こんにちは!「人と企業を幸せにする文化づくり」をサポートしているCultive(カルティブ)です!
新しい仲間を迎える歓迎会は、職場やチームの雰囲気づくりに欠かせない大切なイベントです。
歓迎会イベントの幹事を任されると「成功させたい」という思いと同時に、「参加率をどう上げる?」「盛り上がる企画って?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、歓迎会企画の4ステップ、盛り上がるおすすめゲーム5選、成功のためのポイントを詳しく解説します。幹事として知っておきたい基本を押さえて、安心して運営できる会を目指しましょう。
目次
歓迎会イベントの目的と役割
歓迎会イベントを企画する前に、「目的」と「役割」をあらためて理解しておきましょう。開催の意図を整理すれば、企画の方向性が定まり、意義ある会につながります。
- 社員の満足度向上
- 社内コミュニケーションの円滑化
- 企業特有の文化や価値観の共有
- 入社後の早期退職リスクの低減
順番に解説します。
社員の満足度向上
歓迎会イベントの目的は、単なる「お披露目の場」ではなく、新しい仲間を温かく迎え入れ、職場への安心感や一体感を育むことにあります。
とくに、満足度の高い歓迎会は「ここで頑張っていけそう」といった前向きな気持ちを生み出し、社員の自己肯定感を高めます。
さらに、自然な会話や交流を通じて、お互いに親しみを持ちやすくなるのも歓迎会の大きなメリットです。初対面の緊張がやわらぎ、人柄に触れることで信頼関係の第一歩が築かれていきます。
新入社員が安心して馴染める歓迎会づくりは、その後の信頼関係と定着率を高めるための大切な機会となります。
社内コミュニケーションの円滑化
歓迎会は、料理やゲーム、余興などを通して、普段とは少し違ったリラックスした雰囲気の中で社員同士が自然に打ち解ける貴重な機会です。
新入社員と既存社員が気軽に会話を交わすことで、お互いの人柄や考え方が見えてきて、少しずつ信頼関係が育まれていきます。職場での信頼関係ができていると、日々の業務でも声をかけやすくなり、悩みや困りごとの相談やチーム内での連携もスムーズになります。
さらに、部署の垣根を越えたつながりが生まれることで、職場全体の雰囲気がやわらぎ、働きやすさの土台作りにもつながります。
歓迎会は単なるイベントにとどまらず、風通しのよい職場づくりへの第一歩として、しっかりと意味のある時間にしていくことが重要です。
企業特有の文化や価値観の共有
歓迎会イベントは、新入社員に企業の文化や価値観を伝える絶好の機会でもあります。
たとえば、会社の「ビジョン」や「ミッション」といった言葉も、フォーマルな場で聞くより、歓迎会のようなカジュアルな場のほうが自然と心に届き、記憶にも残りやすくなります。また、先輩社員のエピソードや何気ない会話も、会社が大切にしている考え方や雰囲気を感じ取るきっかけになります。
また、「ビジョン」や「ミッション」が感じられるようなゲーム、理念を訴求するようなムービーなどのコンテンツを通しても、会社の理念をより身近に感じやすくなるでしょう。
こうした体験を通じて、新入社員は「この会社で働く自分」を具体的にイメージしやすくなり、組織への理解と共感を早い段階で育むことが期待できます。
入社後の早期退職リスクの低減
歓迎会のような交流イベントは、新入社員の早期退職を防ぐためにも大切な取り組みのひとつです。
入社直後は、職場の雰囲気や人間関係に不安を感じやすく、孤立してしまうことが離職の原因になることも少なくありません。
歓迎会を開くことは、「あなたを受け入れています」というメッセージを自然に伝えるきっかけにもなります。こうした積み重ねが心理的な安心感を生み、職場への信頼や帰属意識を高め、長期的な定着につながることが期待されます。
このように、交流の場を設けることは、新入社員が「ここで働き続けたい」と思える職場づくりにもつながっていきます。
歓迎会イベントを企画する際のポイント
歓迎会イベントを企画する際は、年齢やレイヤー、性別などに関わらず誰もが参加しやすく、楽しめる内容にすることが大切です。
特定の人だけが盛り上がる場ではなく、全員が自然と関わり合える環境は、交流の質を高めてくれます。会話のきっかけになるゲームや簡単なワークを取り入れることで、初対面同士でも打ち解けやすくなり、コミュニケーションも活発になります。
さらに、緊張をやわらげる演出を加えることで、その場が思い出に残るだけでなく、職場への親しみや一体感も育まれていきます。
このように、誰もが安心して参加できる交流の場づくりは、チームビルディングを支える工夫として意識しておきたいポイントです。
歓迎会イベントを企画する4つのステップ
歓迎会イベントを成功させるには、事前の準備がとても重要です。
せっかくの機会を有意義な時間にするために、企画に取りかかる前に押さえておきたい4つのポイントをご紹介します。
- 目的とターゲットの設定
- 予算・会場などの詳細決定
