会社の表彰制度で贈るコメント文例集|社員のモチベーションを高める言葉とは?

2025.12.17

社内表彰制度において、受賞者に贈るコメントは非常に重要な役割を果たします。形式的な言葉だけでは、せっかくの表彰も心に響かず、モチベーション向上の機会を逃してしまうかもしれません。

効果的なコメントには、受賞者の具体的な行動や成果への言及、周囲への感謝、今後への期待といった要素が必要です。これらを適切に盛り込むことで、受賞者だけでなく、それを見聞きする他のメンバーにもよい影響を与えられます。

本記事では、表彰コメントを作成する際の基本ポイントから具体的な文例、避けるべきNG表現まで詳しく解説します。メンバーのやる気を引き出し、組織全体を活性化させるコメント作成のヒントを得られるはずです。

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    表彰コメントを作成する前に押さえておきたい基本ポイント

    効果的な表彰コメントを書くには、いくつかの基本原則があります。主なポイントとして、以下の4点を押さえておきましょう。

    • 感謝などコメントの目的を明確にする
    • 対象者の実績やエピソードを具体的に入れる
    • 全メンバーが共感できる前向きな言葉を選ぶ
    • 起承転結を意識してわかりやすいコメントを作成する

    それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。

    感謝などコメントの目的を明確にする

    コメントを書く前に、「なぜこのコメントを書くのか」という目的を明確にすることが重要です。表彰コメントは単なる形式ではなく、受賞者の努力や貢献を認めるための大切なメッセージです。

    コメントの目的は大きく分けて三つあります。

    1. 感謝を伝えること:日頃の業務やプロジェクトへの貢献に対して、組織としての謝意を示します。
    2. 称賛すること:具体的な成果や行動を評価し、その価値を認めます。
    3. 行動を促すこと:今後も同様の活躍を期待することで、受賞者や他のメンバーの意欲を高めます。

    これらの目的のうち、どれに重点を置くかを整理してからコメントを作成すれば、一貫性のある伝わりやすいメッセージになります。複数の目的を組み合わせることも効果的ですが、最も伝えたいメッセージを明確にしておくことが大切です。

    対象者の実績やエピソードを具体的に入れる

    抽象的な表現ではなく、具体例を入れることでコメントの説得力が格段に高まります。どのような成果や行動が評価されているのかを具体的に記載すれば、受賞者は自分の何が認められたのかを明確に理解できます。

    例えば、プロジェクトの成功について触れるなら、プロジェクト名や達成した目標を明示しましょう。お客様対応を評価するなら、どのような場面でどのような対応をしたのかを示します。チームへの貢献を称えるなら、具体的にどのようなサポートをしたのかを記述します。

    このような具体的なエピソードを盛り込むことで、コメントは単なるお世辞ではなく、真剣に評価していることが伝わります。受賞者の実際の行動や成果を思い出しながら書くことを心がけましょう。

     

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    全メンバーが共感できる前向きな言葉を選ぶ

    コメントを読む全員が「自分も頑張ろう」と思えるような前向きな表現を選ぶことが重要です。表彰は受賞者個人を称えるだけでなく、組織全体のモチベーション向上の機会でもあります。

    そのため、ネガティブな表現や批判的な言葉は絶対に避けましょう。「以前は〇〇だったが改善した」といった過去の問題を引き合いに出す表現も不適切です。常にポジティブで、受賞者のよい面に焦点を当てた言葉を使います。

    また、簡潔で誰でも理解できる表現を心がけることも大切です。専門用語や難解な言い回しは避け、シンプルで分かりやすい言葉を選びましょう。年齢や役職に関わらず、すべてのメンバーが理解できる表現であることが、共感を生む鍵となります。

    起承転結を意識してわかりやすいコメントを作成する

    コメントを構造化することで、読みやすく伝わりやすい内容になります。起承転結の流れを意識して組み立てましょう。

    起の部分では、対象者の紹介と表彰理由を簡潔に述べます。「営業部の〇〇さんを、今期の営業成績優秀賞として表彰します」といった導入です。

    承の部分では、具体的な行動や成果を記載します。「新規のお客様を〇件獲得し、目標の120%を達成しました」など、数字や事実を盛り込みます。

    転の部分では、支えてくれた周囲への感謝や、成果の背景に触れます。「チームメンバーのサポートと日々の地道な努力の結果です」といった内容です。

    結の部分では、今後への期待や抱負を述べます。「今後もチームを牽引する活躍を期待しています」と締めくくります。

    この順序で構成を組み立てれば、読者が自社のコメント作成時にも応用しやすい、論理的で印象に残るメッセージが完成します。

     

