表彰式のBGMはなぜ重要?
BGMとは、Background Music(バックグラウンド・ミュージック)の略で、映画やドラマなどの映像作品において、背景として流れる音楽のことです。
表彰式や全社総会などのイベントの際にも、歓談中や式中に流れている音楽や表彰の瞬間などの演出効果として流される曲のことを指します。
BGMの効果は、映像作品だけでなく、表彰式においても次に挙げるような効果が得られます。
以下に、表彰式やイベントにおけるBGMの効果の代表的な例をいくつかご紹介します。
- 観客が舞台上に感情移入しやすくなる
- イベントの展開に緊張感を持たせることができる
- 特定のシーンを印象に残りやすくさせる
ひとつずつ順番に見ていきましょう。
観客が舞台上に感情移入しやすくなる
参加者が受賞者や司会者に感情移入することを促します。
例えば、受賞者が感謝の言葉を述べる際に情感にあふれたBGMが流れることで、スピーチしている本人の気持ちがより鮮明に想像しやすくなります。
それは当人たちだけでなく、観客の心にも印象深い瞬間として受け取られやすくなります。
イベントの展開に緊張感を持たせることができる
参加者に緊張感や期待感を与えます。
例えば、受賞者の発表前に流れるドラムロールや、会場が暗くなった中で流れる開会のBGMなど、参加者の集中力を高めたいシーンなどに効果的です。
従来の楽しげな音楽から張り詰めた音楽に変えることで、参加者の興味関心を惹きつけることができます。
特定のシーンを印象に残りやすくさせる
参加者に強い印象を残します。
表彰の瞬間やエンドロールムービーなどのBGMは心に強く残り、そのイベント全体の印象として思い返すアイテムとなります。
企業理念や想いを伝えるシーンでは、そのメッセージ内容に寄り添い、後押ししてくれるような選曲をすることでクオリティを向上させることができます。
以上のように、表彰式のBGMは、式全体の雰囲気や感動を大きく左右する要素であり、イベントのクオリティや満足度に大きく影響するアイテムのひとつとなります。
表彰式のBGM選びのポイント
表彰式のBGMはイベント全体に色彩を与える重要なアイテムになります。
ここでは、BGMを選ぶときのポイントをいくつかご紹介します。
- 表彰式のテーマに合わせたBGMを選ぶ
- 基本はインストゥルメンタルを選ぶ
- シーンごとにメリハリをつける
ひとつずつ順番に解説いたします。
表彰式のテーマに合わせたBGMを選ぶ
表彰式の雰囲気や目的に応じて、音楽のジャンルやテンポを決めます。
例えば、華やかで盛大な表彰式なら、クラシックやオーケストラの曲がおすすめです。
逆に、落ち着いた雰囲気の表彰式なら、ピアノやアコースティックギターの曲が良いでしょう。
また、表彰式の目的や参加者の属性などにも合わせて、その雰囲気に適したものを選ぶのがいいでしょう。
さらに、会社の理念や文化、メンバーの雰囲気などにも応じて、会の意図やメッセージを後押ししてくれるような選曲ができるように検討してみましょう。
表彰式の中の各種コンテンツの時間に合わせて適切にBGMを変えることで、会全体のメリハリにも繋がります。
基本はインストゥルメンタルを選ぶ
インストゥルメンタルとは楽器のみのメロディで構成された楽曲のことですが、基本的にはここから選曲をするのがおすすめです。
歌詞のついた曲、特に日本語の歌が入ったものになると、歌声や歌詞の言葉が耳に入ってしまい、参加者の注意がそちらに集中しやすくなります。
例えば、受賞者がスピーチをしているシーンで、感動で言葉に詰まった静寂の中でアーティストの歌声に気を取られてしまう、といったことも起きかねません。
逆に、歌声の入った曲でも、英語などの洋楽のものであればあまり気にならないといったこともあります。
いずれにしても、理由があって特定の曲をどうしても使いたいといった事情がない限りは、歌の入った曲は避けるのがおすすめです。
シーンごとにメリハリをつける
BGMを選ぶ際には、式全体の流れをイメージしながらメリハリが生まれるように注意しましょう。
