社員の一体感を醸成するイベント事例!一体感が生まれる効果と注意点とは

2025.05.28

こんにちは!「人と企業を幸せにする文化づくり」をサポートしているCultive(カルティブ)です!

職場に一体感が生まれると、チーム全体の連携がスムーズになり、成果にもつながりやすくなります。
それは、社員同士が目指す方向性や価値観を共有し、自然と協力し合える関係性が育まれるからです。

ただし、一体感は一朝一夕で生まれるものではありません。育てていくには、時間と工夫、そして明確な意図が必要です。また、戦略性のない施策では、かえって逆効果になることもあります。

この記事では、社員の一体感を高めるメリットや効果的な方法、一体感を醸成する際に気をつけたいポイントを詳しく解説します。

企業の組織力向上に関心がある方は、ぜひ参考にしてください。

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    社員の一体感を醸成するイベント事例!一体感が生まれる効果と注意点とは

    社員の一体感を高めて得られる4つのメリット

    社員に一体感が生まれると、組織内のさまざまな面によい影響が現れます。具体的には以下の4つのメリットが挙げられます。

    • 社員同士のコミュニケーションが活発になる
    • 社内の雰囲気がよくなる
    • 社員のモチベーションがアップする
    • 生産性がアップし利益が向上する

    それぞれのメリットを詳しく解説します。

    社員同士のコミュニケーションが活発になる

    一体感が生まれることで、メンバー間のコミュニケーションが自然と活発になります。

    これは、共通の目標に向かって協力する過程で、お互いの理解が深まっていくためです。
    信頼関係が育まれることで、日常的な会話が増えるだけでなく、業務上の課題や改善策も積極的に共有されるようになります。

    こうした職場の風通しのよさは、業務の効率化や新しいアイデアの誕生にもつながり、結果としてチーム全体のパフォーマンスが向上する可能性も高まります。

     

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    社内の雰囲気がよくなる

    一体感のある組織では、活発なコミュニケーションを通じて社員同士の信頼関係や連帯感が育まれるため、職場全体の雰囲気も自然と明るくなっていきます。

    日常的に挨拶を交わしたり、ちょっとした困りごとに手を差し伸べたりする関係性は、互いを思いやる姿勢の表れです。

    こうした助け合いの風土が根づいた職場では、業務の分担や調整もスムーズになり、働きやすさや業務効率の向上が期待できます。

    さらに、職場の雰囲気が良好であることは、組織の持続的な成長を支える重要な要素といえるでしょう。

     

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    社員のモチベーションがアップする

    社員に一体感があると、仕事に対するモチベーションが高まりやすくなります。
    仲間と協力して目標達成を目指す過程で、「自分の働きが誰かの役に立っている」という実感が得られるためです。

    職場において、成果を称え合ったり、感謝の言葉をかけ合ったりする風土があれば、自分の役割が認められていると感じやすくなります。
    そうした経験の積み重ねが自信につながり、仕事に対して前向きに取り組む姿勢が育まれていきます。

    自信と前向きな姿勢が備わることで、社員は新たな業務への挑戦やスキル向上にも意欲的になり、組織全体の活力を押し上げる原動力にもなるでしょう。

    生産性がアップし利益向上が期待できる

    職場に一体感があると、チームワークが強化され、組織全体の生産性が高まります。
    その結果として、売上や利益といった経営面にもよい影響を与えることが期待できます。

    例えば、信頼関係が築かれた職場では、情報共有がスムーズにおこなわれ、業務の重複や抜け漏れを防げます。
    また、社員同士が自然にフォローし合える関係があれば、一人ひとりの負担が軽減され、ミスの予防や作業効率の向上にもつながるでしょう。

    このように、一体感の醸成は業務の質を高めるだけでなく、組織の持続的な成長を支える基盤にもなります。

     

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    企業として一体感を醸成させる方法5選

    社員同士の一体感を高めるには、企業側の継続的な取り組みが欠かせません。
    ここでは、すぐに取り入れやすく、一体感の醸成に効果が期待できる5つの方法を紹介します。