- 社員への招待
- 当日の進行とアフターフォロー
順番に解説します。
目的とターゲットの設定
歓迎会イベントを企画する際は、「何のために」「誰のために」開催するのかを明確にすることが重要です。
目的とターゲットがあいまいなままだと、企画内容にズレが生じ、参加者にとって満足度の低いイベントになりかねません。
例えば、新入社員を歓迎する場合は、緊張をほぐすアイスブレイクやグループワーク、部署異動者を励ます会であれば、これまでの実績の紹介やメッセージ動画の上映など、ふさわしい演出や進行も変わってきます。
目的とターゲットをしっかり設定することで、企画の方向性がぶれず、参加者の心に残る歓迎会の実現につながります。
予算・会場などの詳細決定
歓迎会イベントを成功させるには、早めに予算・会場・形式・コンテンツ・プログラムなどの詳細を決めることが大切です。
飲み会、ランチ会、オンライン開催など、形式によって会の雰囲気は大きく変わり、準備や必要経費も異なってきます。
また、その会の目的に合わせたコンテンツやプログラムの制作も欠かせません。その会の主役となるメンバーに合わせて、会の趣旨や会社からのメッセージが届くような内容を考案しましょう。
参加費についても事前に検討しておきましょう。一般的な歓迎会の参加費は、一人あたり4,000円前後が目安とされています。参加費を一律にするか、役職によって差をつけるかは事前に検討し、差をつける場合は事前に上司に確認を取りましょう。
会の目的や規模に合わせた企画と費用配分を心がけましょう。
社員への招待
歓迎会をスムーズに進めるには、参加者への丁寧な案内が大切です。
招待メールや案内状、口頭での告知などを通して、日時・場所・内容をわかりやすく伝えましょう。タイムテーブルや席順、役割分担も事前に共有しておくと、当日の混乱を防ぐことができます。
また、ドタキャン対策や気持ちを高めるために、事前にリマインドメールを送るのもおすすめです。ゲームで景品を用意する場合は、「目玉景品」を事前に紹介しておくと、盛り上がりや参加率アップにつながります。
丁寧な連絡が、イベント成功への第一歩となります。
当日の進行とアフターフォロー
歓迎会当日は、スムーズな運営が成功のカギとなります。まずは会場への案内や受付を整え、参加者が迷わず到着できるように準備しましょう。
歓迎会では幹事が司会を務めることが多いため、事前に進行台本を用意しておくと安心です。当日はタイムスケジュールに沿って、メリハリのある進行を心がけましょう。
また、映像投影やステージ上での贈呈などがある場合には、リハーサルで流れを確認するようにしましょう。
歓迎会終了後にはアンケートなどを通して参加者の意見も集められるようにしましょう。コンテンツや食事への満足度だけでなく、会社の理念が伝わったか、他部署との交流が育まれたかなどの項目を用意しておくことで、今後の社内イベントへの改善点を洗い出すことができます。スムーズな当日進行と振り返りを徹底することで、参加者にとって満足度の高いイベントを提供でき、社内でのノウハウ蓄積にもつながります。
歓迎会イベントで人気のゲーム5選
歓迎会イベントを盛り上げたいときに頼りになるのが「ゲーム」です。ルールがシンプルで、初対面でも打ち解けやすいおすすめのゲームを5つご紹介します。
開催規模や予算、ゲームの所要時間などに合わせて、ぴったりのものを選んでください。
自己紹介しりとり
参加者がしりとり形式で自己紹介を行います。最初の人が「アニメを観るのが好きな山田はなこです」と自己紹介をしたら、次の人は「コロッケが好きな田中じろうです」と前の人の名前の最後の文字から始まる趣味や特徴で自己紹介をつなげていきます。
【進行例】
①最初の人が趣味+名前で自己紹介
②次の人は前の人の名前の最後の文字から始めて自己紹介
③順に自己紹介をつなぎ、1~2巡して終了
初対面同士でも自然に会話のきっかけをつくり、名前や趣味を楽しく覚えることを目的としています。全員が順番に発言することで場の雰囲気も和らぎます。
社員の名前でビンゴ
社員の名前を使って楽しむビンゴゲームです。参加者は5×5マスの白紙カードに自由に社員の名前を記入し、くじ引きで読み上げられた名前がカードにあればチェックします。縦・横・斜めのいずれかが揃えばビンゴ成立です。
【進行例】
①白紙ビンゴカードを配布
②社員の名前を自由に記入
③くじ引きで名前を読み上げ、カードにあればチェック
④呼ばれた人は一言自己紹介
⑤ラインが揃えばビンゴ
社員同士が名前と顔を覚えやすくなり、自然な会話や交流が生まれるきっかけづくりができます。
共通点探しゲーム
チームやペアで会話をしながら自分たちの共通点をできるだけ多く見つけ出すゲームです。出身地や趣味、好きな食べ物などジャンルは自由。制限時間内に発見した共通点の数を競います。
【進行例】
①2〜4人のチームまたはペアを作る
②5~10分間、自由に会話して共通点を探す
③見つけた共通点をメモし、終了後に発表
