グループワーク研修を有意義に!効果的な研修の種類やおこなうメリットを4つ解説

2025.06.23

こんにちは!「人と企業を幸せにする文化づくり」をサポートしているCultive(カルティブ)です!

効果的なグループワーク研修を実施している企業では、参加者のコミュニケーション能力が向上し、部署間の連携もスムーズになっているという報告が寄せられています。一方で、「時間をかけているのに成果が見えない」という声があるのも事実です。両者の違いは一体どこにあるのでしょうか?

目的が曖昧なグループワークは参加者のモチベーションを下げてしまうことも少なくありません。本記事では、グループワーク研修の基本から効果的な種類、導入のコツ、具体的な実例まで解説します。

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    グループワーク研修を有意義に!効果的な研修の種類やおこなうメリットを4つ解説

    グループワーク研修とは?

    グループワーク研修とは、少人数のグループに分かれて話し合いやゲーム、ディスカッション、最終的な発表までおこなう形式の研修です。参加者同士が協力し合いながら、与えられた課題やテーマに取り組むことで、実践的なスキルや知識の習得を目指します。

    単なる雑談や時間つぶしではなく、明確な目的とゴールを持った実践型トレーニングである点が重要です。参加者が主体的に取り組むことで、座学では得られない気付きや学びが期待できます。また、リアルタイムでのフィードバックや他者との意見交換を通じて、より深い理解と定着が図れる手法として多くの企業で活用されています。

     

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    グループワーク研修の目的

    グループワーク研修には、主に以下のような目的があります。

    まず、アイスブレイクによる緊張緩和効果です。初対面の参加者同士でも、共通の課題に取り組むことで自然な会話が生まれ、研修全体の雰囲気が和やかになります。

    次に、アウトプット力と対話力の向上です。自分の考えを相手に分かりやすく伝える力や、相手の意見を正しく理解し建設的な議論をおこなう力が磨かれます。これらのスキルは日常業務でも欠かせません。

    また、新入社員・若手社員・管理職といった対象層に応じて目的を明確化することも大切です。新入社員には基本的なコミュニケーション力の向上、管理職には部下指導やチームマネジメント力の強化といった具合に、それぞれのレベルや役割に適した目標設定が求められます。

    研修に効果的なグループワークの種類

    効果的なグループワーク研修を実施するためには、目的に応じて適切な形式を選ぶことが重要です。代表的な3つの種類をご紹介します。

    • ゲーム型
    • 討論型
    • チーム対抗ディベート型

    それぞれを詳しく見ていきましょう。

    ゲーム型

    ゲーム型のグループワークは、楽しみながら学べる点が最大の特徴です。参加者の緊張をほぐし、積極的な参加を促進できます。代表例として、限られた材料でタワーを建設する「ペーパータワー」や、マシュマロを頂点に置いた構造物を作る「マシュマロチャレンジ」などがあります。

    これらのワークでは、チームワーク、創造性、時間管理能力などが自然と鍛えられます。また、失敗を恐れずにトライアンドエラーを繰り返す姿勢や、限られたリソースを有効活用する発想力も身につきます。特に内定者や新入社員研修において、緊張緩和と基本的なコミュニケーション力向上に効果が期待できます。

    討論型

    討論型は、特定のテーマについて参加者同士が意見を交わし合う形式です。論理的思考力や説得力、相手の意見を理解する傾聴力などが重点的に鍛えられます。ビジネス課題の解決策を議論したり、新サービスの企画を検討したりするケースが一般的です。

    この形式では、多様な視点から物事をとらえる力や、根拠に基づいた発言をする習慣が身につきます。また、異なる意見に対しても建設的に議論を進める姿勢が養われるため、実際の会議やプロジェクトでの話し合いにも活かせるスキルが習得できます。

    チーム対抗ディベート型

    チーム対抗ディベート型は、複数のチームが競い合いながら議論を深める形式です。健全な競争意識が生まれることで、より積極的な参加と質の高いアウトプットが期待できます。あるテーマに対して賛成派と反対派に分かれて論戦を行ったり、同じ課題に対する異なる解決策をプレゼンテーションしたりします。

    この手法では、説得力のある論理構成力や、限られた時間内で効果的なプレゼンテーションをおこなう力が磨かれます。また、相手チームの主張を分析し、的確な反論を組み立てる批判的思考力も向上します。チーム内での役割分担や戦略立案を通じて、リーダーシップやフォロワーシップも自然と身につきます。

     

