みんなが、リアルで集まる意味を──
30周年と社長交代という歴史の1ページ
── 今回のイベントの位置づけや、開催の意義について教えてください。
石井さん: まず、創業からの30年間の歩み、そこにある感謝と物語を社員と分かち合いたかったというのがあります。ただ、それと同じくらい重要だったのが、創業社長から新しい社長へと引き継がれるという大きな変化を全員がしっかりと受け取り、新体制になったグループのこれからの成長をイメージできる一日にする、というものでした。
村野さん:以前は全グループの社員が集まるような機会もあったのですが、コロナ禍などの影響もあって、全員が一堂に会するのは6〜7年ぶりという状況でした。各地域ごとのオンラインイベントは継続していましたが、一つの会場にリアルで集まるというのは本当に久しぶりのことでした。その間に社員数も増えていたので、全社的な一体感を醸成するという意味でも大切な機会になると捉えていました。
石井さん: 「全員がリアルで集まることの意義」を感じてもらえる場にしなければいけない、というプレッシャーはありましたね。
イベントが終わって会場の扉を出るときに、参加した一人ひとりがワクワクできていたり、この会社に入って良かった、明日から頑張ろうと、何か一つでもプラスの感情を持って帰れるようなイベントにしたいと考えていました。
「150点を目指すためのパートナー」
確信できたコンセプト提案
── 今回のイベントの軸となったのが「Stay Human, Go Future」というコンセプトでしたね。
村野さん: はい。最初にこのコンセプトをご提案いただいたときは、まさに心が震えました。これまでは私が社内イベントのコンセプトを立てて企画していたのですが、通常業務と並行していく難しさも感じていました。今回、Cultiveさんからコンセプトや企画をご提案いただいて、私たちがこれまで大切にしてきたものや、これからも守り続けていきたい想いを見事に言い表していると思いました。「この人たちとだったら、すごいものができそうだ」と直感しました。
── そこから、今回のパートナーとしてCultiveを選んでいただいたのですね。
石井さん: そうですね。元々私たちはパートナーさんにすべてをお任せするのではなく、自分たちもつくる側に入りたい会社なんです。自分たちの手づくり感も大切にしつつ、プロとしてのアドバイスをいただきながら進めたいという想いがありました。
ご提案を受けたときに「みんなの心を動かしたい」というCultiveさんの強い想いを感じ、ここなら寄り添っていただけるんじゃないか、と思えたのが決め手だったかもしれません。あとは、村野からの熱い推薦ですね(笑)。
村野さん:「今まで通りのやり方でも100点は出せます。でも、Cultiveさんとなら120点や150点を目指せます」と言って、他のメンバーを説得しましたね(笑)。

記憶に刻まれたシーンを、
次世代へ語り継ぐ“資産”として
── イベントの中で印象的だったシーンはありますか?
石井さん:個人的に嬉しい誤算だったのは、第2部で行われた若手社員による「パネルディスカッション」でした。当初は、1,000人の観衆にとって見応えのあるコンテンツになるだろうかと心配していたんですが、創業社長がパネラーに混ざっていたこともあって、若手社員たちの野心あふれるトークが引き出せました。イベント後のアンケートでも「若い頃を思い出した」「負けてられないと思えた」という感想が多くて、先輩社員にとっても刺激的な時間になったと思います。
村野さん: 企画段階では成立するか不安でしたが、Cultiveさんと壁打ちをしながら進められたおかげで大成功で終われたと思います。
石井さん: また、創業会長から新社長へのバトンタッチの瞬間も素晴らしかったです。創業からの想いや歩みを創業社長が語り、次に新社長が登壇して未来について語る。舞台上で二人が交代する際に、創業者が後継者と握手をして、バトンを託して降壇する。あの場にいた全員の心に深く残るシーンだったと思います。それまでは漠然としたイメージであった「経営者交代」という変化を、全員がはっきりと認識して、これからに向けて気持ちが切り替わるきっかけになったと思います。
村野さん: ヒストリームービーも印象的なものになりました。30年前の創業当時の想いやエピソードなど、今ではほとんどの社員が知らないような歴史をあらためて共有することができたと思います。会社が成長してきた過程と乗り越えてきた苦労を知り、「自分たちはさらにここから先に行くんだ」という想いをより強固にできた気がします。映像を見ながら涙を流す社員も多くて、最後までこだわってよかったと心から思えました。
── 会社の物語を分かち合い、社員がそのDNAを受け継ぐことは今後のためにも重要ですよね。
村野さん: そうですね。実は当日配布した30周年パンフレットを、そのまま採用活動にも活用しているんです。内定者にお渡しして、冊子のQRを読み込むと当日のイベント模様を納めたムービーがARで流れるという仕掛けです。会社の雰囲気を知っていただく上でぴったりな素材だと思いますし、イベントで社長や社員たちが語った言葉も収録されているので、会社の想いも知っていただけると思います。
── 今後も会社を語り継いでいく上で欠かせない資産ですね。
村野さん:はい。 イベントなどの機会に増幅された感情やストーリーをその場限りのものにせず、その後も伝え続けていくことは大切だと思います。

「やってよかった──」
終演後に込み上げた心震える喜び
── プロジェクト中にご自身の心が震えたような出来事はありましたか?
村野さん:イベントが終わった瞬間が一番、心が震えた気がします。Cultiveさんと一年がかりでやってきて、ドキドキワクワクしながら当日を迎えて、本番後はやり切ったという気持ちが強かったです。すでにそのときには社員に満足してもらえたという実感もあったので、「良いイベントができた」「やってよかった」という気持ちで涙が出ました。
石井さん:設営された会場を見たときと、イベント終了直後はやっぱり感動しました。村野や事務局メンバーの頑張りを間近で見てきただけに、特に終わったときの感慨は大きかったです。
ただ、個人的には、私たちに寄り添ってくださるCultiveさんに感動しました。本番のイメージが深まるにつれてこだわりたいところも増えるもので、締切を過ぎてから「もう少しだけ」というお願いをすることも多かったと思います。それでも、「せっかくのイベントだからやり切りましょう」と言ってくださって、最後まで寄り添っていただけたことが本当に嬉しかったです。
村野さん:本当に、私たちがやりたいと思うことを否定せず、ベストな形にしていただいたと思います。
石井さん: 最後の方では「パートナーさん」というよりも、Cultiveさんも社内の人というか、イベントを一緒につくっている仲間という感じでした。なかなかそういう関係性にはなれないと思うので、それこそがまさに心震えるような感覚でした。一緒に「いい仕事」をさせていただいたな、と思っています。
── そのようなお言葉をいただけて光栄です。皆さんの想いに触れて、私たちにとっても心が震える期間でした。本日はお時間をいただきありがとうございました!
プロフィール
石井 心平 さん スターティアホールディングス株式会社 執行役員 CHRO 人事総務部 部長
村野 洋平 さん スターティア株式会社 人材開発部 部長