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    社内表彰コメントに入れるべき3つの基本要素

    効果的な表彰コメントには、必ず盛り込むべき基本要素があります。主な要素として、以下の3点が挙げられます。

    • 努力や貢献に対する「感謝の言葉」
    • 何をどのように成し遂げたかの「行動・成果の具体例」
    • さらなる活躍やチームへの波及を促す「今後への期待」

    それぞれの要素について、具体的に見ていきましょう。

    努力や貢献に対する「感謝の言葉」

    コメントの冒頭で、対象者の貢献を認めることは非常に重要です。まず感謝を伝えることで、受賞者は自分の努力が報われたという実感を得られます。

    感謝の言葉の例としては、「日頃の努力に心から感謝します」「チームへの貢献に深く敬意を表します」「あなたの献身的な取り組みに感謝の気持ちでいっぱいです」といった表現があります。

    また、誰に向けた感謝なのかを明確にすることもポイントです。上司として部下に感謝するのか、同僚として感謝するのか、あるいは組織全体を代表して感謝するのかによって、表現は変わってきます。

    コメントを受ける本人がうれしく感じる言葉を選ぶには、その人の性格や価値観を考慮することも大切です。控えめな性格の人には落ち着いたトーンで、明るい性格の人には温かみのある表現でといった配慮があれば、より心に響くメッセージとなるでしょう。

    何をどのように成し遂げたかの「行動・成果の具体例」

    具体例を入れることでコメントの説得力が大きく増します。抽象的な称賛だけでは、なぜ表彰されたのかが伝わりにくく、印象にも残りません。

    具体的な実績の例としては、売上目標の達成があります。「前年比150%の売上を達成し、部門全体の目標達成に大きく貢献しました」といった表現です。新規プロジェクトの成功なら、「新商品開発プロジェクトを予定より1ヵ月早く完了させ、市場投入を早めることができました」などのように具体的に記載しましょう。

    お客様満足度の向上も具体例として効果的です。「お客様アンケートで満足度95%を獲得し、リピート率向上に貢献しました」といった数字を盛り込むことで、成果の大きさが明確に伝わります。

    数字やエピソードを入れることで信頼感と説得力が高まる点は、コメント作成において最も重要なポイントの一つです。さまざまなメンバーの成果に応じてアレンジできるよう、複数のパターンの具体例を考えておくとよいでしょう。

     

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    さらなる活躍やチームへの波及を促す「今後への期待」

    コメントの締めくくりでは、対象者のモチベーションや周囲へのよい影響を促すことが重要です。表彰は一つの節目であり、ゴールではありません。今後も成長を続けてほしいというメッセージを込めましょう。

    未来志向の表現としては、「今後もチームをリードする存在として活躍してほしい」「さらなる成長と挑戦を心から期待しています」「この経験を活かして、次のステージでも活躍してください」といった言葉があります。

    個人だけでなく、チームや組織全体によい影響を与えることへの期待も盛り込みましょう。「あなたの姿勢が他のメンバーの励みになっています」「この成功事例を組織全体で共有し、さらなる成長につなげていきましょう」といった表現です。期待を伝えることで、受賞者は次への意欲を高め、組織全体も前向きな雰囲気に包まれるでしょう。

     

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    例文付き!社内表彰で使えるコメント文例集

    ここからは、実際に使える具体的なコメント文例を紹介します。主な表彰の種類として、以下の4パターンを取り上げます。

    • 永年勤続表彰のコメント例
    • 営業成績・業績優秀者へのコメント例
    • プロジェクト貢献・チーム表彰のコメント例
    • 新人賞・努力賞・チャレンジ賞へのコメント例

    それぞれの状況に応じたコメントの書き方と文例を見ていきましょう。

    永年勤続表彰のコメント例

    長年勤続したメンバーへの表彰では、これまでの貢献への感謝と、組織への忠誠心を称えることが重要です。コメントの冒頭で感謝を伝え、本人の努力や貢献を具体的に言及しましょう。勤続年数と具体的な貢献を盛り込んだ例文をいくつか紹介します。

