【オルビス株式会社様】一人ひとりのドラマにスポットライトを。涙溢れる全社総会

「ひとりひとりが持つ美しさが、多様に表現されるここちよい社会へ。」の実現を目指し、スキンケアを得意とするビューティーブランドを展開されているオルビス株式会社様(以下、オルビス)。2018年からはリブランディングに取り組み、そして事業を支える “人” にフォーカスした組織風土改革も推進してきました。2024年に開催された社員総会「ONE ORBIS FORUM(以下:OOF)」と全社表彰式「ONE ORBIS AWARD(以下:OOA)」も、メンバー一人ひとりのドラマが垣間見え、大きな感動とともに幕を閉じました。その背景にはどんな想いがあったのか。運営メンバーの横山さんと村山さんにお話を伺いました。
【オルビス株式会社様】一人ひとりのドラマにスポットライトを。涙溢れる全社総会
  • 会社名

    オルビス株式会社

  • URL
  • 業種
    化粧品、栄養補助食品、ボディウェアの企画・開発および販売
  • 従業員数
    約1,051名(2024年12月末現在)
  • 実施内容
    社員総会 / 表彰式
  • 実施形態
    オフライン
  • 会場
    品川プリンス
  • 参加人数
    約400名

「感動値を最大にしたい」個別開催していた2つのイベント合体に至った想い

村山さん:全社的なイベントである社員総会「OOF」と全社表彰式「OOA」は2018年のリブランディングとともに始まりました。これまでは「OOF」を毎年7月と12月に開催し、「OOA」は4月というふうに年数回に分けていたんですが、その2つを同日に開催するというのは今回が初めての試みでした。

横山さん:2つのイベントを合体させることになった一番の理由は、ビジョン理解(OOF)→表彰式(OOA)をセットにしたほうが、従業員の「オルビスに入ってよかったな」とか「オルビスで頑張りたい」という想いを最大化できるのでは?と考えたからです。

「私たちって何のために誰のために働いているのか?」をただ聞いて終了ではなく、

「それを実現しようと奮闘している従業員を称える」ことでよりどうがんばるかの解像度が上がったり、自分自身のがんばりにも称賛を送ってほしいと思って。

また約400名の貴重な1日を使うことになるので、このイベントをより良くするためにも、内製の限界を感じておりました。

ー 400人規模のイベントを内製するとなると、準備や制作物も相当になりますよね。

横山さん:コンテンツの企画、準備工数の両方で本当に大変でした。以前、イベント会社への外注をしたこともありますが、そのときは準備期間が短かったこともあって、オルビスが大切にしたい想いやカルチャーを伝える難しさを感じました。

ー 会社のカルチャーや雰囲気をパートナー会社に伝えるためには時間がかかりますよね。そこのヒアリングはCultiveも丁寧にするように心がけています。

横山さん:そうですね。カルチャーって言語化しづらい部分があって、たとえばオルビスはビジネスモデルからして、バリューチェーン全体を見渡し、各部門との連携が欠かせません。「自身の組織だけ成果を残せばよい」というのではなく、「従業員一人ひとりがお客様はじめ仲間に向けた想いまで共有し理解し、称え合える」ような表彰式でないとオルビスらしくないと思っています。ただ、こういう雰囲気を社外の方に伝えてクリエイティブに反映していくことは難しいですよね。

Cultiveさんには何度もカルチャーや会社の風土をヒアリングしていただいた印象で、個人的にはその時間がお互いにとって大事だったように感じます。今回ご提案いただいた企画やクリエイティブは見事にオルビス “らしさ” を理解していただいていたと思います。

村山さん:私は途中からこのプロジェクトに合流しました。その時点ですでにアウトプットがとてもオルビス “らしい” ものになっていました。過去の経験から外注先とイメージを擦り合わせる難しさを知っていたので、横山さんが言うように目的意識やゴール設定の擦り合わせに時間をかけたことが大事だと思います。イベント当日に会場で上映する動画のアウトプットも、初稿の時点で完成度が高くて、観て泣いてしまって(笑)。これなら自信を持って大丈夫、と思えましたね。

横山さん:もちろん、その場で社内からはフィードバックも出てましたが、それでもベースがとても良いと思ってました。

ー ありがとうございます。メンバーにも伝えたらすごく喜ぶと思います。

「努力が報われる時間にしたい」ドラマを伝えるアタックムービー

ー 今回の「OOF/OOA」でこれだけは叶えたいと考えていたのはどういったものでしょうか?

