シーユーシー・ホスピス様 エピソードキャンバス インタビュー

「『前を向いて生きる』を支える。」という理念を掲げ、ホスピス型住宅運営を軸に、訪問看護、訪問介護、居宅介護支援、居宅介護および重度訪問介護事業所の運営に取り組まれている株式会社シーユーシー・ホスピス様。 重い疾患や障がいがあっても、誰もが自分らしく前を向いて生きられるように、働く皆さんはご入居者様に寄り添い続けています。ご入居者さまに心から寄りそう現場のエピソードを共有することで、改めて自分達の仕事に誇りを感じられるように、と始まったのがエピソードキャンバス。全国の各施設から、理念を体現したエピソードを募集し、グランプリを決めるというオンラインイベントです。 参加者の満足度も過去最高となった今回のイベントについて、プロジェクトの裏側やCultiveのサポートについてお伺いさせていただきました。
シーユーシー・ホスピス様 エピソードキャンバス インタビュー
  • 会社名

    株式会社シーユーシー・ホスピス

  • URL
  • 業種
    ホスピス型住宅、訪問看護・介護事業所の運営
  • 従業員数
    1516人(2024年5月末時点)
  • 実施内容
    エピソードキャンバス
  • 実施形態
    オンライン

 エピソードキャンバスは、CUCホスピスの皆様にとって、どのような想いのあるイベントなのですか?

 

鎌苅さん:ホスピス型住宅は、医療的処置や緩和ケアが必要ながん末期、パーキンソン症関連疾患、筋萎縮性側索硬化症(ALS)など、高度医療が必要な症例の方を積極的に受け入れ、自宅のように安心して過ごせる住まいです。私たちは、そのようなご入居者様に対して、疾病による苦痛を緩和するだけでなく、自分らしく前を向いて生きられるように、医療的なケアに限らず、“人”として何を望まれているのか、ということをとても大切に向き合っています。

そういった想いで働く中で、現場には本当にご入居者様に寄り添ったエピソードが溢れているんです。まさに理念を体現しているようなエピソードを、一現場だけでなく、みんなで共有することで、改めて自分たちの仕事に誇りを持ち、自分たち自身も前を向いて働いていこうと思えるように、と始まったイベントです。

人の最期に向き合う仕事なので、時に苦しくなることもあるんです。そんな時に、各施設ではどのようにご入居者様に向き合い、「『前を向いて生きる』を支える。」を実現できているかを知ることができるのは、とても励みになっています。

— 今年エントリーされたエピソードをいくつか拝見したのですが、本当に心が震えるようなエピソードばかりで、ここまでご入居者様に誠実な施設があるなんて、と感動しました。

Cultive(カルティブ)がお手伝いさせていただくようになって2年目になりますが、元々は内製でやっていらっしゃったんですよね。パートナーを外注することになったきっかけを伺えますか。

鎌苅さん:エピソードキャンバスの元になるイベントを始めたのは、6年前になります。Cultiveの皆さんにサポートしてもらうようになったのは5年目からですが、それまでは内製で運営をしていました。当時は、約500人規模のイベントを人事部の2〜3人で担当していたので、通常業務を抱えながらイベントを運営するメンバーの負担が大きくなってきたことが、外注する大きな理由の一つです。

— 500名規模のイベントを人事2〜3名の方での運営は、すごいですね!

