内定辞退が特に多い3つの時期と防止対策
内定辞退は突発的に起こるものではなく、学生の行動が集中する時期に増えやすい傾向があります。
年間を通して見ると、とくに注意すべき時期は三つあります。
- 7月〜9月 内定辞退のピーク期間
- 11月 公務員試験の結果による辞退増加
- 1月〜3月 入社直前の駆け込み辞退
それぞれの時期には明確な理由があり、事前に想定しておくことで対策の精度を高められます。以下では、時期ごとの特徴と具体的な防止策を見ていきます。
7月〜9月は内定辞退のピーク期間
7月から9月は、年間でもっとも内定辞退が多い時期とされています。この時期は、他社の選考結果がほぼ出そろい、学生が複数の内定先を比較検討する段階に入るためです。
とくに10月1日の内定式を控えた直前期は、進路を最終決定しなければならない心理的な区切りとなります。それまで判断を先延ばしにしていた学生が、「内定式前に辞退を伝えたい」と考え、決断に踏み切るケースも少なくありません。企業側としては、内定通知後からこの期間までのフォローが重要になります。
内定通知後は迅速かつ継続的にフォローする
内定辞退を防ぐうえで、内定通知直後からのフォローは欠かせません。通知後に連絡が途切れる期間が長いほど、内定者の志望度は下がりやすくなります。
具体的には、内定通知から1週間以内に電話やオンラインで連絡を入れ、意思確認と簡単なフォローを行うことが有効です。その後も、月に1〜2回程度の定期的なメール配信や案内を通じて接点を保ちます。他社の選考状況を確認する場合も、押し付けがましくならない配慮が必要です。また、内定者からの質問にはできる限り早く返信し、安心感を与えることが重要です。
内定者の疑問や不安に丁寧に対応する
内定者は、入社前にさまざまな不安を抱えています。人間関係や業務内容、待遇、社風といった点は、代表的な不安要素です。こうした疑問を放置すると、内定辞退につながる可能性が高まります。
企業側は、個別面談やオンライン相談窓口を設け、気軽に質問できる環境を整えることが求められます。FAQページや内定者専用サイトを用意する方法も有効です。さらに、先輩社員との交流機会を設けることで、実際の働き方を具体的にイメージしやすくなり、不安の解消につながります。
社内イベントのことならCultiveまで!
企画やご予算でお悩みはありませんか?まずはお気軽にご相談ください
11月は公務員試験の結果発表で辞退が増加
11月は、公務員試験や教員採用試験の最終結果が発表される時期です。公務員志望の学生は、民間企業と併願しているケースが多く、合格が確定した段階で民間企業の内定を辞退する傾向があります。
一般的に、公務員試験は6〜9月に面接が行われ、10〜11月に最終合格が発表されます。教員採用試験も、1次が7月、2次が8〜9月、合格発表が10月頃という流れです。安定性や福利厚生を重視し、公務員を選択する学生は多いため、この時期の辞退はある程度予測できます。だからこそ、事前の対策が重要になります。
内定者向けの懇親会や交流会を実施する
内定者の不安要因として、人間関係への懸念は大きな割合を占めます。懇親会や交流会は、その不安を和らげる有効な手段です。
たとえば、内定者同士の食事会やカジュアルな交流の場を設けることで、同期とのつながりが生まれます。先輩社員との座談会を実施すれば、仕事や職場の雰囲気を具体的に知る機会にもなります。遠方の内定者に配慮し、オンライン交流会を組み合わせる方法も効果的です。グループワークなどを取り入れることで、自然なコミュニケーションを促せます。
配属予定の部署と早期から接点を増やす
配属予定部署との早期接触は、入社後のイメージ形成に大きく影響します。実際の職場や業務内容を知ることで、内定者の不安は軽減され、志望度が高まりやすくなります。
具体的には、配属予定部署の見学や、部署メンバーとのランチ会が考えられます。業務説明会や簡単な業務体験を通じて、仕事内容を理解してもらう方法も有効です。また、配属先の先輩社員をメンターとして紹介することで、相談しやすい関係を築けます。
内定式を開催して入社意識を高める
10月1日の内定式は、内定者にとって大きな節目となる行事です。正式に内定者として迎え入れられたという実感が、帰属意識の向上につながります。
経営層からのメッセージや、内定証書の授与といった儀式的な要素には、心理的な効果があります。内定式後に懇親会や簡単なレクリエーションを行うことで、内定者同士や社員との距離も縮まります。近年は、オンラインと対面を組み合わせた開催方法も検討されています。
1月〜3月は入社直前の駆け込み辞退が発生
1月から3月にかけては、入社直前の駆け込み辞退が発生しやすい時期です。この時期の辞退は、企業にとって代替採用が難しく、影響が大きくなります。
背景には、卒業や入社を目前に控えた不安の高まりがあります。また、他社からの追加オファー、大学院進学への急な方向転換、留年や単位不足の発覚といった事情も考えられます。この時期の辞退は防止が難しいため、事前の準備が重要です。
業務研修で実務に慣れる準備期間を作る
入社直前期に実践的な業務研修を行うことで、内定者は入社後の業務を具体的にイメージしやすくなります。業務への理解が深まることで、不安が自信に変わる効果も期待できます。
研修内容としては、名刺交換や電話対応、メール作法といったビジネスマナー研修が挙げられます。あわせて、基本的な事務処理や業務で使うツールの操作方法、業界や商品に関する基礎知識を学ぶ機会を設けると効果的です。簡単な業務体験やシミュレーション、内定者アルバイトとしての実務経験も有効です。
引っ越しや住居の準備サポートをする
入社に伴う生活面の不安は、内定辞退につながる要因の一つです。とくに勤務地が変わる場合、住居探しや引っ越しへの負担は大きくなります。
企業側が社員寮や社宅を案内したり、提携不動産会社を紹介したりすることで、内定者の負担を軽減できます。引っ越し費用の補助や、住居探しのための休暇付与、入社前の生活相談窓口の設置も有効です。地域の生活環境や交通機関に関する情報提供も、安心感につながります。
社内イベントのことならCultiveまで!
企画やご予算でお悩みはありませんか?まずはお気軽にご相談ください
内定辞退を防ぐ魅力的な会社づくりはCultiveへ
内定辞退を防ぐためには、時期ごとの対策だけでなく、採用から入社前まで一貫した取り組みが欠かせません。内定者が安心して入社を決断できる環境づくりが、結果として辞退率の低下につながります。
Cultiveでは、内定者フォローや内定者研修を含めたオンボーディング設計を支援しています。
企業の理念や想い、価値観を社員に伝え、同じ想いを心に宿せるような企画をご提案し、実施に必要なデザインや映像制作までを一括でサポートいたします。
社員のエンゲージメント向上や社内文化の醸成にお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。


