    • 会社の理念やビジョンを社員に浸透させる
    • 仕事の目的やゴールを共有する
    • 社員同士のコミュニケーションを強化する
    • 日頃から感謝の気持ちを伝え合う
    • ITツールでオンラインでのコミュニケーションを円滑化させる

    自社や職場の状況に合わせてぜひ取り入れてみてください。

     

    企業として一体感を醸成させる方法5選

    会社の理念やビジョンを社員に浸透させる

    一体感を育むためには、まず会社の理念やビジョンを社員に浸透させることが重要です。

    組織の方向性が明確であれば、社員は「なぜこの仕事をするのか」「自分の業務がどのように組織に貢献しているのか」といった点を理解しやすくなり、働くことへの意義を覚えやすくなります。

    理念やビジョンの浸透には、朝礼や社内報、ワークショップ、研修などを通じて、会社の想いや目指す姿を共有する方法が効果的です。また、理念を常に意識できるようなクレドカードなどのグッズ制作、行動指針の体現例を皆で共有するようなアワードの開催なども大切な施策となります。

    社員が自社への理解と関心を深めることで、企業の目標を自分ごととしてとらえ、協力しようとする姿勢が自然と育まれていきます。

    理念やビジョンの共有は、一体感のある組織づくりに向けた第一歩として、早期に取り組みたい施策のひとつです。

     

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    仕事の目的やゴールを共有する

    仕事の目的やゴールを明確に共有することも、一体感を深めるうえで欠かせません。

    全員が共通の目標に向かって取り組むことで、チーム全体に統一感が生まれます。

    例えば、プロジェクト開始時に目標を設定して共有し、定期的に進捗を確認する機会を設けることで、メンバー同士の意識が揃いやすくなります。

    また、目標を設定する際に社員の意見も取り入れると、当事者意識を高め、主体的な関与を促せるでしょう。

    それだけでなく、目的を達成したときにどのような「よい変化」が社内に生まれるか、その取り組みがお客様や社会に対してどのような意義を持つかを共有することで、達成に向けてのモチベーションも上がり、自分ごと化して取り組みやすくもなります。

    目的やゴールを共有する取り組みは、日々の業務への向き合い方を変え、組織としての一体感を強めるきっかけになります。

    社員同士のコミュニケーションを強化する

    一体感のある職場づくりには、社員同士のコミュニケーションを促進する仕組みを整えることも効果的です。

    日頃から交流の機会が多いほど、相互理解が深まり、信頼関係も築かれやすくなります。

    社員同士が交流する機会をつくるには、部門や役職を越えて自由に会話できる時間や場を設けるとよいでしょう。

    例えば、親睦会や社内ランチ会、レクリエーションの開催など、業務の内外を問わず交流のきっかけを増やす工夫が挙げられます。

    なお、こうした取り組みを成功させるには、社員の声を反映し、関心やニーズに合った内容にすることが大切です。参加を強制するのではなく、自然に参加したくなるような雰囲気づくりが求められます。

    コミュニケーションを通じてチームの連携が強化されることで、結果として組織全体の一体感も高まっていきます。

     

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    日頃から感謝の気持ちを伝え合う

    感謝の言葉は人間関係を円滑にし、互いを尊重し合う姿勢を育てます。

    そのため、日頃から感謝の気持ちを伝え合う習慣を持つことは、社員の一体感を深めるのに役立ちます。

    例えば、上司であれば部下の努力を褒めるだけでなく、同時に感謝の気持ちも伝えることが大切です。

    反対に、部下の立場でも上司のサポートを当然とせず、「助かりました」「ありがとうございます」といった一言を添えることで、関係性がよりよいものになります。

    また、他部署や他チームの優れた取り組みを共有するような機会も欠かせません。取り組みに対して会社からの感謝が伝えられれば、会社の理念を体現するような事例として全員が意識できるようになり、その後のモデルとしても活用できます。

    こうした感謝の気持ちを伝え合う文化が根づけば、社員に心理的な安心感が広がり、つながりも深まっていくでしょう。

     

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    ITツールでオンラインでのコミュニケーションを円滑化させる

