こんにちは!「人と企業を幸せにする文化づくり」をサポートしているCultive(カルティブ)です!
入社式もひと段落したこの時期、新入社員にいち早く会社に馴染んでもらい、活躍してもらうためにオンボーディングについて思案している方も多いのではないでしょうか?
しかし、一口にオンボーディングと言ってもやり方も効果も様々・・・。
そこで今回は、数多くの企業文化をサポートしてきたCultiveが考える「自社カルチャーへの理解を深め、早期活躍に繋がるオンボーディング」をご紹介します!
新メンバーの育成に携わっている方、必見です!
目次
オンボーディングとは
オンボーディングとは、乗り物に乗っていることを意味する「on-board」を由来としています。ビジネス用語としては、新しく会社・組織に加わった人材にいち早く環境に慣れてもらい、組織への定着や戦力化を促進するための取り組みのことを指します。
新メンバーは慣れない環境への不安やギャップを抱えながらのスタートとなります。その状態のままでは能力も発揮しづらく、早期離職にも繋がりかねません。不安や違和感をスムーズに解消することが入社後のスタートダッシュのためにも重要となります。
一般的には、入社後90日以内にオンボーディングを施せるかによって人材の定着率やエンゲージメントに関わると言われています。しかし、明文化された社史や業務内容をインプットするだけでは、組織への愛着や好感には繋がりにくいものがあります。
リモートワークが定着し、働き方が多様化した現代。
「働くこと」への価値観も世代によって大きく異なる時代。
新メンバーのエンゲージメントを高めるために、オンボーディングで伝える内容にもアップデートが求められています。
3つの側面からのオンボーディング
いち早く組織に慣れ親しんでもらうためには以下の3つの側面からのアプローチが大切なポイントとなります。
職能的な適応
「職能的な適応」とは、「業務をするにあたって必要となるスキルや知識をインプットし、学んでいくこと」を指します。業務フローや顧客情報、組織構造、専門知識などがこれに含まれますが、多くの場合は、入社時での研修や実際の業務内での学び、OJTなどによって学習していくことができます。
役割的な適応
「役割的な適応」とは「組織から期待されている自身の役割を理解し、既存メンバーとのやりとりを通じて全うしていく」ことを指します。これは職務上でかけられている期待だけでなく、個人の人柄・キャラクターに合わせたチーム内での役割(ムードメイカーやフォロワーなど)を理解することも含まれます。
上長や先輩との面談、チーム内での懇親会、日報での振り返りなどを積み重ねながら、自身が発揮すべき価値と期待されている立ち居振る舞いを理解していきます。そうして、自分のキャラクターを活かした活躍をイメージすることで、伸び伸びと才能を発揮できるようになります。
文化的な適応
「文化的な適応」とは、「会社の文化や価値感、人間関係に馴染むこと」を指します。業務に必要な知識や役割を理解できていても、職場の環境や雰囲気に馴染めないと心理的安全性は感じにくくなります。早期離職などを避けるためにもぜひ取り組みたいポイントですが、会社の風土や文化には言語化されにくい暗黙知となっているものもあり、伝えることが難しい場合が多いです。
理念を明文化している会社も多くありますが、それをインプットするだけでは共感は得にくく、どこか他人事として受け取られてしまいかねません。
大切なのは、理念や文化の背景にある“想い”に共感し、自分ごと化できること。
共に働く人々の”想い”に触れ、同じ場に集まっている人たちにシンパシーを感じること。
「文化的な適応」は、エンゲージメントを高める上では欠かせない項目であり、Cultiveが最も得意とする分野でもあります。
エンゲージメントが高まる!Cultiveのオンボーディング事例
公式情報としてまとまっている会社の沿革や理念をインプットするだけでは、共感には繋がりにくくなります。Cultiveでは、個人の”想い”にフォーカスし、そこに内在する“ストーリー”を伝えることに注力しています。
創業時に抱いた期待、理念に込めた願い。
規模拡大時の悩みや挫折。転機となった出会い。
顧客に向き合う真摯な想いや、その源流となった出来事。
沿革の中の大きな出来事には必ず、それに直面した人々がいて、様々な感情が生まれたはずです。そのストーリーを伝えることで、悩みながらも成長してきた会社の歴史を追体験し、その末に生まれた理念や現在の組織にシンパシーをもたらす。そうして生まれる共感を通して、新メンバーの会社理解とエンゲージメントを促進する。これがCultiveが提供するオンボーディングプログラムです。
