新卒採用と中途採用の違いとは?メリット・デメリットと企業戦略での活用法

2025.11.18

こんにちは!「人と企業を幸せにする文化づくり」をサポートしているCultive(カルティブ)です!

採用活動を進めるなかで「新卒採用と中途採用、どちらを選ぶべきだろう」と悩まれている採用担当者の方も多いのではないでしょうか。人材不足が深刻化する現代において、自社に適した採用方法を選ぶことは企業の成長を左右する重要な判断です。

この記事では、新卒採用と中途採用の違いを基本から解説し、それぞれのメリット・デメリット、企業戦略における活用法までをご紹介します。自社にとって最適な採用方法を見つけるヒントとして、ぜひお役立てください!

    要件整理からサポート可能です!
    実施決定前でもお気軽にお問い合わせください

    お電話でのご相談も承っております。 03-3868-0998
    お名前:
    会社名:
    電話番号:
    E-mail:
    お問い合わせの種類:
    お問い合わせ内容:
    新卒採用と中途採用の違いとは?メリット・デメリットと企業戦略での活用法

    新卒採用と中途採用の基本的な違い

    新卒採用と中途採用には、採用対象から採用時期まで、さまざまな違いがあります。
    ここでは両者の違いを次の4つの観点から整理し、それぞれの特徴を明確にしていきます。

    • 採用対象の違い
    • 採用基準の違い
    • 採用時期の違い
    • 給与設定の違い

    これらの基本的な違いを理解することで、自社の状況に合った採用方法を選びやすくなるでしょう!

    採用対象の違い

    新卒採用は、その年度に学校を卒業する見込みの学生を対象とした採用です。大学や専門学校、高等学校を卒業したばかりで、社会人としての実務経験がない人材が中心となります。
    近年では、国の方針により卒業後3年以内の人材を新卒として扱う企業も増えてきました。

    一方、中途採用はすでに社会人経験を持ち、他社で働いた経験のある転職者を対象としています。年齢やスキル、経験年数はさまざまで、専門的な知識を持つ即戦力人材から、若手のポテンシャル採用まで幅広い層が含まれます。

    採用基準の違い

    新卒採用と中途採用では、人材を評価する基準も大きく異なります。新卒採用では、実務経験がないため「ポテンシャル」や「将来性」を重視した採用基準が設けられます。学生時代に力を入れたことや、価値観、行動基準などから人材の成長可能性を見極めていきます。

    面接を複数回実施したり、グループディスカッションを取り入れたりして、じっくりと候補者の人柄を深掘りする企業も多いでしょう。

    一方、中途採用では「即戦力になるかどうか」が採用の基準です。前職での実務経験やスキル、専門知識、保有資格などが重視され、入社後すぐに成果を出せる人材かを判断します。

    採用時期の違い

    新卒採用は、毎年同じ時期に一括で採用活動をおこなう「定期一括採用方式」が一般的です。日本の学校は3月卒業・4月入学であるため、4月の入社に向けて前年度から計画的に採用スケジュールが組まれます。

    政府からも広報活動の開始日や選考活動の開始日について要請が出されており、学生が学業に専念できる環境を守るための配慮がなされています。

    対して中途採用は「通年採用」が基本です。企業が必要性を感じたときに、欠員補充や事業拡大に応じて随時採用活動をおこないます。

    3月決算の企業では1~3月に採用活動が活発化する傾向があり、夏や冬のボーナス後、業種ごとの繁忙期明けなども転職市場が動きやすい時期です。

    給与設定の違い

    新卒採用では、実務経験がないため初任給が一律で設定されるケースが一般的です。多くの企業で職種を問わず同じ金額が提示され、学歴(高卒・大卒・大学院卒)や地域によって若干の差が設けられる程度です。

    入社後は年功序列や成果に応じて徐々に昇給していく仕組みが多く見られます。

    一方、中途採用では前職での経験やスキル、保有資格に応じて給与が個別に決定されます。即戦力としての価値が評価されるため、専門性の高い人材やマネジメント経験者の場合は高額な給与設定となることもあります。

     

    中途社員に向けた効果的なオンボーディングとは?歓迎会のポイントを解説!

