
こんにちは!「人と企業を幸せにする文化づくり」をサポートしているCultive(カルティブ)です!
近年、企業におけるワークショップの重要性が高まっていますが、「具体的にどんなワークショップを実施すればいいのか」「どうすれば成功につながるのか」といった疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事では、ビジネスの現場で注目を集める「ワークショップ」の具体例を紹介し、ワークショップを企画する際に役立つ情報や、成功させるためのポイントをご紹介します。ぜひ最後までお読みいただき、ビジネスにおけるワークショップの可能性を広げてみてください。
目次
- 1 ビジネスにおけるワークショップの重要性とは
- 2 ビジネスで使えるワークショップの具体例20選
- 2.1 1.GLOBAL WORK – 親子ファンミーティング
- 2.2 2. 小林製薬 – サステナビリティ社内浸透ワークショップ
- 2.3 3.ダイソン – こわしてくつくろう!親子ワークショップ
- 2.4 4.ソニー – 教育プログラム「キュリオステップ」
- 2.5 5.サイボウズ – 他社事例から学ぶ!社内運用のコツ
- 2.6 6.JR東日本 – 未来の商業施設を考えるワークショップ
- 2.7 7.NEC – 「デザイン思考」でウェルビーイングを考える
- 2.8 8.パナソニック – 少子化対策を検討するデザイン思考ワークショップ
- 2.9 9.清水建設 – 家族でつくる秘密基地
- 2.10 10.トヨタ – Toyota Technical Workshop
- 2.11 11.NTTドコモ – デジタル絵画ワークショップ
- 2.12 12.パーソルキャリア – 「はたらく」を考えるワークショップ
- 2.13 13.中小機構 – 地震・水害に対する実践的なワークショップ
- 2.14 14.EPSON – エプソンのプリンターでつくる!作家さん向けイベント
- 2.15 15.ユニクロ – 服のリメイクワークショップ
- 2.16 16.特許庁 – デザイン経営コンパスワークショップ
- 2.17 17.Sansan – Sansan Innovation Summit 2024
- 2.18 18. マリオット・インターナショナル – Good Travel with Marriott Bonvoy
- 2.19 19.無印良品 – 各店舗でのワークショップイベント
- 2.20 20.リクルート – 「心理学×デザイン」のワークショップ
- 3 ワークショップを成功させるためのポイント
- 4 まとめ
ビジネスにおけるワークショップの重要性とは
ビジネスシーンにおいて、ワークショップは単なるイベントの一つではなく、企業価値を高める重要な戦略ツールとして注目されています。その重要性について以下の2つの観点から見ていきましょう。
スキルアップ/エンゲージメント向上
社内向けにワークショップを開催する場合、まず期待されるのがメンバーのスキルアップです。
業務におけるテクニックや新たな知識を学ぶことで、仕事に生かせるスキルが身につくことが期待できます。
それだけでなく、ワークショップの内容を工夫することでチームワークやエンゲージメントの向上にもつながりやすくなります。単なる座学だけでなく、チームに分かれてのゲームや、みんなで楽しく学べるような工夫をすることで、コミュニケーションや相互理解の機会とすることもできます。
また、自社の理念やブランド価値への理解を深めることで、会社に対する愛着心を高めるきっかけとすることも可能です。
顧客へのアプローチ/ロイヤリティ向上
特に社外向けにワークショップを行う場合に期待できるのは、顧客へのアプローチです。
自社製品やサービスを紹介するようなワークショップを開催することで、特に潜在顧客に対して自社を知ってもらえる機会にできます。
すでに自社製品やサービスを知っている既存顧客に対しては、その魅力やオリジナリティをあらためて感じてもらい、新たなストーリーなどを伝えることでロイヤリティをさらに向上することも期待できます。
ビジネスで使えるワークショップの具体例20選
企業がワークショップを活用するにあたり、「具体的にどのようなワークショップを企画すればよいのか」「他社はどのような取り組みを行っているのか」といった疑問にお応えするため、様々な業界の企業が実施している特徴的なワークショップ事例を20選ご紹介します。
各企業のワークショップの目的や内容、特徴について詳しく解説していきますので、これらの事例を参考に、企業の理念、価値観、社会的課題感に基づくワークショップを企画するためのヒントとしてお役立てください。