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    グループワーク研修をおこなう4つのメリット

    グループワーク研修には、従来の座学では得られない多くのメリットがあります。主要な4つのメリットを詳しく見てみましょう。

    • コミュニケーションスキルが磨かれる
    • 思考力を育み問題解決能力を養う
    • 社員同士の人間関係を構築する
    • タスク管理能力を磨く

    コミュニケーションスキルが磨かれる

    グループワークでは、自分の考えを相手に分かりやすく伝える力と、相手の意見を正しく理解する力の両方が同時に鍛えられます。純粋に会話がなければ成り立たないワークとなるため、コミュニケーションスキルも磨かれます。

    また、グループ内での合意形成や意見調整の経験により、実際の会議やプロジェクトでも円滑なコミュニケーションが図れるようになります。これらのスキルは、どのような職種・役職においても必要不可欠です。

    思考力を育み問題解決能力を養う

    グループワークでは、お題以外について細かく制限されないケースが多いため、与えられた課題に対して、メンバー同士で自由に話し合ってディスカッションの結論を決めるという特徴があります。

    そのため、一人では思いつかないアイデアも、メンバーとの議論を通じて生まれることが多々あります。異なる視点や経験を持つメンバーとの協働により、従来の枠にとらわれない発想力が育まれます。

    また、限られた時間や資源のなかで最適解を見つけ出す判断力や、複数の選択肢を比較検討する分析力も向上します。実際のビジネスシーンでは正解のない課題に取り組むことが多いため、このような問題解決能力は非常に重要です。

    社員同士の人間関係を構築する

    グループワーク研修は、普段接点の少ない他部署のメンバーや異なる階層の社員同士が交流する貴重な機会となります。共通の課題に協力して取り組むことで、自然な信頼関係が築かれ、その後の業務連携もスムーズになることが期待できます。

    特に、新入社員にとっては先輩社員との距離を縮めるよい機会となり、職場への適応も早まります。また、管理職にとっては部下や他部署のメンバーの新たな一面を発見できる場でもあります。こうした人間関係の構築は、組織全体のコミュニケーション活性化や働きやすい職場環境づくりにも寄与します。

    タスク管理能力を磨く

    グループワークでは、限られた時間内で成果を出すために効率的な作業分担と進行管理が不可欠です。メンバーそれぞれの強みを活かした役割分担や、タイムスケジュールを意識した進行により、プロジェクトマネジメントの基本的なスキルが自然と身につきます。

    また、複数のタスクを並行して進めながら、全体の進捗を把握し調整する能力も向上します。チーム内での情報共有や進捗確認の重要性も実感できるため、実際の業務でも計画性を持って取り組む習慣が身につきます。これらの経験は、個人の業務遂行能力向上はもちろん、将来的にプロジェクトリーダーや管理職として活躍する際の基盤となります。

    無意味なグループワーク研修を有意義にする3つのコツ

    せっかくグループワーク研修を実施しても、参加者にとって「時間の無駄」と感じられてしまっては意味がありません。有意義な研修にするための3つのコツをご紹介します。

    • グループワークをやる目的を定める
    • グループワークのメリットを理解させる
    • グループワークに関するナレッジを共有・蓄積する

    ひとつずつ解説します。

    グループワークをやる目的を定める

    最も重要なのは、なぜこのグループワークをおこなうのかという目的を明確に設定することです。「コミュニケーション力向上」「問題解決能力の習得」「チームビルディング」など、具体的で測定可能な目標を立てましょう。目的が曖昧だと、参加者は何を学べばよいのか分からず、集中力も散漫になってしまいます。

    また、目的は参加者のレベルや課題に合わせて設定することが大切です。新入社員には基本的なコミュニケーションスキル、中堅社員にはリーダーシップ、管理職には部下指導力といった具合に、それぞれの立場で必要なスキルを意識した目標設定を行います。明確な目的があることで、参加者も主体的に取り組むようになり、研修効果が格段に向上するでしょう。

    グループワークのメリットを理解させる

    参加者がグループワークの価値を理解していないと、社員同士でお題に対して議論するだけで終わってしまいがちです。研修開始前に、なぜグループワーク形式を採用するのか、どのようなメリットがあるのかを丁寧に説明しましょう。「一人では思いつかないアイデアが生まれる」「実践的なスキルが身につく」「他部署との連携が深まる」といった具体的な利点を伝えます。

    また、グループワークで得られるスキルが実際の業務にどう活かされるかを具体例を交えて紹介することも効果的です。過去の参加者の成功事例や、スキル向上による業務改善の実例などを共有すると、参加者のモチベーション向上につながります。グループワークは「やらされるもの」ではなく「自分の成長につながる貴重な機会」であることを理解してもらうことが重要です。