    新卒採用のメリット・デメリット

    新卒採用には、将来を担う人材を育成できる大きなメリットがある一方で、即戦力としての活躍を期待できないデメリットも存在します。

    ここでは、新卒採用のメリットとデメリットをそれぞれ詳しく解説していきます!

    • メリットは有望な若手を教育できること
    • デメリットは実務経験がない人材の採用に限られること

    メリットは有望な若手を教育できること

    新卒採用の最大のメリットは、自社の企業文化や価値観に沿って若手人材をゼロから育成できる点です。まだ他社の風土に染まっていない新卒者は、企業の理念やビジョンを素直に受け入れやすく、長期的に自社の中核を担う人材へと成長する可能性を秘めています。

    また、新卒採用で入社したメンバーは愛社精神や定着率が高い傾向にあります。企業とともに成長してきた経験が、組織への帰属意識を強め、将来的にはリーダーやマネジメント層として活躍することが期待できるでしょう。

    さらに、同期入社のメンバーと切磋琢磨する環境は、健全な競争意識が育まれるきっかけにもなります。企業の未来を見据えた人材確保という視点では、新卒採用は非常に有効な手段といえます。

    デメリットは実務経験がない人材の採用に限られること

    新卒採用のデメリットは、実務経験がない人材を採用するため、即戦力としての活躍を期待できない点です。入社後は社会人マナーや業務の基礎から教育する必要があり、研修コストや教育担当者の時間的負担が大きくなります。

    また、採用活動にも時間がかかります。新卒採用は選考期間が長く、採用広報から内定、入社前研修までを含めると1年以上のスケジュールとなることも珍しくありません。

    さらに、じっくりと人材を見極めるために複数回の面接やグループディスカッションを実施する企業も多く、採用担当者の負担は中途採用と比較して大きくなる傾向があります。

    加えて、新卒採用と中途採用の違いとして、新卒者は職場環境や業務内容とのミスマッチから早期離職するリスクもあります。教育コストをかけた人材が定着しないことは、企業にとって大きな損失となるため、入社後のフォロー体制も重要です。

     

    ブランドムービーとは?印象的なブランディング動画の事例&作り方を徹底解説

    社内イベントのことならCultiveまで!

    企画やご予算でお悩みはありませんか?まずはお気軽にご相談ください

    中途採用のメリット・デメリット

    中途採用には、即戦力を確保できる大きなメリットがある一方で、給与や待遇の調整が必要になるデメリットも存在します。

    • メリットはスキルや経験を持つ人材を確保できること
    • デメリットは給与や待遇のすり合わせも必要であること

    ここでは、新卒採用と中途採用の違いを踏まえながら、中途採用ならではのメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう!

    メリットはスキルや経験を持つ人材を確保できること

    中途採用の最大のメリットは、即戦力となる人材を確保できることです。前職で培った実務経験や専門知識、スキル、資格を持つ人材を採用することで、入社後すぐに成果を出してもらうことが期待できます。

    特に、欠員補充や新規事業の立ち上げ、専門性の高いポジションの採用では、中途採用が非常に効果的です。社会人としての基本的なマナーやビジネススキルを身につけているため、研修にかかる時間やコストを大幅に削減できます。

    また、他社での経験を通じて培われた新しい視点やノウハウを自社に取り入れることで、組織に刺激を与え、既存メンバーの成長を促す効果も期待できるでしょう。

    デメリットは給与や待遇のすり合わせも必要であること

    中途採用のデメリットは、給与や待遇、役職などの条件面での調整が必要になる点です。転職者はそれぞれ異なる経験やスキルを持っているため、個別に給与を設定する必要があり、既存メンバーとの給与バランスを考慮しなければなりません。

    また、条件面での期待値が合わないと、内定辞退や入社後の早期離職につながるリスクもあります。

    さらに、中途採用のみに頼っていると、社内の年齢構成が偏り、若手が育ちにくい組織になる可能性も指摘されています。中途採用者は前職での経験や価値観を持っているため、自社の企業文化になじめず、柔軟性に欠けると感じられるケースもあるでしょう。

     

    エンゲージメントが上がる入社式!一般的な式次第や面白い事例を紹介!