横山さん:単純な言葉ですけど、「いい会社だな」ってみんなに感じてほしかったです。「これからもしんどいことはあるかもしれないけど、この会社で頑張りたい」って思ってもらえたら、もうそれだけで十分でした。

村山さん:頑張ってきた従業員がしっかりと報われてほしいと思っていました。今回、MVPを受賞した従業員は何年も苦節のときが続いていたので、やっとの想いで成果に繋がったというタイミングで、とにかくそれを称えたいという気持ちでした。今回の受賞者には縁の下の力持ちみたいなグループが多く、その努力が報われればという想いでした。

横山:みんな等しく努力していますが、成果に繋がってないと表彰することは難しいですからね。だからこそ、今回は個人のそういう努力や人柄にまで触れられる場にしたいと考えてました。受賞者を紹介するムービーも、関係する人たちからのメッセージなどを含めたら、1本が10分超えという長さになってしまって。MVPにはご家族からのお手紙なども収録したので20分以上のムービーになりました(笑)。

— あのアタックムービーは印象的でしたね。

横山さん:当初はもっとコンパクトなモノを想定していたのですが、関係者の想いが詰まったメッセージをどうしてもカットしたくなくて・・・。映像に出てくる人の数だけ紡いできた過去がありますし、それぞれの想いやドラマをしっかりと届けたかったので。メッセージの収集などに時間がかかってしまい、Cultiveさんには直前まで映像制作を粘っていただきました。ですが、会場の従業員一人ひとりが熱心に観てくれる良いものになったと思います。私も、本番前にもう何度も観たはずなのに当日はまた泣いてしまいました。

村山:これまでは表彰の対象にしていなかった管理職の部長やマネジャーも受賞できたのも良かったです。自身の所属グループ全体が表彰された雰囲気が出て、みんなも自分のことのように喜んでくれていたと思います。

エッセンスは引き継いで、前回を超えるイベントを目指す

横山さん:これまでのイベントでは、当日の運営に奔走していたので、当日は落ち着いて、動画(ムービー)を鑑賞することが出来なかったので、初めてじっくりと見ることができました。表彰式は特に、当時受賞者が抱えていた悩みや苦労などを思い出して感極まるものがありました。会場全体も同じように感慨にふけっている印象があって、ここまで全体が感極まっている雰囲気のイベントになったのは初めてのことです。

村山さん:そうですね。運営メンバーがあそこまで落ち着いて参加できるのは初めてでした。私たちはイベント運営のプロではないので、これまでは本当に緊張しながら臨んでいました。

横山さん:そこもCultiveさんに任せられたのはよかったです。たとえば、受賞者発表は毎回サプライズの為、1人目の受賞者発表時の登壇アテンドがうまく噛み合わなかったんですよね。それを見て「ちょっと段取りを変えたいな」と思ったときには、もうスタッフの皆さんで改善対応をされていてとても頼もしかったです。自分たちと同じようにこのイベントのことを考えて、常に良くしようと行動してくれるパートナーの存在がありがたかったですね。

ご提案いただく選択肢やクリエイティブにも、長年イベントづくりをされてきた経験を感じられて安心できました。

— これからのCultiveへの期待などがあれば伺えますか?

横山さん:今回のイベントは本当に良い時間をつくれたと思っています。その分、今後へのハードルは高くなったなと(笑)。大切なエッセンスは残しつつ、同じ形にはこだわらずに新たにブラッシュアップしていく必要がある気がします。そこも含めて引き続きディスカッションをさせてもらえれば嬉しいです。

村山さん:前回を超えるものにしたいと思ってるので、ぜひ一緒に考えていただけたらなと。今回のイベントを超えるのはとても難しいですけど、それはCultiveさんとしかできないと思っています。

横山さん:本当にそうですね。見せ方やテクニックの話だけではなくて、会社のカルチャーやストーリーに根ざして考えてくれるパートナーに出会うのが難しいですから。こちらの想いを汲んで提案をしてくださるCultiveさんには、引き続きよろしくお願いしますという気持ちです。

— メンバーに伝えたら燃えると思います(笑)。こちらこそ今後ともぜひよろしくお願いいたします!

 

オルビス株式会社
HR本部 HR企画・労務部 エンプロイーサポートグループ グループマネージャー 横山 智之さん

オルビス株式会社
HR本部 採用・人材開発部 人材開発グループ 村山 理紗さん

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