プロダクト20周年をお祝いしたスマデビ20th生誕祭へ込めた想いと背景

『「デジタルの民主化」で大企業を変革する』をコンセプトに、業務プロセスの完全デジタル化を実現するプラットフォームサービスの「SmartDB」を展開する株式会社ドリーム・アーツ様。プロダクト20周年を記念し、これまでの感謝と未来への想いを込めた「スマデビ20th生誕祭」が開催され、Cultiveでは、企画進行のサポートや当日運営までをお手伝いさせていただきました。プロダクトへの熱量をパートナーやお客様と共有できた、ドリーム・アーツ様にしかできない“らしさ”溢れるイベントに込めた想いや背景、Cultiveのサポートについてお伺いしました。
プロダクト20周年をお祝いしたスマデビ20th生誕祭へ込めた想いと背景
  • 会社名

    株式会社ドリーム・アーツ

  • URL
  • 従業員数
    約250名
  • 業種
    情報 / 通信業 / SaaS
  • 実施内容
    プロダクト「SmartDB」20周年記念イベント
  • 実施形態
    オフライン
  • 会場
    ウェスティンホテル東京
  • 参加人数
    約350名
サポート内容
  • イベント設計/プロデュース
  • 各種デザイン/アイテム制作
  • 各種映像の撮影/制作
  • 空間/卓上装飾
  • 当日運営

20周年イベントの開催目的や背景を教えてください。

馬本さん:20周年をお祝いすることはもちろん、昨年上場したということもあったので、この機会に来年につながる「布石」を打てるようなイベントを開催したかったんです。

このイベントで、SmartDBにどんな人が関わっているかを知ってもらって、僕らと「一緒に何かやりたい」と感じてもらい、サービスの盛り上がりを知ってもらえたらとも考えていました。

あとは、SmartDBには、イベント開催時点で1,300人もの方が取得してくれていた認定資格制度があって、もっと多くの方に資格を認知してもらいたいという狙いもありました。

これは僕の憶測なんですが、代表の山本は、20周年イベントで未来への布石を打ちつつ、会社のミッションである「協創」を体現したかったんだと思います。

膨大な意味合いを込めたので、その分準備にも膨大な時間がかかってしまいました。

Cultiveに依頼してくださった理由を伺ってもよろしいでしょうか。

馬本さん:今後、大規模なイベントをおこなう機会は増えると思いますが、細かいところまで代表が指示するというやり方ではスケールアップしていきません。

そこで、今回のイベントは全体の企画や重要なアウトプットのみを代表が確認して、それ以外の具体的な部分は現場で進めていきました。

その中で、外部の人を巻き込む部分は正直悩みどころだったんですが、代表に相談したときに、上場記念パーティーでもお世話になったCultiveさんにお願いしたらいいじゃないかと言われたんです。

他社候補の検討もあったのですが、上場記念パーティーでサポートしてもらったことへの信頼もあり、Cultiveさんにお願いしようと決めました。

イベント開催を決断した日から準備期間で、特に大変だったことはどんなことでしょう。

堀井さん:サービスの周年でイベントをやること自体が初めてでしたし、いろんな意味を詰め込んだ大事な節目のイベントだったので、準備に膨大な時間がかかったことですね。

私自身、この規模のイベントをウェスティンホテルでやるのも初めてでしたし、会場をどう作っていくか、そのために何をいつまでにやらなければいけないのかと暗中模索の日々でした。

馬本さん:会社としても、いろんな人と協働して作り上げていこうという方針があったので、各セクションに担当者をつけて社内体制を組んでいました。関わる人数も多かったので、みんなで同じゴールを描きながら進めて行くという部分には難しさもありましたね。

堀井さん:走りながら決めていく中で、社員をどのタイミングで巻き込んでどの範囲に責任を持ってもらえばいいのか、お願いする塩梅も難しかったんですよね。

そういう状況だったので、進行管理はもちろん、細かい部分も含めてサポートしてくださったCultiveさんの存在に何度も助けられました。

イベントの構想やこだわった部分を聞かせてください。

馬本さん:協創の体現にもつながるんですが、SmartDBというプロダクトを通して、お客さんと社員に我々の雰囲気や想いをきちんと伝えたかったんです。

僕たちが普段やっている大企業の方とのやりとりは、インテリジェンスでクレバーというよりは、お客さんとの距離感を大事に一緒に頑張っていくような泥臭い雰囲気があります。

それを感じてもらうためにも、プロダクトのポジショニングのように、ビジネスサイドとエンタメサイドどちらもミックスしたイベントにしようと思っていました。

堀井さん:参加される皆さんは、これまでさまざまなユーザー会に参加されてきたと思うので、よくあるユーザー会にはしたくなかったんですよね。

お客さんとの信頼関係を象徴できて、「あれ面白かったよね」と思い出してもらえるようなドリーム・アーツらしい会にしたかったんです。
また、これまで私たちはプロモーション目的の別のイベントで多くのお客さんに事例講演を依頼・プロデュースしてきました。そこで得たノウハウを駆使して、「お客さんが発表する内容をいかに魅力的に伝えられるか」というところにもこだわりたいと思っていました。

具体的に、どんな構成にされたのかをお話していただけますか。

堀井さん:イベントは、過去・現在・未来をイメージした3部構成にしました。

1部2部は「過去から現在」につながるようなイメージで構成し、別部屋でおこなわれた3部会場につながるホワイエには、「未来」を示唆するブースを設置しました。

1部はSmartDBの歴史の振り返りムービーを流したり、サービスのロードマップを提示したりと、SmartDBをさらに知ってもらう時間でした。

2部でユーザープレゼンと表彰式をおこない、スマデビ’s got Talentと称して、ユーザーの社員さんにSmartDBの活用の方法や熱い思いをプレゼンで発表していただきました。