    企業戦略から考える採用方法を選ぶコツ

    新卒採用と中途採用のどちらを選ぶかは、企業の戦略や現状によって変わります。

    ここでは、採用方法を選ぶ際に押さえておきたいポイントを3つ解説します!

    1. 求める人材像を明確にする
    2. 社内の教育体制の充実度合いを検討する
    3. 採用におけるコストを明確にする

     

    企業戦略から考える採用方法を選ぶコツ

    求める人材像を明確にする

    採用方法を選ぶうえで最も重要なのは、自社がどのような人材を求めているかを明確にすることです。求めるスキルや経験、性格、価値観を具体的に定義することで、新卒採用と中途採用のどちらが適しているかを判断しやすくなります。

    例えば、将来の経営幹部候補を育成したい場合や、企業文化を浸透させたい場合は、新卒採用が向いているでしょう。一方、特定の専門知識や即戦力が必要な場合、短期間で成果を求める場合は中途採用が効果的です。

    また、人材像を明確にすることは、採用活動だけでなく、選考基準や面接での質問内容を設計するうえでも役立ちます。自社のビジョンや事業計画と照らし合わせながら、求める人材像を具体的に描いてみましょう。

    社内の教育体制の充実度合いを検討する

    新卒採用をおこなう場合、社内の教育体制や研修制度が整っているかどうかが重要なポイントとなります。新卒者は実務経験がないため、入社後に基礎から丁寧に教育する必要があります。

    研修プログラムやメンター制度、OJTの仕組みが充実している企業であれば、新卒採用を積極的に進めることが期待できるでしょう。

    一方、教育にかける時間やリソースが限られている企業の場合は、中途採用で即戦力を確保するほうが効率的です。中途採用者は社会人経験があるため、教育負担が少なく、早期に業務を任せられます。

    採用におけるコストを明確にする

    採用活動には、求人広告費や人材紹介会社への報酬、研修費、教育コストなど、さまざまな費用が発生します。新卒採用と中途採用では、コスト構造が異なるため、予算に応じた採用方法を選ぶことが大切です。

    新卒採用は一括で複数名を採用するため、1人あたりの採用単価は比較的抑えられる傾向にあります。しかし、選考期間が長く、採用広報や研修に多くの費用がかかるため、全体的には高コストとなります。

    一方、中途採用は成功報酬型の人材紹介サービスを利用するケースが多く、採用単価はやや高めです。ただし、研修費や教育コストを削減できるため、短期的には効率的といえるでしょう。

     

    ブランディング動画を制作会社に外注するポイント!費用相場や成功事例も紹介

    社内イベントのことならCultiveまで!

    企画やご予算でお悩みはありませんか?まずはお気軽にご相談ください

    状況別に見る新卒採用と中途採用の選び方

    企業の状況やニーズに応じて、新卒採用と中途採用を使い分けることが重要です。ここでは、新卒採用と中途採用の違いを踏まえながら、4つの具体的なケースごとに最適な採用方法を紹介します!

    1. 新卒採用:将来を見据えて有望な人材を自社で育成したい
    2. 新卒採用:自社の教育体制を導入して人手不足を解消したい
    3. 中途採用:事業にあたって即戦力が欲しい
    4. 中途採用:他社での実務経験がある人を取り入れて組織を改革したい

    新卒採用:将来を見据えて有望な人材を自社で育成したい

    将来の企業成長を支える人材を確保したい場合、新卒採用が適しています。新卒者はまだ他社の文化に染まっていないため、自社の価値観やビジョンを深く理解し、企業とともに成長していくことが期待できます。