    グループワークに関するナレッジを共有・蓄積する

    効果的なグループワーク研修を継続的に実施するためには、過去の経験や知見を組織内で共有・蓄積していくことが重要です。「どのようなテーマが盛り上がったか」「参加者からの評価が高かった進行方法は何か」「改善すべき点はどこか」といった情報を記録し、次回の企画に活かしましょう。


    また、参加者からのフィードバックを積極的に収集し、研修内容の改善に役立てることも大切です。継続的な改善により、より質の高いグループワーク研修が実現できます。

     

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    グループワーク研修の実例3選

    具体的なグループワーク研修の実例を、対象者別に3つご紹介します。自社の状況に合わせて参考にしてみてください。

    • 内定者向け:ペーパータワーやマシュマロチャレンジ
    • 新入社員向け:新規事業やサービスの開発
    • 管理職向け:ケーススタディやグループインバスケット

    内定者向け:ペーパータワーやマシュマロチャレンジ

    内定者向けの研修では、緊張緩和と基本的なコミュニケーション力向上を目的としたゲーム型ワークが効果的です。「ペーパータワー」は、A4用紙とストップウォッチのみを使って制限時間内に最も高いタワーを作るゲームです。チームワークや創造性、時間管理の重要性を楽しく学べます。

    「マシュマロチャレンジ」では、スパゲティとテープ、ひもを使ってマシュマロを最も高い位置に置く構造物を作ります。これらのワークでは、失敗を恐れずにトライアンドエラーを重ねる姿勢や、チーム内での役割分担の大切さを体験できます。また、作業中の自然な会話を通じて、内定者同士の親睦も深まります。

    ワーク終了後には振り返りの時間を設け、チームワークの重要性や気付いたことを共有してもらうことで、学習効果をさらに高められます。

    新入社員向け:新規事業やサービスの開発

    新入社員には、より実践的なビジネス課題に取り組んでもらうことで、問題解決能力や企画力の向上を図ります。「自社の強みを活かした新規事業の企画」や「既存サービスの改善案立案」といったテーマが効果的です。市場調査から企画書作成、プレゼンテーションまでを一連の流れで体験してもらいます。

    このワークでは、情報収集力、分析力、企画力、プレゼンテーション能力など、ビジネスパーソンに必要な基本スキルを総合的に鍛えることができます。また、自社のビジネスモデルや業界動向についても深く理解する機会となります。チーム内での議論を通じて、多様な視点からアイデアを検討する重要性も学べます。最終的には他チームの前でプレゼンテーションを行い、質疑応答や相互評価を通じてさらなる学びを得てもらいます。

    管理職向け:ケーススタディやグループインバスケット

    管理職向けの研修では、実際の管理業務で直面する課題を想定したケーススタディやグループインバスケットが有効です。「部下のモチベーション低下への対応」「チーム内のコンフリクト解決」「業績向上のための施策立案」といった現実的なケースを扱います。

    グループインバスケットでは、架空の管理職として限られた時間内で複数の案件を処理してもらいます。優先順位の判断力、意思決定力、部下への指示やコミュニケーション能力などが試されます。これらのワークを通じて、管理職としての視点や判断基準を養うとともに、他の管理職の考え方や手法を学ぶ機会にもなります。経験豊富な管理職同士の議論からは、座学では得られない実践的な知見が数多く生まれ、参加者にとって非常に価値の高い学びとなります。

    まとめ

    グループワーク研修の成功は、事前の準備と明確な目的設定にかかっています。参加者が「時間を無駄にした」と感じるか、「貴重な学びを得られた」と感じるかは、企画段階での工夫次第です。

    効果的なグループワーク研修は、コミュニケーションスキル向上、問題解決能力の育成、人間関係構築、タスク管理能力の向上といった多くのメリットが期待できるため、ぜひ自社の課題に合わせて設計してみてください。

    また、Cultiveではループワーク研修をはじめとする社内イベントの企画・立案から実施までのサポートをしております。企業の理念や文化を深く理解し、メンバーのエンゲージメントにつながるようなオリジナルのアイデアをご提案しますので、ご検討中の方はぜひお問合わせください。

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      この記事を書いた人

      小名木 直子
      小名木 直子

      Producer

      オリジナルウェディングのプロデューサーとして多くのイベント企画に携わる。小人数〜200人規模のイベントを得意とする。職場の中でどれだけ心が動く瞬間があるかで人生の幸福度が変わることを実感し、多くの人にCultiveのサービスが届くようWEBサイトの監修も担う。

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