鎌苅さん:当時は「自分たちの手で作るぞ!」というようなベンチャーらしい時期だったと思います。

イベント規模も段々と大きくなる中で、担当メンバーからは「ずっと私たちがやるんですか?」と言われることもありました。(笑)

メンバーの負担を削減する以外にも、外注のメリットが大きいと感じていたんです。

当然プロに任せた方が、自分たちだけでイベント作りをするよりも確実にクオリティがあげられる。さらに、社内の担当者が変わったとしても、同じプロデュース会社さんに継続的にサポートしてもらうことで、イベントのクオリティを保つ、もしくはアップデートし続けられるというメリットを感じ、外注に至りました。

今回のエピソードキャンバスは、岡田さんが初めてイベントの担当となられたんですよね。私達がいることで、お役にたった部分はあるでしょうか。

 

岡田さん:そうなんです。元々CUCグループに勤めてはいるのですが、CUC ホスピスは、配属となってまだ半年でした。エピソードキャンバス自体初めてという中でイベント担当となったため、企画やスケジュールを考える上で、なかなか全体の見通しがイメージできず、難しさを感じていました。

そういった中で、Cultiveの皆さんが全体のタスクを整理してWBSを作ってくれたり、イベントで使用する制作物も具体的なイメージ画像と一緒に提案をしてくれたり、動画提案では絵コンテをつけてくれるなど、ビジュアルとセットでイメージが沸くよう進めて下さったことが、とてもありがたかったです。

CUCホスピス以前からCUCグループでのお仕事でCultiveの皆さんとは2年ほどお付き合いがあるので、知り合いのお兄さんがいてくれるような感覚で、とても相談しやすかったです。

— 私たちは昨年からお手伝いさせていただいているので、その経験がお役に立ち嬉しいです。その他に、私たちがお手伝いに入らせていただくようになり、変化を感じる部分はありますか?

鎌苅さん:イベント内で流す動画のクオリティが圧倒的に上がりましたね。完成前の動画チェックで泣けるほどでした。元々動画も自分たちで作っていたのですが、どうしても作り手側の伝えたい想いが強くなり、受け取る側の視点が抜けがちでした。Cultiveの皆さんは、イベントに対する我々運営側の想いを汲んだ上で、見る人に何を伝えたいかをシャープにし、受け取る側の視点を軸に構成を考えてくれたので、受け取る人の心に刺さる動画になりました。

これは動画に限らず、イベント全体についても言えることですね。運営側の意図だけでなく、参加者視点を持って進行やコンテンツを提案してくれるので、内製の時とはアプローチが真逆で、参加者の心に響くイベントになったと感じています。

— 私たちは企業の皆様が大切にしているメッセージをクリエイティブとして目にみえる、手に取れるカタチにして伝えることをとても大切にしているので、その点でお役に立てて光栄です!

鎌苅さん:こちらの言語化しづらいイメージを、うまく汲み取って形にしてくれるのがCultiveの価値だと思っています。

イベントをスポットの企画として考えるのではなく、CUCホスピスというブランドや事業、サービス、そこで働く人やお客様の理解をした上でイベントを企画してくれているので、ブレない一貫性があるのがありがたいです。

今回のイベントは、参加者の満足度がNPSで50を目標としていたところ、大きく上回って69という素晴らしい結果でしたね。ここまで目標を大きく上回った背景はどんなところにあるのでしょうか?

岡田さん:実は4年目までは、満足度が下がっている時期もあったんです。ここ数年は上がる傾向にあったのですが、今回は特に大きく伸びました。理由としては、本社が一方的に作るイベントではなく、各施設の皆さんと一緒に作り上げたイベントだと、一体感を感じてもらえたことが大きいと考えています。

— 現場の皆様にも一体感を感じてもらうために、どのような工夫をされたのですか?

岡田さん:各施設で理念体現をしたエピソードをオンライン上で発表してもらうのですが、医療現場で働くスタッフの方には、パソコン操作が苦手な方もいらっしゃいます。そのような方には、Zoomの繋ぎ方やスライドの送り方を一緒に確認するなど、細かなサポートに取り組みました。おかげで、学園祭の準備をしているような感覚で、みんなで作っているイベントだと感じられたと思います。

鎌苅さん:コンテンツとしても、去年はエピソードの発表だけでなく経営メッセージを入れていたのですが、今年はより現場にフォーカスするために純粋にエピソード発表のみにしたこともあり、100%現場のイベントであると感じてもらえたことも大きかったと思います。

岡田さん:Cultiveさんからご提案いただいて施設へ配送した応援グッズも大好評で、盛り上がりましたね。当日、視聴してくださっている皆さんも画面をオンにして、自分の施設を応援してくださり、能動的にイベントを楽しんでいる姿が画面からも伝わってきました。

鎌苅さん:Cultiveさんにプロデュースに入ってもらったことで、イベントのクオリティが高くなったことも大きく影響していると感じています。

— 満足度の結果に貢献できたと思うと、光栄です!