    ポテンシャル採用として、学生時代の活動や価値観、成長意欲を重視して選考をおこなうことで、将来的に経営幹部やリーダーとして活躍する人材を見極められるでしょう。

    また、新卒者は長期的に働くことを前提としているケースが多く、定着率が高い傾向にあります。企業の理念を深く理解したコア人材を育成し、組織の未来を築いていきたいと考える企業にとって、新卒採用は非常に有効な選択肢です。

    新卒採用:自社の教育体制を導入して人手不足を解消したい

    研修制度や教育プログラムが充実している企業であれば、新卒採用を活用して計画的に人手不足を解消することが期待できます。毎年一定数の新卒者を採用することで、安定的に人材を確保し、将来の戦力として育成できます。

    また、教育体制が整っていることで、新卒者が早期に戦力化しやすくなり、定着率の向上にもつながるでしょう。

    メンター制度やOJTの仕組みを活用し、先輩メンバーが丁寧に指導することで、新卒者の成長を促せます。長期的な視点で人材を育て、社内の人口ピラミッドを健全に保ちたい企業にとって、新卒採用は欠かせない採用方法といえます。

    中途採用:事業にあたって即戦力が欲しい

    新規事業の立ち上げや欠員補充、専門性の高いポジションの採用など、すぐに成果を求める場合は中途採用が最適です。実務経験や専門知識を持つ人材を採用することで、入社後すぐに業務を任せられます。

    例えば、プロジェクトリーダーやエンジニア、マーケティング担当など、特定のスキルを持つ即戦力人材が必要な場合、中途採用であれば短期間で適切な人材を確保できるでしょう。

    また、採用から入社までの期間も短く、スピード感を持って人材を確保したい企業にとって、中途採用は非常に効果的な手段です。即戦力を求める状況では、新卒採用と中途採用の違いを理解し、迷わず中途採用を選択しましょう。

    中途採用:他社での実務経験がある人を取り入れて組織を改革したい

    組織に新しい風を吹き込みたい場合や、既存の業務フローを改善したい場合は、中途採用が有効です。他社で培った経験やノウハウを持つ人材を採用することで、これまでにない視点やアイデアを組織に取り入れられます。

    特に、同業他社や異業種からの転職者は、自社にはない知識や手法を持っているため、部門改善やイノベーションのきっかけになることが期待できます。

    また、中途採用者の存在は、既存メンバーに刺激を与え、組織全体の活性化にもつながるでしょう。組織改革や事業の拡大を目指す企業にとって、中途採用は重要な戦略のひとつです。

     

    定着率の高い会社とは?社員が辞めない組織に共通する7つの特徴とは

    自社に合った人材を確保するには採用方法が重要

    新卒採用と中途採用には、それぞれ異なる特徴とメリット・デメリットがあります。新卒採用は将来を見据えた人材育成に適しており、中途採用は即戦力を確保したい場合に効果的です。

    自社の状況や目標、予算、教育体制を踏まえて、最適な採用方法を選ぶことが重要です。新卒採用と中途採用をバランスよく組み合わせることで、組織の健全な成長が期待できるでしょう。

    また、Cultiveではオンボーディングをはじめとした社内施策を幅広く支援しています。
    企業の“らしさ”を拾い上げ、新しいメンバーに理念が浸透していくような文化づくりをお手伝いいたします。
    採用後の受け入れ体制の強化や組織づくりに課題を感じている方は、ぜひご相談ください。

      要件整理からサポート可能です!
      実施決定前でもお気軽にお問い合わせください

      お電話でのご相談も承っております。 03-3868-0998
      お名前:
      会社名:
      電話番号:
      E-mail:
      お問い合わせの種類:
      お問い合わせ内容:
      この記事を書いた人
      小名木 直子
      小名木 直子

      Producer

      オリジナルウェディングのプロデューサーとして多くのイベント企画に携わる。小人数〜200人規模のイベントを得意とする。職場の中でどれだけ心が動く瞬間があるかで人生の幸福度が変わることを実感し、多くの人にCultiveのサービスが届くようWEBサイトの監修も担う。

      • プロジェクトマネジメント
      • 企画

      社内イベントのことならCultiveまで!

      企画やご予算でお悩みはありませんか?まずはお気軽にご相談ください