    テレワークや拠点の分散が進むなかで、社員同士のつながりをどう保つかは、組織の一体感を左右する大きなテーマです。

    SlackやMicrosoft Teams、ZoomといったITツールは、単なる情報共有の手段にとどまらず、雑談のきっかけや感情の共有を促す「文化づくりの場」にもなり得ます。例えば、プロジェクトごとにチャンネルを分けることで情報の可視化と共有がしやすくなり、バーチャルランチ会や雑談専用チャットの運用により、画面越しでもリアルに近い一体感が育まれます。

    場所を超えて、心の距離を近づける工夫こそが、オンライン時代の社内コミュニケーションに求められています。

     

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    一体感を醸成する社内イベントの成功事例

    社内イベントは、社員同士のつながりを深め、一体感を育む強力なきっかけになります。ただし、単なる行事で終わらせず、目的や想いを共有できる設計があってこそ、心を動かす場となります。ここでは、社員が主役となって参加し、ともに創り上げた企業の事例を紹介します。

    • 株式会社トヨタエンタプライズのICHIGAN活動
    • CBREの全社員参加の新オフィス設計企画

    株式会社トヨタエンタプライズのICHIGAN活動

    株式会社トヨタエンタプライズがおこなう「ICHIGAN活動(いちがん活動)」は、社員が“同じ方向を見る”という文化を育む象徴的な取り組みです。この活動は、全社横断でアイデアを出し合い、ボランティアや社内イベントに主体的に関わることで、部署や役職の枠を超えた“協働”と“共感”を生み出しています。

    例えば、全国の拠点で開催されたボウリング大会では、競技そのものよりも、応援を含めた一体感の体験が重視され、エコキャップ収集などの活動でも、仲間と目標に向かう喜びが共有されました。

    どの施策も、「やらされ感」ではなく、「自分たちの手で会社をよりよくしたい」という想いに支えられており、その積み重ねが互いを信じ、支え合う土壌を育てています。社員一人ひとりの想いが交差しながら、やがて組織全体の推進力へと変わっていくこの活動は、一体感を生み出す企業文化づくりの好例といえるでしょう。

    CBREの全社員参加の新オフィス設計企画

    不動産大手CBREでは、自社の新オフィス設計に際して、社員へのアンケートや部門別ワークショップを実施し、設計段階から社員が主体的に関わるプロジェクトを展開しました。

    働き方に関する多様な意見を収集し、それらを反映する形で、ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)を採用した柔軟な空間設計が進められました。社員一人ひとりの声が反映されたオフィスは、「自分たちの職場を自分たちでつくった」という実感をもたらし、高い当事者意識と一体感を育んでいます。

    実際、移転後には「生産性が向上した」「新しいワークスタイルが好ましい」と感じる社員が多数を占め、その効果が明確に現れています。オフィスという“ハード”な要素に、社員の“想い”を重ねたことが、信頼と連帯を生み出し、組織文化の深化につながりました。

    このように、空間づくりを通じて社員の声を尊重する姿勢は、単なる利便性向上にとどまらず、企業全体の成長を支える文化の礎となっています。

     

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    一体感を醸成するイベントを実施する注意点

    一体感を高める施策に取り組む際には、いくつかの注意点も意識しておく必要があります。
    方法を誤ると、かえって組織の分断や不信感を生むリスクがあるためです。

    • 形式的なイベントだけに頼らない
    • 社員の意見や多様性を尊重する
    • 長期的な視点で一体感の醸成を目指す
    • 双方向のコミュニケーションを心がける

    それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。

    形式的なイベントだけに頼らない

    飲み会や社内イベントは、一体感を高めるためによく取り入れられる方法のひとつです。

    しかし、イベントでの交流が表面的なものにとどまってしまうと、社員同士の信頼関係を構築することは難しくなります。

    例えば、社内イベントへの参加を促されても、内容に魅力を感じられなかったり、義務感が強かったりすると、むしろ気疲れや不満を招いてしまうおそれがあります。

    イベントを開催する場合は、社員の声を取り入れて内容を工夫し、必要に応じて外部の専門サービスを利用することも検討しましょう。

    開催することを目的にするのではなく、社員同士の関係を深める「中身のあるイベント」を実施することが大切です。

     