1.GLOBAL WORK – 親子ファンミーティング
GLOBAL WORK×NESCAFEの親子ファンミーティング「楽しく学ぶエコアクション」は、エコについて楽しく学べる体験型ワークショップとして開催されました。このイベントでは、ネスカフェの紙詰め替え容器を使ったスペースシャトルの工作を通じて、環境意識を高めることを目的としています。
また、GLOBAL WORKとNESCAFEの両社は、地球環境やコミュニティを大切にするという共通の価値観を持ち、このワークショップを通じて環境保護という社会的課題に対して、実際に行動を起こすきっかけを与える場としても機能しています。
2. 小林製薬 – サステナビリティ社内浸透ワークショップ
2020年8月から開始した「サステナビリティMeetUp!」は、ESGを経営の柱とする小林製薬の企業姿勢を全メンバーに浸透させるための革新的な取り組みです。このワークショップは、完全オンライン形式で実施され、国内外のメンバーが役職や雇用形態に関係なく参加できる点が特徴的です。
ワークショップを通じて、サプライチェーンや地球温暖化、ダイバーシティなど、SDGsに関連する重要なテーマについて学び、議論する機会を得ることで、メンバーがESGを「自分ごと」として捉え、業務や製品に対してサステナブルな視点での改善提案を行うようになるなど、具体的な成果も表れています。
3.ダイソン – こわしてくつくろう!親子ワークショップ
ダイソンの親子向けデザインワークショップは、同社の「機能から生まれるデザイン」というダイソンの開発哲学を体験的に学べる教育プログラムです。理工学離れやものづくり離れが課題となる中、4歳から10歳の子どもたちを対象に、製品の解体・組立体験を通じてエンジニアリングの面白さを伝えています。
特徴的なのは、単なる製品体験にとどまらず、解体から組立、さらにはロボット制作まで、創造性を刺激する様々なアクティビティを盛り込んでいる点です。ジェームズダイソン物語の紹介から始まり、実際の製品に触れながら学ぶことで、子どもたちにものづくりの魅力や、その背景にある人々の想いを分かりやすく伝えています。
4.ソニー – 教育プログラム「キュリオステップ」
ソニーは「キュリオステップ」というワークショップを開催しています。キュリオステップでは、「おうちの中をパワーアップさせる」をテーマに、IoTブロック「MESH」とタブレットを活用し、子どもたちが創造性とプログラミングスキルを楽しく学べる機会を提供しています。
このワークショップは、個々の創意工夫を引き出し、テクノロジーを身近に感じさせる仕組みを通じて、次世代に必要な問題解決能力や協調性を育むことを目的としています。企業理念である「未来、発想、遊び、技術で人々を鼓舞すること」という価値観と結びつき、テクノロジーを通じて社会的課題に貢献するソニーの姿勢が鮮明に表れています。
5.サイボウズ – 他社事例から学ぶ!社内運用のコツ
サイボウズでは、toB向けのワークショップを定期的に開催しています。このワークショップでは、カスタムアプリの具体的な運用方法を提供することを目的としています。前半では、他社の事例を通じて成功のポイントや課題解決の方法を学び、後半のグループワークでは、参加者が自社の業務に適した運用アイデアを実践します。
このワークショップの特徴は、サイボウズの「チームワークあふれる社会を創る」という企業理念に基づき、実例に基づく実践的な学びと、他の参加者と交流しながら新たな視点を得られる点です。
業務効率化やチームの生産性向上を支援し、忙しい業務の中での課題解決を手助けする場を提供しており、社会的課題である働き方改革や業務のデジタル化推進に貢献する取り組みの一環といえます。
6.JR東日本 – 未来の商業施設を考えるワークショップ
JR東日本企画とD4DRが協力して提供する「未来の商業施設を考えるワークショップ」は、社会の環境変化やデジタルシフトが進む中で、商業施設の新たな役割を模索することを目的としています。
このワークショップの特徴は、2030年以降の未来を視野に入れた技術やライフスタイルの変化を考慮し、未来志向の講義や専門家のアドバイスや、商業施設業界に特化した独自の知見を提供します。この取り組みは、社会的課題である商業施設の価値再定義と持続可能性の追求に応えるものであり、グループ理念である「究極の安全」と「サービス品質の改革」を体現しています。
7.NEC – 「デザイン思考」でウェルビーイングを考える