    「この度、勤続20年を迎えられた〇〇さんを表彰します。入社以来、営業部門の第一線で活躍され、多くのお客様との信頼関係を築いてこられました。後輩の育成にも尽力され、部門全体の成長に大きく貢献されています。今後も豊富な経験を活かし、チームを牽引する存在として活躍されることを期待しています」

    「勤続15年の節目を迎えられた〇〇さんに、心からの感謝を申し上げます。困難なプロジェクトにも前向きに取り組み、常に高い品質の仕事を提供してくださいました。チームメンバーからの信頼も厚く、組織の要として活躍されています。これからも変わらぬ情熱で、会社の発展に貢献していただけることを楽しみにしています」

    コメントの締めでは、今後の活躍への期待を表現することを忘れないようにしましょう。

    営業成績・業績優秀者へのコメント例

    業績や営業成績を上げたメンバーには、数字や成果を明確に盛り込んだコメントが効果的です。成果を称えるだけでなく、チームや周囲への影響にも触れることで、より深みのあるメッセージとなります。

    売上目標達成や新規顧客獲得といった具体的な成果を記載した例文を紹介します。

    「今期の営業成績優秀賞は、売上目標150%を達成した〇〇さんに贈ります。新規のお客様を25社獲得し、部門全体の目標達成にも大きく貢献されました。丁寧なヒアリングと誠実な提案がお客様からの信頼を獲得し、高いリピート率にもつながっています。チームメンバーにも営業ノウハウを積極的に共有し、部門全体のレベル向上に尽力されています。今後も営業部門のリーダーとして、さらなる挑戦を期待しています」

    「〇〇さんは今期、前年比180%の売上を達成され、社内最高記録を更新されました。困難な商談にも粘り強く取り組む姿勢が、大型契約の獲得につながりました。あなたの活躍が他のメンバーの励みとなり、部門全体の士気向上にも貢献しています。この勢いを維持し、次期も新たな目標に挑戦していただけることを期待しています」

    今後の挑戦や貢献への期待を締めに入れることで、受賞者のモチベーションをさらに高められます。

    プロジェクト貢献・チーム表彰のコメント例

    プロジェクトやチームで成果を上げた場合は、協力体制や連携の重要性を強調したコメントが適しています。プロジェクトの目的と成果を簡潔に述べ、個人やチームの具体的な貢献を示しましょう。

    プロジェクトの内容と貢献を明確にした例文を紹介します。

    「新商品開発プロジェクトチームを、今期のチーム表彰として称えます。当初の計画より2ヵ月早く商品化を実現し、市場投入を前倒しできました。リーダーの〇〇さんを中心に、メンバー全員が役割を果たし、困難な局面でも諦めずに解決策を見出してきました。部門を超えた連携も見事で、組織全体の協力体制のモデルケースとなりました。今後もこのチームワークを発揮し、新たなプロジェクトでも活躍されることを期待しています」

    個人の貢献にフォーカスした例文も効果的です。

    「システム刷新プロジェクトにおいて、技術的な課題解決に尽力された〇〇さんを表彰します。複雑な既存システムの分析と新システムの設計を両立し、スムーズな移行を実現されました。チームメンバーへの技術サポートも惜しまず、プロジェクト全体の品質向上に貢献されています。あなたの専門性とチームへの献身が、プロジェクト成功の鍵となりました。今後も技術面でのリーダーシップを発揮していただけることを期待しています」

    コメントの締めでは、チームワークや今後の活躍を期待する言葉を入れることが重要です。

    新人賞・努力賞・チャレンジ賞へのコメント例

    新入社員や努力・挑戦を評価する表彰では、成果だけでなく、学びの姿勢や成長のプロセスを称賛することが大切です。今後への励ましの言葉も忘れずに盛り込みましょう。

    新人の成長を具体的に称賛した例文を紹介します。

    「今年度の新人賞は、入社半年で目覚ましい成長を遂げた〇〇さんに贈ります。最初は不慣れだった業務も、積極的に質問し、先輩のアドバイスを素直に吸収することで、短期間で戦力となりました。失敗を恐れずにチャレンジする姿勢が、周囲によい刺激を与えています。今後もこの学ぶ意欲を持ち続け、さらなる成長を遂げてください。あなたの活躍を期待しています」