営業代理店様のオンボーディング
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青春時代、“何者”でもない自分に葛藤し続けていたという創業者。
「本気で努力する人たちの『人生のターニングポイント』を作りたい」という想いで起業し、経歴も様々なメンバーの成長を後押ししてきました。
組織成長に伴い、その精神をより表した理念へのアップデートを行い、その浸透も含めたオンボーディングプログラムの制作をご依頼いただきました。
最初にCultiveが制作したのは創業者へのインタビュー映像でした。
葛藤していた青春時代から、沿革に沿って当時の出来事とリアルな感情を伝えていただき、新しい理念に込めた想いを語っていただきました。
実際のオンボーディングとしては、映像を見た後のディスカッションを設計。創業者の“想い”を受け取って感じたことを話し合い、現在の組織に至るまでの歴史や新理念への理解を深められるように設計いたしました。
また、組織構造を説明する図は組織図としてではなく、相関図として制作いたしました。
会社全体でワンチームであるという強い想いと、上層部からの伝達ではなく部署が互いに価値を発揮し合う関係であることを伝えるためのデザインです。
その他にも、ミッションを分かりやすく伝えるための4コマ漫画や、実際の顧客とのやりとりからバリューについて考えるワークなど、会社の理念を体験・学べるプログラムを設計いたしました。
ペット保険会社様のオンボーディング
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「人の保険のように、ペット保険が当たり前の社会を創りたい」。
その想いを強く持たれていたペット保険会社様。
組織の新たなフェーズに差し掛かり、想いをより的確に言い表した理念へのアップデートと、浸透させるためのオンボーディングプログラムをご依頼いただきました。
Cultiveからは、新理念を策定するためのヒアリングを実施。現状の組織課題と目指す未来像について何度もヒアリングを重ねました。
その後は、すでにあった理念を分解し、根底にある変わらぬ“想い”を再発見・再解釈するためのワークを実施し、主要メンバーの方々と思考を深めてまいりました。
その過程で感じたのは、顧客とペットに真摯に向き合う皆様の姿勢でした。
「お客様にとってペットは家族同然の存在。その命を守る保険をもっと普及させたい」
「未来を実現するために、メンバーにも今まで以上の気持ちで会社に参加してほしい」
その真摯な想いを込められるように新理念の策定も進めました。
完成した新理念は、オンボーディングも兼ねた社内会でお披露目され、会のプログラムや設計もサポートさせていただきました。
特に懸念されたのは、新理念に込めた想いが正しく伝わるか・・・。
オンライン参加者も多かったため、特にそのメンバーに受け止めてもらえるかが懸念されました。そこで、代表からのお手紙を送付することをご提案いたしました。
新理念に込めた想い。そして、みんなで目指したい未来。
正直な想いで綴られたお手紙は好評で、理念浸透と同時にエンゲージメントにも繋がったというお声をいただきました。
言い表せない“文化”こそ、エンゲージメント向上の鍵
オンボーディングとは、業務開始に向けて準備するだけでなく、組織にいち早く馴染んでもらい、個人の活躍を促すための取り組みとなります。
そのためには、明文化された情報だけでなく、言語化しづらい風土や文化に着目し、目に見える形で届けることが大切になります。
会社の歴史を追体験できる。
理念に込められた“想い”を肌で感じられる。
そんな体験が生まれるように工夫を凝らすことで、オンボーディングの効果も促進されていきます。
Cultiveでは会社の抱く“想い”から深くヒアリングさせていただき、それを体現できるような企画からご提案させていただきます。
オンボーディングや社内のカルチャー施策をご検討中の方はぜひご相談ください。
この記事を書いた人
小名木 直子
Producer
オリジナルウェディングのプロデューサーとして多くのイベント企画に携わる。小人数〜200人規模のイベントを得意とする。職場の中でどれだけ心が動く瞬間があるかで人生の幸福度が変わることを実感し、多くの人にCultiveのサービスが届くようWEBサイトの監修も担う。
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