌道修正ができなかったときによく起きることです。そもそも、お互いが想像しているビジュアルイメージを共有し合うというのは、非常に難しい作業です。こういったズレを避けるためにも、打ち合わせでは客観的な資料を参照しながら進めることをおすすめします。既存の映像作品やCM、広告資料などを見せて、「顔のアップはこれくらい」「色や明るさはこれくらい」と、具体的に伝えられるようにしましょう。もしも制作者側の伝えてくるイメージが抽象的であったり主観的である場合は、「何か参考資料はありますか?」と確認することも大切です。

実物がまだこの世にない制作物の打ち合わせは、個人個人の想像するイメージが先行してしまいがちです。お互いの脳内だけに閉じずに、共通認識にできるような慎重な進捗が認識ズレを防止する一手となります。

完成映像がイメージと違う

思い通りの撮影ができていたとしても、その後の編集でイメージとズレていくということもあります。例えば、訴求したいポイントが埋もれている、テンポが悪くて見づらい、長くて見飽きてしまうといったことです。これもまた、事前の認識不足から起きるケースが多くあります。打ち合わせの際にそのムービーの主旨や目的を明確に伝え、その目的に適うように動画の尺や訴求ポイントを整理しましょう。また、絵コンテやシナリオは完成映像の長さやスピード感を想像するための設計図となっています。丁寧に確認し、不明点があればその都度制作者と相談しながら進めましょう。

納品形式でのトラブル

イベントで上映する場合、施設の投影設備によってはムービーのファイル形式を指定される場合もあります。また、PC再生かディスク再生なのかによってもファイル形式は異なります。イベントでレンタル会場などを利用する際は、事前に投影方法とファイル形式を確認して制作会社に伝えておきましょう。

また、自社内で保管するデータの納品形式にも注意しましょう。上映用に書き出されたデータの多くは圧縮されたものになります。自社の資料として高解像度なマスターデータを残しておきたい場合は、事前に制作会社に伝えるようにしましょう。制作後に「やっぱりこういう形式のファイルもほしい」と伝えると、会社によっては追加の変換費を求められる場合もあります。

独断で事例としてサイト掲載する

自社で発注したムービーが、後日、制作会社のサイトに勝手に事例として紹介されていたという例です。多くの制作会社は、事例として紹介したい場合には契約段階でその旨を確認してきますが、ムービーに社外秘の情報が盛り込まれそうな場合は事前に確認しておくことをおすすめします。

外注選びに失敗しないために

ムービー撮影・制作を外注する際、どういうポイントに注意すればいいのでしょうか。トラブルを避け、クオリティの高い映像を制作するためのポイントをご紹介いたします。

撮影前の打ち合わせは最重要

実際にどのような映像を撮影し、どのような仕上がりにするかは打ち合わせ段階で決まります。そのムービーの主旨、伝えたいメッセージなどは社内で検討を重ねて明確なイメージを描きましょう。制作会社との打ち合わせでは、そのイメージを認識齟齬なく伝えられるように、客観的資料も用意して進めましょう。対社内メンバー・対制作会社を問わず、この段階でのイメージにズレがあると、誤発注やプロジェクトの遅れに繋がります。ムービーの制作意図は何なのか、その意図に適うムービーのイメージと仕様はどういうものかを洗い出しましょう。

特に大事なシーンはすり合わせておこう

社員にメッセージを伝えるためには、効果的なストーリーラインを組む必要があります。ムービー内の強調ポイントはどこになるかを確認し、そのシーンをより効果的に見せるような流れを組みましょう。誤ったメッセージや印象を与えてしまうと、社員のモチベーション低下にも繋がりかねません。伝えたいことを明確にし、それを正確に伝えるための手法をすり合わせておきましょう。制作会社によっては、こういうストーリーの組み立てを得意としているところ、アニメーションが得意なところ、実写撮影を強みとしているところなど、特徴も様々にあります。もっとも好ましいと思える完成ムービーを想像して、それを得意としている制作会社を選ぶことも大切なポイントです。

過去の制作事例を見せてもらおう

効果的なストーリーラインの組み方、細かな演出ポイント、クオリティを上げるための工夫は制作会社に相談することも大切です。経験豊富な会社であれば、ムービーの意図を伝えればそれに適うアイデアを提案してくれます。

過去の似たようなムービー制作例を見せてもらい、信用に足りる会社であることを確認することも、円滑な進行のために欠かせないポイントになります。

納品形式を確認しておこう

前述にもある通り、納品されるファイル形式は使用方法によって異なります。事前に確認しておいて納品後のトラブルを防止しましょう。難しい場合は使用用途や再生機器を制作会社に伝え、確認をとってもらうようにしましょう。

見積もりは必須!わからないところは確認しよう

ムービー撮影・制作を全て依頼する場合、見積もり項目は多岐に渡ります。ディレクション・撮影・機材・人員・音響効果・編集・データ変換など、制作するムービーの内容に応じて項目が設計されます。

「想定以上に見積もり額が高い」「節約したいけどどこを削ればいいか分からない」という場合は制作会社に相談しましょう。特に、ムービーに盛り込みたい内容が多い場合は撮影規模が大きくなり、費用も高くなります。ムービーの意図に合わせて情報を絞ることも大切なポイントになります。

 

いかがでしたでしょうか?

この記事では失敗しないイベントムービー撮影・制作のポイントをご紹介いたしました。

メッセージや理念を伝え、エンゲージメントを高める上でもムービーは欠かせないコンテンツになります。ハイクオリティな映像はそれだけで見る人のモチベーションを上げ、感動と共にメッセージを届けることも可能にしてくれます。社員の士気を高めるためにも、ぜひオリジナルのムービー制作にチャレンジしてみてください。

なお、Cultive(カルティブ)では社内イベント用のムービー制作に多数の実績がございます。企画の段階からサポートし、経営理念やイベント開催の目的を深くヒアリングして、その想いに適うムービー制作をさせていただきます。依頼先にお困りの方はぜひご相談ください。

この記事を書いた人

小名木 直子
小名木 直子

Producer

オリジナルウェディングのプロデューサーとして多くのイベント企画に携わる。小人数〜200人規模のイベントを得意とする。職場の中でどれだけ心が動く瞬間があるかで人生の幸福度が変わることを実感し、多くの人にCultiveのサービスが届くようWEBサイトの監修も担う。

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