    努力やチャレンジ精神を評価した例文も有効です。

    「〇〇さんは、未経験の業務に果敢に挑戦し、着実に成果を積み上げてきました。困難な課題にも諦めず取り組む姿勢は、多くのメンバーの手本となっています。この半年間で習得したスキルと経験は、今後のキャリアの大きな財産となるでしょう。失敗を恐れずに新しいことにチャレンジし続けてください。あなたの成長を皆で応援しています」

    新人賞・努力賞用に活用できるよう、励ましと期待のバランスを取った表現を心がけましょう。

     

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    社内表彰コメントで避けたいNG表現と注意点

    効果的なコメントを作成するには、避けるべき表現も理解しておく必要があります。主な注意点として、以下の3点が挙げられます。

    • 他のメンバーと比較した発言は避ける
    • 抽象的すぎて伝わらない表現に注意する
    • 形式的・定型的な言葉ばかりにならない工夫をする

    それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。

    他のメンバーと比較した発言は避ける

    比較表現は、受賞者や他のメンバーにネガティブな印象を与えるリスクがあります。「〇〇さんより優れている」「他のメンバーよりも成績がよい」といった他者との比較は絶対に避けましょう。

    こうした表現は、一見すると受賞者を称えているように見えますが、実際には比較対象となったメンバーを傷つけます。また、受賞者自身も「他人と比べられて評価された」と感じ、素直に喜べない可能性があります。

    そのため、個人の成果や努力そのものに焦点を当てることが重要です。「〇〇さんは目標を大きく上回る成果を達成しました」「粘り強い取り組みが実を結びました」といった、その人自身の行動や結果を評価する表現を使いましょう。

    常に個人の絶対的な価値を認める姿勢を持つことが大切です。相対評価ではなく絶対評価の視点でコメントを書くことを心がけてください。

    抽象的すぎて伝わらない表現に注意する

    抽象的な言葉では、受賞者や周囲に評価の内容が正確に伝わらず、コメントの価値が大きく下がります。「頑張った」「素晴らしい」「すごい」といった漠然とした表現だけでは、何が評価されているのか不明確です。

    例えば、「いつも頑張っていますね」だけでは、どの場面でどのように頑張ったのかが分かりません。「困難なプロジェクトで夜遅くまで作業し、期日どおりに完成させました」と具体的に述べれば、努力の内容が明確に伝わります。

    成果や行動を具体的に表現することで、コメントの説得力は格段に増します。数字、場面、行動の内容を盛り込むことで、受賞者は「自分の何が認められたのか」を明確に理解でき、今後も同じ行動を続けるモチベーションにつながるでしょう。

    コメント作成時は、抽象的な表現に頼らず、常に具体例を探す姿勢が欠かせません。

    形式的・定型的な言葉ばかりにならない工夫をする

    ありきたりな表現だけでは印象に残らず、モチベーション向上につながりません。「おめでとうございます」「日頃の努力に感謝します」といった定型文だけで済ませてしまうと、味気ない形式的なコメントになってしまいます。

    もちろん、これらの表現自体が悪いわけではありません。問題は、これだけで終わってしまうことです。定型的な表現に加えて、受賞者の特徴や具体的なエピソードを盛り込む工夫が必要です。

    例えば、「おめでとうございます。〇〇プロジェクトでのあなたの粘り強い交渉力が、契約成立の決め手となりました」と続ければ、個別化された温かみのあるメッセージになります。

    コメントを個別化・オリジナル化するためには、受賞者との会話や日頃の観察から得た情報を活用することをおすすめします。その人らしさを感じさせる言葉を選ぶことで、心に残るコメントが完成するでしょう。

     

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    メンバーのやる気を引き出すコメント作成のコツ

    表彰コメントは、受賞者だけでなく組織全体のモチベーション向上にも影響します。効果を最大化するコツとして、以下の3点を意識しましょう。

    • 行動を褒めることで再現性を高める
    • チーム貢献や周囲への影響にも触れる
    • 短くても心に残るひとことフレーズを意識する

    それぞれの内容について、具体的に見ていきましょう。

     

    社員のやる気を引き出すコメント作成のコツ

    行動を褒めることで再現性を高める

    成果だけでなく行動に注目することで、他のメンバーの行動改善や意欲向上につながります。結果は状況に左右されることもありますが、行動は本人の意思でコントロールできる要素です。