どんなに感動的な瞬間が盛り込まれたイベントであっても、開会から閉会まで同じような曲調のものが流れていては全体の印象が薄れてしまいます。
表彰の瞬間、受賞者のスピーチ、代表からのスピーチなど、本人の想いや情感も一緒に受け取ってほしいシーンを選別し、そこを際立たせるような選曲構成が大切になります。
オープニングは期待感が高まるように迫力のある曲で、乾杯と歓談では楽しさを演出するポップな曲調で、表彰式に移行するときには荘厳なクラシックで、などといったコントラストを意識しながらBGMを構成していくといいでしょう。
表彰式のBGM選びにおける注意点
次に、BGMを選ぶ際に気をつけたいポイントをご紹介します。
著作権などに気をつけながら雰囲気やコンテンツに合ったBGMを選ぶようにしましょう。
著作権を確認する
著作権とは、音楽や映像などの創作物を作った人が持つ権利で、その創作物を使う場合は、その人の許可が必要です。
社内の表彰式で流す音楽であっても、その音楽を作った人や歌った人の著作権があります。
そのため、表彰式のBGMとして流す音楽は、著作権者から許可を得るか、著作権フリーの音楽を選びましょう。
著作権フリーの音楽とは、著作権者が自由に使ってもらってもいいと宣言した音楽や、著作権の期限が切れた音楽のことです。
インターネット上には、著作権フリーの音楽を提供するサイトがあります。
しかし、これらのサイトで提供される音楽も、必ず利用規約を確認し、正しくクレジット表記するなどの条件が設けられていないか注意して下さい。
コンテンツに合ったBGMになっているか
コンテンツに合ったBGMとは、表彰式の目的や雰囲気に沿った音楽のことです。
例えば、表彰式がスポーツや学校などの分野で行われる場合は、明るく元気な曲や感動的な曲が適しています。
また、表彰式がビジネスや社会貢献、全社向けに行われる場合は、落ち着いた曲や優雅な曲が適しています。
さらに、表彰式が特定のテーマや人物に関連する場合は、そのテーマや人物にちなんだ曲を選ぶと良いでしょう。
著作権フリーのオススメサイト3選
DOVA-SYNDROME
DOVA-SYNDROME は、16,000曲の無料BGMと1,300曲の無料効果音をダウンロードできるサイトです。
BGMや音楽素材は著作権フリーで、商用・非商用を問わず制限なしで、アプリ、ゲーム、動画、音声作品など、あらゆる作品に使えます。
ポップ、ロック、ジャズ、クラシック、アンビエント、ホラーなど、さまざまなジャンルが揃っており、キーワードやタグ、カテゴリーで検索することもできます。
OTO STA
OTO STA は、テレビ番組やCM、ラジオなどの放送に使える著作権フリーの音楽素材を購入できるサイトです。
企業イベントや展示会、YouTube動画やWeb動画などのBGMとしても利用できます。
オーケストラ、ピアノ、ギター、エレクトロニック、エスニックなど、多彩なジャンルの音楽素材が2,000曲以上あり、MP3やWAV形式でダウンロード可能です。
YouTube Audio Library
YouTube Audio Library は、YouTube動画やその他のプロジェクトに使える無料の音楽と効果音を提供するYouTubeの公式サイトです。
YouTube Audio Libraryには、30,000曲以上の音楽トラックと1万曲の効果音があり、ジャンルやムード、楽曲や長さ、クレジット表記の有無でBGMを探すことができます。
音楽と効果音は著作権フリーで、利用規約とクレジット表記のルールに従えば、どんな目的にも使えます。
表彰式をするなら、Cultiveへ
表彰式のBGM選びは、その雰囲気や意味を一層引き立てる要素として非常に重要です。
適切な選曲をすることで、式全体の印象をより良くし、参加者にとって記憶に残るものにすることができます。
表彰式を成功させるためにも、適切なBGM選びを心掛け、イベントを盛り上げることを目指して下さい。
また、Cultiveでは表彰式や全社総会をはじめ、さまざまな社内イベントをサポートしております。
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