全体を通して、Cultiveはパートナーとしていかがでしたか?

岡田さん:企画を進める際、前提条件や組織の風土を改めて伝えなくても、皆さんが理解してくれているという安心感があります。ご提案いただいた内容に対して「もう少しこうしたい」と伝えるだけで、きちんと我々の価値観や理念に沿った新たな提案をしてくださる。これは、Cultiveの皆さんでないとできないことだと感じています。阿吽の呼吸で伝わるというか。

鎌苅さん:皆さんにご提案いただいたものは、自社から出た意見かと思うほど、同じチームとしての目線を持ってくれていると感じますね。例えば、エピソードキャンバスにエントリーされた全てのエピソードを、絵コンテをつけて内容をまとめたアルバム作りをご提案してくれたことがありましたよね。実際制作し全施設に配りしましたが、どこの施設に行ってもこのアルバムが大好評で、アルバムを読んで泣いてくれるメンバーもいるほどのものになりました。

同じチームメンバーとして一緒に取り組んでいるからこそ、良いイベントが作れている。社名が違うだけで、パートナーとして同じ目標に向かってずっと一緒にやっていく仲間だと思っています。

岡田さん:動画撮影に同行していただいている時も、施設のご入居者様が「マヨネーズ取って」と言うと、撮影していた方がすぐ取りに行ってくださる、ということがあって(笑)。そういうホスピタリティを持っている方ばかりだと感じてます。ただ動画撮影をするスタッフとしてではなく、CUC ホスピスのメンバーとしてその場にいて下さっていますよね。

鎌苅さん:きっと貴社は採用の時点で、“ 他者に喜んでもらうことが自分の喜び ”と感じる方しか採らないと決めてるんだろうと感じます。

打ち合わせやイベント終了後の打ち上げでも、ものすごい盛り上がってくれますよね(笑)。そんなところも含めて、常に一緒にこの場を楽しもうと思ってくれているのが伝わっています。

— プロジェクトメンバーは、CUCホスピスさんの一員だと思って関わっているので、そう感じていただけて嬉しいです!

最後に、今後のCultiveに期待することはありますか?

鎌苅さん:エピソードキャンバスにおいては、去年より今年、今年よりも来年と、どんどん磨き続けないといけないと思っているので、そこを一緒に考え続けてくれるパートナーでいて欲しいと思います。

また、今後イベントの担当者が変わってしまったとしても、Cultiveの皆さんがいてくださることで、高いクオリティが保たれることがとても嬉しいと思っています。

岡田さん:そうですね。より高いクオリティが求められている中で、社内の発想や視点だけだとどうしても越えられない壁があると思います。色々と意見をいただきながら、この先も「チャレンジできそう!」と思えるようなご提案を期待しています。

クリエイティブパートナーであるスペサンさんと一緒なら、NPS70という高い目標も乗り越えられるだろうと思っています。

ーこの先もホスピス様への深い理解と同じ目標を持ち、信頼して任せていただけるチームメンバーとして、常に進化し続けるイベント作りをサポートしていきます。今年も素晴らしい機会をありがとうございました!また来年もよろしくお願いいたします。

株式会社シーユーシー・ホスピス

執行役員 支援本部 本部長 鎌苅 亮介(かまかり りょうすけ)さん

人事部 広報担当 岡田 紘平(おかだ こうへい)さん

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