    具体的な行動を称賛する例としては、「お客様への丁寧な対応が信頼関係の構築につながりました」「チームへの積極的な協力が、プロジェクトの円滑な進行を支えました」「困難な状況でも冷静に問題を分析し、適切な判断を下しました」といった表現があります。

    こうした行動ベースの評価は、コメントを聞いた他のメンバーが「自分もあの行動を真似してみよう」と思える点がポイントです。再現可能な行動を評価することで、組織全体の行動品質が向上する効果が期待できます。

    また、「何をしたか」だけでなく「どのようにしたか」に焦点を当てる習慣をつけることをおすすめします。

     

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    チーム貢献や周囲への影響にも触れる

    個人の成果だけでなく、チームや組織への波及効果をコメントに盛り込むことが重要です。各メンバーは単独で働いているのではなく、常に他のメンバーと関わりながら仕事をしています。

    チームへの影響を含めた表現としては、「あなたの前向きな姿勢がチームの雰囲気を明るくしました」「後輩の育成にも熱心に取り組み、部門全体のスキル向上に貢献しました」「丁寧な資料作成が会議の効率化につながり、メンバーの時間を節約できました」といった内容が考えられます。

    個人の成果と組織貢献を両立させることで、コメントを通じて他のメンバーにも学びやモチベーション向上の効果が生まれます。

    また、こうした表現は受賞者にとってもうれしいものです。自分の行動が周囲によい影響を与えていることを知れば、より大きな達成感を得られます。「自分も組織によい影響を与えたい」と思わせることができるよう、個人と組織の両面から評価する視点を持ちましょう。

    短くても心に残るひとことフレーズを意識する

    コメントは長文でなくても、印象的なひとことがあればモチベーションを高められます。記憶に残るシンプルなフレーズは、受賞者の心に長く留まるでしょう。

    短くてもインパクトのある表現例としては、「あなたの挑戦心に拍手を送ります」「この成長を皆で支えていこう」「あなたがいてくれて本当に良かった」「次のステージでの活躍も楽しみにしています」といったものがあります。

    長文を書くことに固執せず、簡潔にまとめるコツを知っておくことも大切です。要点を絞り込み、最も伝えたいメッセージを一文で表現する訓練をすれば、短くても響くコメントが書けるようになります。

    時には、簡潔で力強いひとことが、長々とした説明よりも強く心に残ることがあります。文字数が短くても受賞者に届くメッセージ性の重要性を理解し、状況に応じて、適切な長さのコメントを選択する柔軟性を持つことが大切です。

     

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    社内表彰はコメントの工夫で価値がさらに高まる

    表彰制度そのものは多くの企業で導入されていますが、その効果を最大化するかどうかは、コメントの質にかかっています。形式的な言葉を並べるだけでは、せっかくの表彰機会が十分に活かされません。

    効果的なコメントには、感謝の言葉、具体的な成果や行動の記述、今後への期待という三つの基本要素が必要です。これらを適切に組み合わせ、受賞者の個性や状況に合わせた表現を選ぶことで、心に響くメッセージが完成します。

    また、他のメンバーとの比較や抽象的な表現、形式的な言葉ばかりといったNG表現を避けることも重要です。行動に焦点を当て、チームへの影響にも触れ、時には短くても印象的なフレーズを使うといった工夫を凝らせば、組織全体のモチベーション向上につながります。

    本記事で紹介したポイントと文例を参考に、自社の表彰制度をさらに価値あるものにしてください。コメントの工夫が、メンバーのやる気を引き出し、組織を活性化させる鍵となります。

    なお、Cultiveでは社内表彰式をはじめとして、エンゲージメントや一体感醸成に寄与する社内イベントを幅広くお手伝いしています。
    企業の“らしさ”を紐解き、メンバーと分かち合える「心震える体験」をご提供し、その後の組織のモチベーションアップをサポートいたします。

    企業文化やメンバーのエンゲージメント対策に課題をお持ちの方はぜひお気軽にご相談ください。

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      小名木 直子
      小名木 直子

      Producer

      オリジナルウェディングのプロデューサーとして多くのイベント企画に携わる。小人数〜200人規模のイベントを得意とする。職場の中でどれだけ心が動く瞬間があるかで人生の幸福度が変わることを実感し、多くの人にCultiveのサービスが届くようWEBサイトの監修も担う。

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