会話を通じて互いの共通点を知ることで親近感が生まれ、チームワークや信頼関係を楽しみながら深めることができます。
ジェスチャーゲーム
チームの代表者がジェスチャーだけでお題を表現し、他のメンバーがそれを当てるアクティビティです。言葉を使わずに身振り手振りだけで伝えることで、自然な笑いや盛り上がりが生まれます。
【進行例】
①3~5人のチームを作る
②順番にジェスチャー役となり、お題(動物・職業など)を表現
③他のメンバーが答えを予想
④全員がジェスチャー役を担当し、制限時間内の正解数を競う
軽く体を動かすことで気持ちをほぐし、笑いを通じてチーム内の親近感や一体感を高めてくれます。
社内クイズ
会社にまつわるトピックを題材にしたクイズを通じて、社内の情報を楽しく共有・再発見できるアクティビティです。「社名の由来」や「社員の特技」など、身近な話題が中心なので、誰でも気軽に参加できます。さらにエピソードや補足を加えると、会話が広がります。
【進行例】
①幹事が社内に関するクイズを用意(○×、三択、記述式など)
②個人戦またはチーム戦で一斉に回答
③正解発表後、エピソードや補足を加える
楽しみながら会社への親しみを深め、社員一人ひとりの魅力を再発見でき、年齢や職種を問わず関わりやすい雰囲気づくりを目指します。
歓迎会イベントに関するよくある3つの悩み
歓迎会を成功させたいという気持ちから、あれこれと悩んでしまう人も少なくありません。準備を進める中で、よくある悩みとその解決策をご紹介します。
- イベント会場の比較検討が大変
- 予算内で満足度の高いイベントができるのか不安
- 歓迎会が盛り上がる企画がわからない
ポイントを押さえ、スムーズに準備を進めましょう。
イベント会場の比較検討が大変
歓迎会の会場選びに悩む人は多く、「選択肢が多くて選べない」「予約できない」「探し方がわからない」といった声がよく聞かれます。
まずは日程を決めてから、アクセスや予算、人数などの条件を絞って検索を始めるとスムーズに進められます。駅や職場から近い場所を選ぶことで参加率が上がり、参加者の満足度も高まります。
また、イメージする会の雰囲気に合った会場を選ぶことも重要です。豪華な雰囲気であればホテルの宴会場など、アットホームな雰囲気であれば野外会場でBBQやキッチン付きのスタジオで手料理を作るなど、コンテンツや趣旨に合わせた場所選びをしてみましょう。
映像投影などを企画している場合は機材の確認もしっかり行いましょう。可能であれば事前に下見をして、ステージや照明、音響機材などを確認できると安心です。
歓迎会シーズンは予約が集中するため、良い候補が見つかれば早めに予約しておくと安心です。
企画内容、アクセス、予算などと照らし合わせながら会に適した会場を探してみましょう。
予算内で満足度の高いイベントができるのか不安
限られた予算でも、工夫次第で満足度の高い歓迎会は実現できます。
飲食は会の印象を左右するため、ケータリングやコース料理などを比較し、価格と内容のバランスを見極めることがポイントです。無料特典や割引プランを活用するのも有効でしょう。
ゲームの景品は必須ではありませんが、用意するなら参加者の3~4割程度に配り、そのうち一割程度を目玉商品にすると盛り上がります。
また、飲む人・飲まない人の比率に応じてドリンクプランを調整するなどの配慮も満足度アップにつながります。
予算に余裕がある場合は、料理や演出の質を高めることで、より印象に残る会に。
工夫を重ねて「心に残る会」を目指しましょう。
歓迎会が盛り上がる企画がわからない
歓迎会の企画で「参加者の年齢も性別も立場もバラバラで、何をすれば盛り上がるのか分からない」と悩むこともあります。
そんなときは、万人受けを狙うよりも“ちょっと特別感”のある非日常の演出がおすすめです。出張寿司職人やスイーツケータリングは、場を華やかに彩り、自然と笑顔が生まれます。これらの演出は進行の邪魔をせず、歓談時間に自然に提供できます。
さらにマジシャンや大道芸人などパフォーマーの派遣も、初対面同士の会話のきっかけを生み、会場の一体感を高めてくれます。
迷ったときは、事前アンケートで参加者の好みや希望を把握することで幹事の負担を軽減でき、参加者に配慮の行き届いた会づくりにつながります。
まとめ
歓迎会は新メンバーとの距離を縮め、チームの一体感を高める大切なイベントです。雰囲気づくりやコミュニケーションの活性化など、多くの効果が期待できます。
一方で、準備不足だと盛り上がりに欠けてしまい、せっかくの機会が活かしきれないリスクもあります。限られた時間で段取りを整えるのは簡単ではないため、必要に応じて専門的なサポートを活用するのも有効な手段です。
Cultiveでは歓迎会をはじめとするさまざまな社内イベントの企画/立案から実施までのサポートをしております。企業の理念や文化を深く理解し、メンバーのエンゲージメントに繋がるようなオリジナルのアイディアをご提案しますので、ご検討中の方はぜひお問い合わせください!