3部は懇親会だったのですが、同じ会場の別部屋でおこない、3部会場へつながるホワイエ部分にはプロダクト紹介コーナーのほか、「10年後のスマデビへ」と題してゲストにメッセージを書き込んでもらえるようなメッセージボード、オリジナルキャラクター「Cello(チェロ)」のキャラクターグッズが当たるガチャガチャコーナーなど、楽しんで過ごしてもらえるコンテンツを複数設置しました。

懇親会を立食形式にすることは、途中参加のお客様も溶け込めるようにと、Cultiveさんに提案いただいたものでしたが、盛り上がりすぎてステージマイクの声も聞き取りにくかったほどでしたね。

ーユーザー会って、こんなに盛り上がるものなのかというほどの熱気を感じた会でしたね。

大盛況だったスマデビ’s got Talentの内容について教えてください。

堀井さん:2部でおこなわれたスマデビ’s got Talentは、クライアントの社員さんに、導入事例をプレゼンしていただくという企画でした。

特に印象的だったのは飲食店の方の発表でしたね。それまで属人的だった電話などの対応フローを、SmartDBを導入して改善されて、その活用方法の浸透に取り組んだという事例でした。

「やってほしいことは誰かにやってもらうのではなく、自分でやるしかない」というメッセージと、ご自身のステップアップや可能性を感じていらっしゃる表情が印象的でした。

ドリーム・アーツが提唱している「最も業務に精通している現場部門(非IT部門)の人材が自らITを活用する“デジタルの民主化”」というドリーム・アーツの考え方を体現しているプレゼンでしたね。

スマデビ’s got Talentに参加されたお客様からは、「非常に引き込まれるもので、会社ごとの課題感に合わせた解決策や、ドリーム・アーツ様のフォローアップ体制など聞いていて素晴らしいと感じました。」という感想もいただきました。

Cultiveのサポートや提案についてどう感じられましたか。

堀井さん:このイベントの「感動」というテーマをはじめ、ベースの企画はドリーム・アーツ側で考えていたので、Cultiveさんにはプランを実現していくためのサポートをしていただきました。

準備当初は、やるべきことの優先順位をつけるのが非常に難しく、さらにすべてのスケジュール感を把握しなければならなくて、かなりきつい状況でした。

でも、Cultiveさんはキャッチアップ能力が高く、キービジュアルをお渡ししてざっくりとした要素を出すだけで高いクオリティで返してくださるので、こちらでは細かい部分を調整するだけになりました。

ブースに置くお花やパネルから映像まで、すべて一人の方が監修してくださっていたので、どの創作物も想像以上にクオリティが高くて世界観が統一されていました。

また、意外に大変な「BGMの選定」もお願いしたのですが、ほぼイメージ通りでした。

馬本さん:理念や文化が強みの会社なので、外部の方と仕事すると、サービスをアピールするだけの表面的なアウトプットになる気がしていました。

ドリーム・アーツの理念や文化まで理解していただいた上でのサポートとアウトプットができる会社は、Cultiveさん以外にはないと思いますね。

堀井さん:Cultiveさんは、やりたいことの上澄みをヒアリングするだけでなく、なぜそうしたいのかと深掘りしてくれますよね。最初にオンラインで面談したとき、企画書のテーマや打ちたい布石を話したときも、かなり細かく質問していただきました。

予見を整理するような機械的な話だけでなく、まず風呂敷を広げて、何を実現して最終的にどこに辿り着きたいのかを話せたところがよかったかなと思っています。

しかも、その部分を話したのは最初だけだったんですが、他の担当者の方にもシームレスに引き継ぎされていて、コミュニケーションがスムーズで安心感がありました。

本番が終わったとき、Cultiveさんの担当者さんがすごく達成感のある顔をされていて、私と同じ熱量で走ってくれていたと感じられてすごく嬉しかったですね。

 

ーそう思っていただけて、我々もとても嬉しいです!

イベントをやってよかったと思った瞬間や、会のご感想を教えてください。

堀井さん:イベントは、途中退席者がほぼいませんでした。懇親会で、お客さん同士で盛り上がっていたり楽しんでくださっていたりする様子を見て、素直にやってよかったなと思いました。

イベント後の感想の中に、「30周年のときもきっとまだユーザーです」など、未来を見据えたコメントもあって、今回のイベントの目的が達成された気がしましたね。

馬本さん:イベントを開催したことで、お客さんの想いをより知るきっかけとなり、プロダクトに対する熱量を実感しました。

イベント当日にお客さんと関わる時間が少なかったメンバーもいたので、後にダイジェストムービーを作って全社ミーティングで上映したんです。

その場で、代表が社員にお客さんの熱気を伝え、今年一番重要な時間だったと話していました。

こういう機会はなかなかないので、イベント後の時間も含めて、イベントをやってよかったと思っています。

 

ー同じ会場にいた私たちも、ただならぬ熱気を感じていました。大切な瞬間に立ち会わせていただき、ありがとうございました!

 

株式会社ドリーム・アーツ

執行役員 マーケティング本部 本部長 馬本 高志さん

マーケティング本部 マーケティンググループ マーケティングリード 堀井 麻衣子さん

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