NECソリューションイノベータが主催するワークショップは、大学生の自由な発想を活かし、社会課題の解決につながるアイデアを生み出す場を提供することを目的としています。テーマは「ウェルビーイングの実現」で、学生たちはデザイン思考を用いながら、多様な視点でアイデアを創出しました。
このワークショップでは、20分間耐久アイデアバトルやリーンキャンバスの作成など、実践的なプロセスを重視しており、発想力と課題解決力を高める内容となっています。この取り組みは、NECソリューションイノベータの「自らを実装せよ。技術で切り開くあなたの未来。」という価値観と一致しており、学生が社会課題を解決する力を育む場を提供することで、次世代のイノベーター育成にも寄与しています。
8.パナソニック – 少子化対策を検討するデザイン思考ワークショップ
パナソニックホールディングスと門真市が連携して実施した本ワークショップは、デザイン思考の手法を活用し、少子化という喫緊の社会課題に取り組むことを目的としています。このワークショップでは、若手課長補佐17名が参加し、ユーザー(市民)の視点に立ちながら課題を掘り下げ、幅広い解決策のアイデアを創出しました。
このワークショップは、パナソニックのイノベーション精神と行政の課題解決能力を融合させた例であり、少子化対策という社会的課題感と、企業の持続可能な未来を構築する価値観が深く結びついています。また、アイデアが次年度以降の具体的な施策に発展する可能性を秘めており、行政と民間が協働する新たなモデルケースとして注目されています。
9.清水建設 – 家族でつくる秘密基地
「ワクワク秘密基地プロジェクト 2024」は、子どもたちが自然と触れ合いながら生きる力を育むことを目的に、休耕田を活用して秘密基地を作る活動です。プロジェクトでは、子どもたちが自由にアイデアを出し、家族や地域住民と協力して秘密基地を製作することで、自然環境への理解と創造性を深めました。
この取り組みは、自然との触れ合いを通じた環境教育を推進し、子どもたちと保護者、地域社会に自然の価値を再認識させるものです。また、「地球環境に配慮したサステナブルな社会の実現」という清水建設の価値観に基づき、人と自然が共生する社会の実現という社会的課題に応える重要な一歩となっています。
10.トヨタ – Toyota Technical Workshop
トヨタの「Technical Workshop」は、「クルマの未来を変えていこう」をテーマに掲げ、新技術や全固体電池を含む電動化技術を紹介することで、持続可能なモビリティ社会の実現に向けたトヨタの取り組みを示しました。
普及版BEVから高性能EVまでの幅広いEVの選択肢を提案し、次世代電池の未来と電気自動車シフトへの新技術などを紹介しています。このワークショップは、環境課題への対応と市場競争力の強化を企業価値観と結びつけ、技術革新を通じて社会的課題解決を目指すトヨタの姿勢を明確にしています。
11.NTTドコモ – デジタル絵画ワークショップ
NTTドコモが開催したデジタル絵画ワークショップでは、学童の子どもたちが「スクラッチアート」を通じてデジタル技術を体験しました。この取り組みは、子どもの創造力や探求心を育むことを目的とし、参加者が自ら工夫しながら多様な作品を完成させるプロセスを重視しました。
デジタル教育の重要性が高まる中、ドコモの「未来ミュージアム」は、技術と社会課題(デジタルリテラシー向上)を結びつける取り組みを通じ、次世代育成に貢献しています。これはドコモのグループビジョンである「テクノロジーと人間力で新しいつながりを生み、心躍る価値創造で、世界を豊かに、幸せに。」を体現しています。
12.パーソルキャリア – 「はたらく」を考えるワークショップ
パーソルキャリアの「“はたらく”を考えるワークショップ」は、子どもたちが主体的に将来の働き方を考え、グループワークを通じて「はたらく」ことの本質を学び、主体的に未来を描いて行動する力=キャリアオーナーシップを身につけることを目的としています。
この取り組みは、パーソルグループのありたい姿である「“はたらくWell-being”創造カンパニー」に基づいており、キャリア教育の普及を目指すと社会的課題(進路選択力や生きる力の向上)に応えています。
13.中小機構 – 地震・水害に対する実践的なワークショップ
このワークショップは、「ジギョケイ」と呼ばれ、中小企業が災害発生時に迅速かつ的確に対応できる事業継続計画の実効性を向上させることを目的としています。
「ジギョケイ」では、カードゲーム形式のシミュレーションや講義を通じて、初動対応や計画の見直し方法を実践的に学びます。これにより、防災・減災の取り組みを具体化し、地域社会や従業員の安全を守るという企業の責任感や社会的価値と深く結びついています。