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    社員の意見や多様性を尊重する

    一体感を醸成するうえで、組織の多様性を尊重する姿勢は欠かせません。

    社員一人ひとりの背景や価値観はさまざまであり、それぞれに異なる考え方を持っています。

    特定の考え方や意見だけを正解として扱うような組織風土が強まると、それに合わない人材が孤立し、疎外感を抱くようになります。結果として、意欲の低下や離職の要因にもなりかねません。

    共通の目的やビジョンを共有することは大切ですが、そこに至る過程や意見の違いを受け入れ、お互いに柔軟な姿勢で向き合うことが大切です。

    違いを排除するのではなく、互いの違いを認め合い補い合う姿勢こそが、一体感のある組織づくりにつながります。

     

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    長期的な視点で一体感の醸成を目指す

    社員の一体感は、単発のイベントやキャンペーンだけで育つものではありません。大切なのは、それを起点にして、日々の関係性や文化をどう育てていくかという“長期的な視点”です。

    一度の成功体験を企業文化に昇華させるためには、年間を通じた施策の計画や、定期的な小規模イベントの実施、社内表彰制度などへの展開が効果的です。例えば、「春は感謝を伝える月」「秋はチームで取り組むプロジェクト月」など、季節やテーマに合わせた工夫で、一体感が継続的に循環していきます。

    加えて、イベント後のフィードバックを収集し、次回の施策に反映させることも重要です。これにより社員の声が施策に息づき、「自分たちの文化を自分たちで育てている」という感覚が芽生えます。

    こうした仕掛けが、社員の関心と参加意欲を絶やさず、“会社の一体感”を風通しのよい文化として定着させていくでしょう。

    双方向のコミュニケーションを心がける

    経営層からの一方的な情報発信だけでは、社員の信頼や共感を得ることはできません。組織の一体感を育むには、双方向のコミュニケーションが必要です。

    トップダウンの指示ばかりが続くと、現場との温度差が広がり、「自分たちの声は届いていない」という不満を生み出すおそれがあります。不満が蓄積して不信感へと発展すれば、組織の一体感はむしろ損なわれてしまいます。

    そのため、定期的なアンケートや意見箱、タウンホールミーティングなどを通じて、社員の声を拾い上げ、実際の制度や運営に反映させていくことが重要です。

    経営層が率先して社員の意見に耳を傾ける姿を見せることで、信頼関係が深まり、組織全体の結束力も高まっていくでしょう。

     

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    社員の一体感が育まれると、日々の仕事に前向きな熱量が宿り、組織全体の活性化や成果の向上につながります。一体感とは、イベント一回で生まれるものではなく、理念の共有、日々の感謝、そして共に創る体験といった“想いの積み重ね”によって、じわじわと育っていくものです。

    まずは、会社の理念や目指す未来を丁寧に伝えながら、小さな施策からでも一歩ずつエンゲージメントの向上に取り組んでみてください。

    Cultive(カルティブ)では、エンゲージメントやチームワークを高める社内イベントの企画・運営を通じて、「自分たちのらしさ」を見つめ直し、分かち合う場づくりをお手伝いしています。普段は言葉にしづらい会社の価値観や仲間の想いをすくい上げ、それを“物語”として形にすること。それが私たちの役割です。

    仲間の個性や努力、会社のビジョンにあらためて触れたとき、組織はひとつのチームとしての輪郭を帯びていきます。その“らしさ”が文化になり、やがて企業の成長を支える強みとなっていく、私たちはその過程に、伴走者として寄り添います。

    「理念に込めた想いを、もっと社員に伝えたい」「業務の枠を超えて、横のつながりを育てたい」

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      この記事を書いた人
      小名木 直子
      小名木 直子

      Producer

      オリジナルウェディングのプロデューサーとして多くのイベント企画に携わる。小人数〜200人規模のイベントを得意とする。職場の中でどれだけ心が動く瞬間があるかで人生の幸福度が変わることを実感し、多くの人にCultiveのサービスが届くようWEBサイトの監修も担う。

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