14.EPSON – エプソンのプリンターでつくる!作家さん向けイベント
エプソンのプリンターを活用した作家向けワークショップは、ハンドメイド作家の活動を支援することを目的としています。このイベントでは、エプソンの高性能プリンターを使い、アクセサリー台紙やラッピングペーパーを手軽に作る方法を紹介し、クリエイターの制作効率や表現力を高めるアイデアを提案しました。
エプソンの「みなさんに喜んでもらえる製品を届けたい」という開発者の思いと、個人クリエイターの「誰かに喜んで使ってもらいたい」という思いが結びつく形で、イベントは大きな成功を収めました。
こうした取り組みは、ハンドメイド作家の活動を支援するだけでなく、エプソンのブランドイメージ向上にもつながり、企業と個人クリエイターの間に新たな信頼関係を築く一助となっています。
15.ユニクロ – 服のリメイクワークショップ
ユニクロが実施した「服のリメイクワークショップ」は、「国際リペアデー」に合わせ、愛着ある服を修理し長く使う方法を伝える目的で開催されました。
青森県の伝統技術「こぎん刺し」を取り入れたこのワークショップでは、単なる修繕にとどまらず、参加者が自分だけの個性を持つ特別な一着を生み出す体験が提供されました。
この取り組みは、サステナビリティや廃棄物削減を重視するユニクロの価値観と合致しており、伝統文化の継承と環境保全の両立を目指す社会的課題への貢献とも結びついています。
16.特許庁 – デザイン経営コンパスワークショップ
特許庁が実施した「デザイン経営コンパス」ワークショップは、中小企業の経営課題解決をデザイン経営の視点から支援することを目的としています。デザイン経営とは、自社の現状を「人格形成」「文化醸成」「価値創造」の観点から見直し、事業の方向性を検討することで、事業改善や価値創出を目指すフレームワークです。
このワークショップでは、全国の企業や地方自治体など多くの団体が参加し、それぞれが抱えている個別課題に対応しながら、社会的課題や地域経済活性化とも結びつけ、特許庁が掲げる中小企業のデザイン経営の普及促進とその有効性を伝えることに成功しました。
17.Sansan – Sansan Innovation Summit 2024
「Sansan Innovation Summit 2024」のワークショップでは、管理職や次世代リーダーを対象に、実践的なビジネス手法を通じた新たな学びと発見を促します。経理部門や営業部門に特化したディスカッションを通じ、組織の課題解決や革新を目指します。
この取り組みは、「出会いからイノベーションを生み出す」というSansanのミッションと一致し、社会的課題である働き方の変革や企業成長への貢献を目指したものです。
18. マリオット・インターナショナル – Good Travel with Marriott Bonvoy
『Good Travel with Marriott Bonvoy』は、環境保全・地域活動・海洋保護の3つの軸に基づき、旅行者が地域社会や自然環境と深く関わる体験を提供するプログラムです。
地域課題解決を目的とした活動に加え、アートを通して環境意識を高める取り組みを実施しています。
これは、サステナビリティを重視するマリオットの企業価値観と連動し、プラットフォームである「Serve 360:あらゆる角度からの社会貢献」を体現しています。
19.無印良品 – 各店舗でのワークショップイベント
無印良品が各店舗で開催するワークショップイベントは、地域住民とのつながりを深め、地域の課題解決や生活文化の向上を目指す取り組みです。内容はDIYやハンドメイド体験、地元食材を使った調理教室など多岐にわたり、地域特性を生かしたプログラムが特徴です。これは「感じ良い暮らし」を提案する無印良品の価値観と一致し、地域活性化や持続可能な社会の実現という社会的課題の解決に貢献しています。
20.リクルート – 「心理学×デザイン」のワークショップ
リクルートが実施した「心理学×デザイン」のワークショップは、行動経済学を活用したプロダクト改善の手法を実践的に学ぶ場を提供しました。ユーザーの行動変容を目指すデザイン手法を体験し、心理的障壁を解消するためのプロセスを参加者が共同で議論する形式が特徴です。
ユーザー視点のプロダクト開発を推進するこの取り組みは、リクルートの企業理念である「新しい価値の創造を通じ、社会からの期待に応え、一人ひとりが輝く豊かな世界の実現を目指す」という価値観と結びついています。
ワークショップを成功させるためのポイント
各企業の具体的な事例から得られた、ワークショップを成功に導くためのポイントをご紹介します。
ワークショップの目標を明確にする
ワークショップの成功には、明確な目標設定が不可欠です。ブランドの認知度向上、新規顧客の獲得、市場ニーズの把握など、具体的な目標を定めることで、効果的な戦略立案が可能になります。
目標設定の際は、定量的な指標(参加者数、満足度スコア、商談化率など)と定性的な指標(参加者からのフィードバック、業界での評価など)の両方を設定することが理想的です。
例えば、「3ヶ月以内に参加者の20%との商談を実現する」「参加者満足度90%以上を達成する」といった具体的な数値目標を立てることで、チーム全体で成果を共有しやすくなります。
企業価値とマッチさせる
ワークショップを通じて企業の価値を効果的に伝えるには、内容の一貫性が重要です。参加者に企業の専門性や強みを印象づけるため、ワークショップのテーマ選定から進行方法まで、すべての要素を企業のコアバリューに沿って設計しましょう。
例えば、技術系企業であれば最新技術のデモンストレーションを含めたハンズオン形式のワークショップ、コンサルティング企業であれば、実践的な問題解決手法を学べるインタラクティブなセッションなど、企業の特徴を活かした企画が考えられます。
特に重要なのは、参加後のフォローアップです。ワークショップで得られた気づきや学びを実践に活かせるよう、個別のフィードバックセッションや実践的な課題の提供、オンラインコミュニティでの継続的なサポートなど、フォローアップ体制を整えることで、企業の理念や価値観を深く理解してもらうことができるでしょう。
マーケティング戦略に活かす
ワークショップは単なるイベントではなく、効果的なマーケティングツールとしても活用できます。参加者の属性データ(年齢、職業、興味など)を収集・分析することで、より精緻なターゲティングやコンテンツ開発が可能になります。
また、参加者限定の特別オファーを用意することで、商談や契約につなげやすくなります。例えば、ワークショップ参加者向けの特別価格設定、無料トライアルの提供、コンサルティングサービスの割引など、参加者特典を設けることで、次のステップへの移行を促すことができます。
さらに、参加者からのフィードバックを製品開発やサービス改善に活かすことで、より顧客ニーズに即したビジネス展開が可能になります。アンケートやインタビューを通じて得られたフィードバックは、マーケティング戦略の重要な基礎データとなります。
パートナーシップを活用する
効果的なワークショップ運営には、パートナーシップの活用も有効な手段となります。例えば、同業他社や関連企業とのコラボレーションにより、より幅広い知見や異なる視点を取り入れることができ、参加者に多様な価値を提供できます。
また、地域イベントやSDGs活動との連携は、社会的責任を果たしながらブランドイメージを向上させる絶好の機会となります。例えば、地域の教育機関と連携した人材育成プログラムや、環境保護団体と協働したサステナビリティワークショップなど、社会貢献と事業成長を両立させる取り組みが可能です。
さらに、業界のインフルエンサーやエキスパートをゲストスピーカーとして招くことで、ワークショップの魅力と専門性を高めることができるでしょう。こうした外部パートナーとの協力関係を築くことで、単独では実現できない価値提供が可能になります。
まとめ
ワークショップは、企業と顧客との関係性を深め、ビジネスの成長を促進する重要な機会です。
ご紹介した20の事例からもわかるように、ワークショップは単なるイベントではなく、企業の成長戦略の一環として位置づけることで、より大きな成果を期待できます。
また、参加者の声に耳を傾け、継続的な改善を行うことで、企業の持続的な成長を支える重要な基盤となります。パーソナライズされた現代社会において、ワークショップを通じた双方向のコミュニケーションは、ますます重要性を増していくでしょう。
今回、ご紹介した事例やポイントを参考に、御社らしいワークショップを企画・実施していただければと思います。ワークショップの企画や運営について、さらに詳しいアドバイスが必要な場合は、ぜひCultiveにご相談ください。私たちの経験とノウハウを活かし、御社のワークショップ成功をサポートさせていただきます。
この記事を書いた人

小名木 直子
Producer
オリジナルウェディングのプロデューサーとして多くのイベント企画に携わる。小人数〜200人規模のイベントを得意とする。職場の中でどれだけ心が動く瞬間があるかで人生の幸福度が変わることを実感し、多くの人にCultiveのサービスが届くようWEBサイトの監修も担う。
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